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2012年12月 7日 (金)

アマデウス四重奏団 6

アマデウス四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲を
録音年代順に聞いている。第10番「ハープ」と第11番「セリオーソ」。
1960年5,6月にハノーヴァーのベートーヴェン・ザールで収録。
いつもながら骨太なベートーヴェンで…この濃密さには圧倒される。
すっかり夢中になり、私的にはこの感動は最高の喜びである。
今さら指摘するまでもないけれど、終楽章の変奏曲に象徴されるように
あらゆる作曲技法を盛り込んだ「ハープ」の変化に富んで…多様な響き、
そして「セリオーソ」となると…まるで現代音楽のような緻密さであり、
その複雑な作風といったら…いくら聞いても興味は尽きないのだが、
それらの特徴は、今日的な鋭く鮮やかな表現で顕著となるのだろうけれど
アマデウス四重奏団は、それとも違った豪快な演奏を聞かせるのであり、
これがまた…実に素晴らしいのである。ベートーヴェンの音楽を
よりベートーヴェンらしく響かせる方法をしっかり心得ているのであり、
とにかく説得力に満ちている。50年前という懐かしい印象はあるが、
この演奏が輝きを失うことはないし、21世紀の現在に聞いても
その音楽はいま目の前で生まれているような迫力だ。これぞ名演!

CDR807

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