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2012年11月14日 (水)

マレイ・ペライア 7

先日はエミール・ギレリスとアマデウス四重奏団の共演による
ブラームスのピアノ四重奏曲第1番(1970年録音)を聞いたが、
アマデウス四重奏団は1986年にマレイ・ペライアとも録音しており、
今日は久しぶりにそのCDをひっぱり出してきて、聞いてみている。
1986年6月29日から7月1日にロンドンのヘンリーウッド・ホール。
ヴィオラのピーター・シドロフが1987年に亡くなってしまったため
アマデウス四重奏団は活動を停止して、最後の録音ともいわれた。
その後、アルバン・ベルク四重奏団とのジョイントで実現した
ブラームスの弦楽六重奏曲の2枚のCDもあるのだが…
ペライアが非常に丁寧に弾いている印象で、その辺はもちろん…
まさにペライアならではの魅力といえる部分ではあるのだが、
ギレリスの強烈な存在感と比べると…弦楽との一体感、調和であり、
より室内楽的な仕上がりで…本来はこちらの方が好ましいということであろう。
しかし剛と柔を自在に使い分け、極めて幅広い表現を聞かせたギレリスを思うと
どうしてもペライアは一本調子な印象もある。私は大のペライア好きなので、
そこまで悪くいうこともないのだが、より自然体な演奏ということか。
アマデウス四重奏団も1960年代のような豪快な押しはなくなっているので
老練な味わいが特長として、その辺を聞かないといけないのだけど
1970年のギレリス盤に続いて聞くのは、ちょっと分が悪かったようだ。

CBS MK42361

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