« コリン・デイヴィス 7 | トップページ | 黒門亭で小満ん・小里ん・文左衛門 »

2012年12月15日 (土)

コリン・デイヴィス 8

サー・コリン・デイヴィス指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場で
プッチーニの歌劇「ボエーム」から今日は第3幕と第4幕。
1979年2月16-25日にロンドンのウェンブリーで収録。
私はこの第3幕が一番好きで…透明感あふれる雪の情景…
コリン・デイヴィスが精妙に美しい響きを引き出している。
何とも素晴らしく、昨日の前半よりもやはりこちらに向いた表現だ。
第4幕の前半で春の光に満ちた…爽やかな風の吹き抜ける情景もいい。
そしてムゼッタに連れられた病のミミが登場し…一転、悲劇的な展開に
ここでもコリン・デイヴィスの求める音は実に清らかで…感動的である。
深みのある音作りは、どちらかというとワーグナー的な方向性も示しているが、
その点でも私的には、結果的に好ましく感じられるのであり、後半は絶品!
永遠の愛は死を示す「トリスタンとイゾルデ」的な世界を意識したのだが、
どうもプッチーニは、ワーグナーの音をところどころに忍ばせているようで…
これまであまり考えたことはなかったのだけど、まあ、それはいいとして…
ロドルフォがミミに付き添っての最後の二重唱で、ここは最高の名場面か…
リッチャレッリの歌に引き込まれて、音だけでも情景が目に浮かぶようである。

CDR809/810

|

« コリン・デイヴィス 7 | トップページ | 黒門亭で小満ん・小里ん・文左衛門 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/56326582

この記事へのトラックバック一覧です: コリン・デイヴィス 8:

« コリン・デイヴィス 7 | トップページ | 黒門亭で小満ん・小里ん・文左衛門 »