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2012年8月30日 (木)

落語につぶやき 174~青菜 1

「青菜」のマクラというと必ず決まっていて、蜀山人の狂歌で
「庭に水 新し畳 伊予簾 数寄屋縮みに 色白のたぼ」
「西日さす 九尺二間に ふとっちょの 背なで子が泣く 飯(まま)が焦げつく」
という「涼しい」のと逆に「暑い」のと…それぞれのイメージが語られるのだが、
小満ん師匠の「青菜」を聞くと…「涼しさの 指図の見える 住まいかな」
という芭蕉の句も加わって、これがまた実に味わいなのである。
「指図」というのが「言い付けをする」という意味ではなくて、
実は設計図のことであるらしい。まあ、家の間取りと考えればいいか。
日本家屋における夏を涼しく過ごす…建築上のいろいろな工夫というか。
でも小満ん師匠はそれでは面白くないと…お宅にお邪魔したときに
庭に水を打つとか…縁側に簾を吊るすとか…風鈴の音色ひとつで
涼しさを感じられるのが日本人の感性なのであり、
その家の客への心遣いが見えるのはうれしいもの…という
そのようにとりたいと…夏もこうなら風情があるのだが…本当に暑い。

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