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2012年11月20日 (火)

落語につぶやき 183~三井の大黒

昨日の柳家小満んの会で聞いてきた「三井の大黒」。
今年の締めくくりとなる一席がこの噺というのは、
運慶作の恵比寿様と左甚五郎作の大黒様で
一対の恵比寿大黒が揃ったというのでおめでたい!
聞いていて幸せな気持ちになるというのが大きいと思うのだけど、
私は噺がわかっているときは、その前はなるべく聞かないようにして、
「三井の大黒」も…実はすごく久しぶりだったのだが、
これまであまり意識したことがなかった…この噺の季節感、
実は年末の噺だったのだ。江戸の大工は年末に
小遣い稼ぎに踏み台や梯子などを作って、市で売った…という。
それで棟梁の政五郎から…ぽんしゅう(甚五郎)も彫り物が得意ならば、
恵比寿大黒の像でも彫ってみたらどうだ…と勧められるのである。
甚五郎はそこで…以前に京の伏見にいたときに…江戸の越後屋から
運慶の恵比寿様と並べる大黒様を頼まれていたことを思い出す。
ついに仕事に取りかかり、年の暮れに立派な大黒様が彫り上がった。
新しい年は、恵比寿大黒が揃って、ますます商売も繁盛という
やはりおめでたい噺なのである。実際はそれほど季節を意識しなくても
一年を通して楽しめる噺ではあるのだが、ちょっと気にしてみると…
また違った情景も広がって、さらに魅力的なのである。いい噺!

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