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2013年2月28日 (木)

タマーシュ・ヴァーシャリ 1

タマーシュ・ヴァーシャリによる1970年代の名盤で
ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番と第2番。
ユーリ・アーノロヴィチ指揮ロンドン交響楽団と協演。
1975年9月にロンドンのワトフォード・タウンホールで収録。
本当に素晴らしい録音で…ひたすら感動してしまう。
ラフマニノフ自身は速いテンポによる爽快な演奏だったのが、
リヒテルが遅く、重く…ロシア的な情緒を濃厚に歌い上げ、
それ以降、ゆったりと濃密に歌う演奏というのが増えたのだが、
このヴァーシャリの演奏はまさにそのロマンティックの極みであり、
実に雄弁である。迫力あるダイナミックな表現も最高だ!
そしてピアノの音色はというと…この上なく美しい輝き!
さらにユーリ・アーノロヴィチの指揮がまたその上を行く濃厚さで
ロンドン交響楽団から壮麗な響きを引き出している。

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2013年2月27日 (水)

アルトゥール・ルービンシュタイン 4

1950年12月のルービンシュタインの演奏を集めて聞いている。
ラフマニノフの前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2、
ドビュッシーのレントよりも遅く、シューベルトの即興曲 D.899-4、
リストの忘れられたワルツ 第1番…以上は12月11日の録音。
リストの愛の夢 第3番とメンデルスゾーンの無言歌集~紡ぎ歌、
これら二曲は12月12日の演奏であり、そして12月14日の
ショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ。
すべてハリウッドのRCAスタジオで収録されている。
名曲集といった選曲であるが、この夢中にさせる力はすごい。
もちろんモノラル録音の何とも古い印象だが、にもかかわらず…
ルービンシュタインの素晴らしさは、しっかりとこちらに伝わってくる。
同時期にショパンのポロネーズ(全曲)も録音されているが、
そちらも改めて、近く聞いてみたいと思っている。

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2013年2月26日 (火)

ウォルフガング・サヴァリッシュ 1

2月22日に89歳で亡くなってしまったサヴァリッシュ。
今日は…ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮した
ベートーヴェンの交響曲第5番と第6番のCDを聞いている。
1991年3月にアムステルダムのコンセルトヘボウで収録。
1990年代のサヴァリッシュのベートーヴェン交響曲全集で
最初に発売されたのが、この第5番と第6番のCDであった。
まさにどこをどう聞いてもスタンダードな仕上がりであり、
しかしこの折り目正しく、一点の揺るぎも見られない音楽、
これぞ、サヴァリッシュならではのベートーヴェンである。
あまりにきちっとして、面白くない…という人も
中にはいるかもしれないが、これがいいのだ!
端正に…隅々にまでしっかり鳴り響いているので
美しく優雅な音色を追及した演奏ではないのだが、
コンセルトヘボウ管弦楽団が実に魅力的な音作りで
その格調高さは、聞けば聞くほどに感動的である。

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2013年2月25日 (月)

サヴァリッシュ死去

ウォルフガング・サヴァリッシュが2月22日に
ドイツ南部のグラッサウにある自宅で亡くなった。89歳。
私の世代だと…やはりN響といえば、サヴァリッシュ。
最も日本にゆかりの深い指揮者であり…そして
日本人に愛されている音楽家であると…偉大な存在であった。
最後の来日は、2004年11月のN響定期公演だったか?
その後、体調を崩されて、キャンセルが続き、潔く引退…
というふうに聞いているが、それから10年弱の月日が過ぎて、
穏やかな晩年を安らかに過ごされているといいのだが、
私にとってはショックであり、たいへん悲しいニュースである。

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2013年2月24日 (日)

今日の月は…月齢13.8

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泉区和泉町にて、東の空に上ってきた月齢13.8の月。
17時16分の写真である。鉄塔横の低い位置。

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せっかくなので、拡大してみると…ほとんど満月である。
正確には明後日の火曜日が満月(月齢15.8)なのだが。

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横浜の風景から 296~日没の富士

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富士山はきれいに見えているが、日没まで時間もあり、
泉区和泉町の横根稲荷神社にまずはお参り。
北風が強くなって、恐ろしく冷たかったのだが、
この後、周辺を歩き回って、しばらく時間をつぶすことに…

