« 南西ドイツ放送交響楽団 | トップページ | 三田落語会 扇遊・権太楼 »

2012年12月 4日 (火)

チューリヒ・トーンハレ2009/2010

デイヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団による
ブラームスの交響曲全集より今日は第1番を聞いている。
2010年4月14,15日にチューリヒ・トーンハレでライブ収録。
ずいぶん前に買ってきて、長らく置いてしまったのだが、
評判になったジンマンのブラームスをいよいよ聞きはじめた。
このスムーズな流れは、やはり一番の特長であると思うのだけど
音楽の進行を妨げるものが一切ない…澱みなく流れる…という点でも
極めて自然体な表現であるということがいえて、その辺は魅力でもあり、
ドイツ的な重厚な演奏とは対極にあるというので、好みはわかれるのか?
私は基本的にこの手の解釈は肯定的であり、爽やかで快適な仕上がりは
大いに歓迎するのだが、でも一方で重いブラームスが聞きたい…という
そういう気持ちも復活してきているのは実感としてあるので、やはり軽く薄い。
しかしこの透明感は、評価したいところでもある。昨日のギーレンと比べると
刺激となる荒々しさや力強さもジンマンの場合にはそれほど強調されないので、
とにかく滑らかにすべてを整理整頓して、完璧な平衡感覚を整えたいのであり、
聞いていて、音楽に飲み込まれるという感動は存在しないのである。
つまらないということもないが、特別にどうということも起こらないし、
とことん平均点を追及して、ズレのないところを突いていくと
こうなるのではないか。まさしく現代のスタンダードというべき存在である。

RCA 88697 93349 2

|

« 南西ドイツ放送交響楽団 | トップページ | 三田落語会 扇遊・権太楼 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/56253101

この記事へのトラックバック一覧です: チューリヒ・トーンハレ2009/2010:

« 南西ドイツ放送交響楽団 | トップページ | 三田落語会 扇遊・権太楼 »