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2013年2月 4日 (月)

落語につぶやき 191~山崎屋

昨日の黒門亭で聞いてきた文生師匠の「山崎屋」であるが、
この噺もオチに関して、現在は全く通じない内容となっているので
圓生師匠の録音を聞き直して、もう一度、まとめておこう!

店の番頭が道楽の若旦那のために一計を案じて、
吉原の花魁を身請けして、長らくお屋敷奉公していた…
頭のかみさんの妹ということにして、嫁に迎える。
これを機に旦那は隠居して暇になったのだが、
ある日、嫁にいろいろと質問してみると…
「お前、奉公していたのはどこだったのかい?」
「北国ざますの」…北国というのは吉原のこと。
「北国、加賀様。お女中の数も多いのだろうな」
「三千人ざますの」…吉原は遊女三千人。
「参勤交代に道中なぞはするのかい?」
「道中はするんざますの」…花魁道中のこと。
「お駕籠でな」「駕籠、乗り物はならないんざますの」
…大門内に駕籠、乗り物で乗り付けることはご法度であった。
「駕籠、乗り物がいけないというと歩くんだ…結付草履か何かで」
「高い三つ歯の駒下駄で」…高いぽっくりを履いて花魁道中をした。
「女の旅だから…朝は遅く立ち、夜は早く宿に着くんだろうね」
「暮れ方に出て、最初に伊勢屋、尾張屋、大和の長門の長崎」
「男の足だって、そうは歩けるものじゃない。
よく人には憑き物がしたという…諸国を歩くが六十六部、
足の達者が飛脚屋と…お前には六部に天狗が憑いたろう」
「いいえ、三分で新造が付きんした」というのがオチ。
…花魁を買うのに三分の金がかかり、花魁には新造が付いた。
新造(しんぞ)というのは、禿(かむろ)立ちをした花魁の妹分。

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