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2012年6月17日 (日)

落語につぶやき 163~三人旅

昨日の黒門亭で聞いてきた小里ん師匠の「三人旅」。
場面は後半の「鶴屋善兵衛」から「おしくら」だったのだけど
「三人旅」は出発からいろいろな場面のある長い噺でもあり、
落語事典で調べ、全体を整理してみることにした。
無尽が当たり、その金を使う工夫はないかと相談の結果、
京見物に友達三人で旅に出ようと江戸を発つ。…「発端」
神奈川宿に入り、客引きに宿をすすめられるけれど
ひとりが義理のある宿に行くといいだし、去年の大山詣りで
粋な女が…今夜、自分のところへ忍んで来いと約束したが、
すっかり酔っぱらって寝込んでしまい、目覚めたら朝だった。
せっかくだから…そっと廊下を這っていったが、
夜暗いときに行くから「夜這い」で…朝這って行ってどうする。
お前は飯盛女にお膳を据えられたんだ。もっともその家が
「大米屋」といった。…「朝這い」「神奈川宿」
小田原の近くへ来るとひとりの足にマメができて、
馬子にすすめられて、三人は馬に乗る。
そのうちの一頭がビッコ馬で…コックリコックリお辞儀しながら
こういう馬は大人しいだろうというと一日一度は客を谷に放り込む。
そろそろ疳を出す…降ろせ降ろせと…そうこうしているうちに
小田原宿に着き、宿は「鶴屋善兵衛」だが、どこだかわからず、
字も読めず、困っているところへ鶴屋の客引きにうまくぶつかる。
ひとりが飯の前に風呂に入ってくると…今日はいい湯だ。
でも入り方が難しい。どう入るんだ?逆さに入る。…「鶴屋善兵衛」
その晩、おしくらを買おうということになった。「おしくら」とは
この土地の言葉で客を取る女のこと。ところが三人のところに
女が二人しかいないという。それでは年寄りの比丘尼さんでは…
ということになり、粋者あがりだが、亭主に死なれて比丘尼になった。
死んだ亭主がお前にそっくりだとひとりを騙して、比丘尼を押し付ける。
翌朝、宿を発つとき、他のふたりは女に油でも買えと小遣いをやるが
お前もやれとすすめられ、仕方なく比丘尼に…少ないがこれをやる。
油でも買って…毛がねえな…仏壇に灯明を上げてくれ。…「おしくら」
「祇園会(祇園祭)」はこの続きで三人旅の京見物だそうである。
三人は京都で女郎買いにこり出して、半月ばかりで…
懐はすっかり心細くなり、ふたりは江戸へ戻ってしまうが、
留吉だけが伯父さんのところに厄介になって、京都に残った。
そこからお馴染みの茶屋に上がって祇園祭の見物となり…
互いに京自慢、江戸自慢になって、大喧嘩となるわけだ。

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