和泉町の富士塚で…この辺では有名な富士見ポイントだが、
今日は日曜日ということもあって、たくさんの人が来ていた。
いよいよ日没である。富士山の南側に日が沈む。

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17時22分 夕日がまぶしい。

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17時25分 美しい夕焼け。

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17時26分 太陽が沈む瞬間。

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17時27分 太陽は見えなくなった。

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横浜の風景から 295

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夕方になって、泉区岡津町の富士塚へ行ってきた。

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不動堂の横にかつての富士講による富士塚がある。

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富士塚のすぐ近くにある向導寺で六地蔵である。
この後、大山道の桂坂を歩いて、
和泉町の富士塚へ…日没の富士山を目指す。

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2013年2月23日 (土)

横浜の風景から 294~七サバ参り

早くも今年の二度目の七サバ参りだが、
今回は全行程を歩ける新しいコースを考えて、
前半はいつも通りの境川沿いに五つのサバ神社だが、
和泉川沿いに引き返して、二つのサバ神社にお参り。

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七サバ参り 1/7 左馬神社
大和市上和田

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七サバ参り 2/7 左馬神社
大和市下和田

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七サバ参り 3/7 飯田神社
横浜市泉区上飯田町

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七サバ参り 4/7 七ツ木神社
藤沢市高倉

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七サバ参り 5/7 左馬神社
横浜市泉区下飯田町

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七サバ参り 6/7 中和泉左馬神社
横浜市泉区和泉町

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七サバ参り 7/7 佐婆神社
横浜市泉区和泉町

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七つのサバ神社をまわり終えて、帰り道に
環状4号線沿いにある「ラーメン自由人」に行ってみた。
わかりにくい店構えが話題になっているが、はじめて。
ラーメン 500円 バリカタ(三段)+味玉 100円

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左側が入口になっているが、なるほど…少々入りにくい。
博多黒ラーメンということだけど、しょうゆ味である。
九州豚骨の白いスープをイメージしていたので
ちょっとしょうゆの香りが強いかな…というのは、
私はしょうゆの味は好きだけど、ラーメンに限っては、
あまりしょうゆが主張していない方が好みなもので…
この辺は人それぞれの好みの問題であろう。
それに私は、とにかくまろやかなスープが好きなので
今日は…野菜の酸味がきつかったかな?という。
こういうスープの店も多いので…こちらも好みの問題だ。

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2013年2月22日 (金)

七サバ参りの考察…再び!

境川沿いに歩く七サバ参りが大好きなのだが、
川の両岸に点在する神社を順番に巡る…というので
往きは瀬谷駅まで…帰りは湘南台から相鉄線を利用する。
どうもそれが気になる…というのは、遠い昔に疫病が発生して、
その疫病払いのために七サバ参りが行われていた時代には、
電車もバスも存在しなかったわけで、すべて足で歩いていたのだ。
それで自分の足で歩いてまわれる新しいコースを検討してみようと…

左馬神社(大和市上和田1168)
左馬神社(大和市下和田1108)
飯田神社(横浜市泉区上飯田町251)
七ツ木神社(藤沢市高倉1126)
左馬神社(横浜市泉区下飯田町1389)
中和泉左馬神社(横浜市泉区和泉町3253)
佐婆神社(横浜市泉区和泉町4814)

境川沿いに歩いて、後半は和泉川に沿って戻ってくる…
という感じだが、これならば全行程を歩ける気がするのだけど。

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2013年2月21日 (木)

ホルヘ・ボレット 2

ホルヘ・ボレットによるシューマンの謝肉祭と幻想曲。
1986年1月にロンドンの聖バーナバス教会で収録。
この演奏も実にスケール雄大で…ロマンティックな表現!
隅々にまで…なんて豊かに歌いこんでいることか。
買ったのは1980年代の後半で…中学生の頃だと思うのだけど
実は最初のうち…その巨匠的な芸風に少々馴染めなくて、
その味わい深さも価値を見抜けずに…この演奏を理解して
強く惹かれるようになったのは、その数年後のことである。
この世界を知ってしまうと…ホルヘ・ボレットという人は、
本当に代わりのいない偉大な存在なのであり、とにかく感動的だ!
ゆったりとしたテンポ設定で、悠然とした音楽が印象に残るのだが、
細かいところはというと…非常に鮮やかに爽快感も漂うのであり、
その辺がロマンティック・ヴィルトゥオーゾの伝統ともいえるのか…
ここでのシューマンも…いまでは私のお気に入りである。

