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2013年2月15日 (金)

クリストフ・エッシェンバッハ 1

シューベルトの新しい録音で歌曲集「白鳥の歌」と
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960を聞いて、
すっかりエッシェンバッハ熱が復活してしまったが
今日は1971年のショパンで24の前奏曲 作品28と
前奏曲 嬰ハ短調 作品45、変イ長調 遺作を聞いている。
1971年10月にベルリンのUFAスタジオで収録されている。
今日のエッシェンバッハだとあまりショパンのイメージはないが、
この1971年の前奏曲集は非常に有名な演奏であり、
吉田秀和さんが当時に「黒の詩集」と評したそうだけど
なんてうまい表現なのだ!…って思ってしまう。
それは抑制された感情表現によるモノトーンな仕上がり、
細やかな部分での軽やかさもあって、淡白な印象がある…
その辺を指摘しているのではないかと…私は推測しているが、
エッシェンバッハならではのショパン演奏であることは間違いない。
感情を抑え…淡白な表現とは書いてみたものの、その一方で
音楽の作りとしては、スケール雄大に大胆に飛躍するところもあって、
そうした部分を見付けては、今日のエッシェンバッハに通ずるな…って、
若き日のたいへん瑞々しい記録ではあるのだが、実に興味深い。
しかしそれから40年の月日が過ぎて、現在のエッシェンバッハで
ショパンの作品を聞いてみたいと…つい思ってしまう。実現してほしい。

DG POCG-3222

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