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2012年12月17日 (月)

落語につぶやき 186~忍三重

昨日の黒門亭で聞いてきた小満ん師匠の「忍三重」だが、
落語事典で調べたところ…載っていない。
ということは…もしかしたら…落語以外の物語を下地にして
小満ん師匠が落語に仕立てた噺なのかもしれない。
この点については、機会があったら師匠にお聞きしてみたいと思う。

まずは「忍三重(しのびさんじゅう)」って、何?ということだが、
歌舞伎のことはわからないので…あまり踏み込まない方が身のためで
暗闇の場面で静かな探り合いの「だんまり」という所作のときに…
三味線のみで演奏する下座音楽のことだそうである。
チチチチチ…と「ひぐらし三重」ともいわれるそうで。

あらすじだが、越後から越中へ向かう途中の北前船で
柏崎の荒浜から荷物に紛れて乗り込んできた旅芸人夫婦が捕まり、
助けたのが越後の今町(直江津)からの客で…粋な芸者のおちょうさん。
越中富山で興行中の嵐伝三郎という花形役者を追いかけてきた。
おちょうさんの口利きで旅芸人夫婦も…嵐伝助という名前をもらって役者に
そしておそのさんもまた三味線が弾けるというので下座の手伝いをする。
しかしその頃、江戸では天保の改革がはじまり、富山でも芝居興行は差し止め。
嵐伝三郎は江戸に戻って一からやり直すと…伝助、おそのと一行は旅に出る。
しかし飛騨高山から峠を越えた日陰村でおちょうさんが病に倒れ、
伝三郎はおちょうさんのことを伝助とおその夫婦に託し、先に江戸へと旅立つ。
伝助は高山の盛り場で鍛冶屋橋に出掛けては、ひとり芝居で金を稼いできたが、
季節も冬になり、雪が降り出すと大道芸もできないからと…泥棒で稼ごうと…
嵐伝助という役者の端くれ、芝居の泥棒で稼ごうと魚七という料理屋の勝手口に入る。
おそのさんの紙張り破れ三味線の忍三重に合わせて、「鎌倉山宝蔵破り」の趣向で
泥棒に入ったが、すると魚七の主人が喜んで…家の者、店の者をみな料理場に集め、
料理やご祝儀、酒も振る舞ってくれ…芸が身を助ける…芝居の泥棒「忍三重」の一席。

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