LONDON F35L20086

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2013年2月20日 (水)

今日の月は…月齢9.8

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雪の翌日で澄んだ快晴の青空だが、
16時35分に南東の空高くに見えた月齢9.8の月。
暦を調べると2月26日(火)が満月(月齢15.8)である。

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横浜の風景から 293~雪の翌日

雪の翌日で…朝のうちはまだしっかり積もっていたのだが、
今回も雪の風景を探しに…とは思っていたのだけど
出掛けられたのが夕方になってしまったので
空気は冷たかったが…日中の日差しですっかり消えてしまった。

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瀬谷区阿久和南1丁目の中村集落で…毎度のお墓山の風景。

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瀬谷区阿久和南2丁目に移動して…まだまだ冬の景色である。

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瀬谷区宮沢4丁目のめがね橋にて和泉川のいつもの風景。

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毎度のコースだけど…泉区和泉町の日枝神社にお参り。

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和泉川の少し下流に進んで、大坪橋にて。

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泉区和泉町にて…日没である。
極端に寒くなってきて、急いで帰らないと!

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2013年2月19日 (火)

マレイ・ペライア 8

今日はマレイ・ペライアによるシューマンとシューベルトで
シューマンのピアノ・ソナタ第2番とシューベルトのピアノ・ソナタD.959。
1987年にロンドンのヘンリー・ウッド・ホールで収録されている。
この選曲だと1983年から1984年のシューベルトのさすらい人幻想曲と
シューマンの幻想曲ハ長調のアルバムの続編なのかな…とも思えるが、
ソナタが二曲という点では、より通好みというか、味わい深い世界である。
細やかな表情づくりでは…ペライアならではの入念な描き込みが特長なのだが、
より複雑な音楽構造を立体的に構築しようという強い意志も感じられ…
それまでとは違う大胆な強弱の幅、内面から沸き起こる音楽の勢いと…
その後に大きく変貌を成し遂げていくペライアの音楽性も…この辺りから
少しずつ変化が見えはじめているのかなと…そんなことも思ってしまう。

CBS MK 44569

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2013年2月18日 (月)

バイエルン放送交響楽団

マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団による
ベートーヴェンの交響曲全集を収録順に聞いていきたい。
今日は2006/2007シーズンの演奏から交響曲第2番。
2007年3月1,2日にミュンヘンのヘルクレスザールでライブ収録。
変化球なしの真っ向勝負で…最近ではかえって驚いてしまうのだが、
これこそがヤンソンスならではの誠実さであり、いきなり感動的な名演だ。
とにかく全体を通して、この上なくスタンダードな仕上がりではあるけれど、
聞いていて、少しずつ…少しずつ…満たされてくる。心が熱くなってくる。
そして終楽章では、文句なしの充実の極みに達しているのであり、
こういう演奏こそが理想というべき…ベートーヴェン演奏なのではないか!
ヤンソンスにはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とのライブ録音もあるが、
2004年10月27,28日の演奏で…こちらはその二年半後ということになる。

BR KLASSIK 900118

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2013年2月17日 (日)

横浜の風景から 292

昨日も歩きに出掛けたのだが、
ずっと都会の騒々しい場所にいたので
やはりどうも心が安らがないのか?
長閑な田舎の風景に出掛けたくなる。
ということで…先週に続いて、緑区三保町へ。
でも今回はコースが違って、バスは使わずに
中原街道で旭区上白根町の方から向かった。

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途中に旭区下川井町の三嶌神社にお参り。
中原街道から参道が見えるお馴染みの神社である。

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緑区三保町の念珠橋に到着。
梅田川の上流方向で南の方角を見ている。

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梅田川の東側の遊歩道から。
鶴見川の支流であるとの説明も見つけた。

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少し下流にある神明橋にて。
上流方向の南の方角を見ている。
今回はここで引き返す。

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梅田川の西側の遊歩道より。
冬の景色は美しく、夕暮れの風景である。

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先週に続いて、緑区三保町の水道橋。

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水道橋をはなれ…帰りは先週と同じコースを歩く。
すっかり太陽は西に傾いてしまって、急ぐことにしよう!

