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2012年11月 2日 (金)

エミール・ギレリス 8

昨日のベートーヴェンと同じときの録音で
1975年夏のフィンランド…トゥルクでの演奏だが、
ブラームスのバラード作品10と幻想曲集作品116。
1975年8,9月にトゥルクのコンツェルトハウスで収録。
実はギレリスのこれらの録音は昔から大好きな演奏で
何度も何度も繰り返し聞いてきたブラームスであるのだが、
バラードと幻想曲集という…それぞれが協奏曲の余白に収められ…
最近では、ピアノ四重奏曲の後半がバラードであったりもして、
今日は元の形の再現で…この組み合わせで聞いてみている。
精妙な響きのコントロールでこの上なく緻密なブラームスであるが、
基本的には情熱を抑え、静寂の奥深くに一歩ずつ歩み寄っていく…
透明で…冷たく、色彩のないモノクロな世界、これが何とも美しい。
一方で幻想曲集に関しては、三曲のカプリッチョがあるので
こうした急速な音楽では、ギレリスの独特な切れ味も鮮やかに…
静と動のコントラストが見事である。奥行きのある空間に感動。

CDR801

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