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2013年2月16日 (土)

横浜の風景から 291

今日は快晴ながら北西の風が強く…
たいへん寒い一日だったのだが、
久々に「横浜から歩いて帰る」に挑戦!
本来は車の多い道はあまり歩きたくないのだが、
今回は真っ直ぐ…八王子街道と厚木街道で。

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西区浅間町の「浅間下」交差点。

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洪福寺の近くにある「ラーメン光家」で昼食。
実はかなり昔に食べに来たことがあって、
その頃はまだラーメンの食べ歩きはしていなかったのだが、
それで久しぶりに食べに来よう!とずっと思っていたのだけど、
今日はついに実現!ラーメン(並)600円を麺固めで注文。
おいしかった。まろやかなスープが特に絶品。

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西区浅間町の「洪福寺」交差点。
ここからは国道16号線の八王子街道を歩く。

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星川を過ぎて…保土ヶ谷区和田の「和田町」交差点。

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上星川を過ぎて、西谷の駅前に到達したが、
ここで新幹線と交差している。

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旭区白根では、帷子川がすぐ横を流れている。

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旭区鶴ヶ峰の「白根」交差点。
通りの反対側で…写真の正面は旭区白根だ。

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旭区鶴ヶ峰本町の「鶴ヶ峰」交差点。
ここからは厚木街道で二俣川方面へ。

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「鶴ヶ峰」交差点のすぐ近くにある旭区役所である。

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旭区本村町の本村神明社にお参り。
この辺では一番大きな神社だ。

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旭区二俣川で二俣川の駅前である。
区民文化センター「サンハート」の入っている駅ビル。

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厚木街道をはなれ…希望ヶ丘の商店街へ。
あとはいつもの道で17時前に帰宅。

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2013年2月15日 (金)

クリストフ・エッシェンバッハ 1

シューベルトの新しい録音で歌曲集「白鳥の歌」と
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960を聞いて、
すっかりエッシェンバッハ熱が復活してしまったが
今日は1971年のショパンで24の前奏曲 作品28と
前奏曲 嬰ハ短調 作品45、変イ長調 遺作を聞いている。
1971年10月にベルリンのUFAスタジオで収録されている。
今日のエッシェンバッハだとあまりショパンのイメージはないが、
この1971年の前奏曲集は非常に有名な演奏であり、
吉田秀和さんが当時に「黒の詩集」と評したそうだけど
なんてうまい表現なのだ!…って思ってしまう。
それは抑制された感情表現によるモノトーンな仕上がり、
細やかな部分での軽やかさもあって、淡白な印象がある…
その辺を指摘しているのではないかと…私は推測しているが、
エッシェンバッハならではのショパン演奏であることは間違いない。
感情を抑え…淡白な表現とは書いてみたものの、その一方で
音楽の作りとしては、スケール雄大に大胆に飛躍するところもあって、
そうした部分を見付けては、今日のエッシェンバッハに通ずるな…って、
若き日のたいへん瑞々しい記録ではあるのだが、実に興味深い。
しかしそれから40年の月日が過ぎて、現在のエッシェンバッハで
ショパンの作品を聞いてみたいと…つい思ってしまう。実現してほしい。

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2013年2月14日 (木)

2月14日の感想

ちょっと車で買い物に出ようとすると…エンジンがかからない!
マズイ!やったか。このところ乗ってなかったこともあるけれど、
ついにバッテリーが上がったか!すぐに日産に電話をして、
過去のバッテリー交換の履歴が出てくるのだけれど、
いますぐに交換しなければ!ということになってしまって、
担当の営業マンがそのまま助けに来てくれて、
補助バッテリーとつないで、エンジンをかけて、
このまま日産の販売店に持ち込んでほしいと
着いても…当然エンジンはかけっぱなしということだが、
要するにバッテリーが古いので、切ったら復活しないということで。
走れば、多少は復活しているとは思うのだけど、これを機に
新しいバッテリーに交換するしかないか…仕方ない。
すぐに整備工場に運んで作業に入ってくれたのだが、
戻ってきた車の…エンジンをかけてみると…すごい!
エンジンのかかり方が一瞬!というか、なんと快調な…
今さらふり返っても手遅れな…どうしようもないのだけど、
そういえば、このところ、エンジンのかかりが鈍かった。
冬で寒いから?って、そんなことで考えていたのだけど、
以前から…兆候はあったのだ。なぜ気付かなかった!
バッテリーが古くなっていれば、こまめに乗って、
頻繁にエンジンをかけるとか…いや…もうダメだったのだ。
バッテリーに関する…今日のことはよく覚えておこう。反省。
古くなって、かかりが悪くなったら、人に迷惑をかける前に
新しいバッテリーに交換しましょう!その方が快適でもある。

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2013年2月13日 (水)

クリストフ・エッシェンバッハ

マティアス・ゲルネとのシューベルトの歌曲集「白鳥の歌」の後半は、
クリストフ・エッシェンバッハの独奏でピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960。
2010年2月と2011年1月にベルリンのテルデックス・スタジオで収録。
シューベルトが好きで仕方のない私だが、なんと感動的な演奏であろう。
こんなにも音を大切に…一音一音への想いの強い演奏は聞いたことがない。
時間的にはかなり長いのだけれど、遅いという印象はそれほど受けない。
といって、集中力が強い…というよりは、安らぎに満ちた世界である。
ゆったりとした足取りで…一歩ずつ弾き進んでいくという点では、
かつてのリヒテルの存在を思い浮かべてしまうけれど、
ここでの大きな違いは、エッシェンバッハは実に表情豊かであり、
どんなに小さな瞬間にも想い入れたっぷりの歌で、入念に描きこんでいる。
たとえ伴奏部分にも美しい音楽が流れているのであり、親しみでいっぱいだ。
よく聞こえてくる音と…鳴ってはいるけれど、聞こえてこない音とがあるのだが、
その微妙な使い分けが見事であり、かすれて…消えてしまいそうな弱音、
繊細な感触には驚かされ、聞こえない音にこそ…大きな存在感が生まれる…
そしてそこに意味が生まれる…という、エッシェンバッハという人は偉大だ。
今日では指揮者というイメージが強く、ピアノは企画に合わせて少しだけ…
ということが多くて、今回はピアノ・ソナタの大作を演奏してくれているけれど、
ぜひともピアノの演奏もしてほしい。歌曲、室内楽と様々に録音を残してほしい。
歌曲集「白鳥の歌」もここでのピアノ独奏もこの数年でも最高の感動である。

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2013年2月12日 (火)

ゲルネとエッシェンバッハ

マティアス・ゲルネの歌うシューベルトの歌曲集「白鳥の歌」。
ピアノはクリストフ・エッシェンバッハである。
2008年の歌曲集「美しい水車小屋の娘」に続いての協演。
2010年2月と2011年1月にベルリンのテルデックス・スタジオで収録。
「秋 D.945」を6曲目に追加し、全15曲による「白鳥の歌」である。
このCDは、実は発売を見逃していたのだが、最近になって知って、
買いに行くまで待ちきれずに…ネットで取り寄せてしまった。
今日は早速に聞いている。期待通りの素晴らしい演奏である。
マティアス・ゲルネの「白鳥の歌」は、ブレンデルとの録音も絶賛したが、
なんと十年も経たぬうちに…今度はエッシェンバッハとの協演が実現!
集中力と緊張感に満ちたマティアス・ゲルネの歌唱に対して、
エッシェンバッハが実に柔らかい音色、優しさに満ちた響きを引き出して、
恐るべき繊細な弱音を駆使することで…これまでに聞いたことのないような
奥行きと深みのある世界を描き出すことに成功している。
ゲルネとエッシェンバッハのデュオは、まさに絶妙なバランス感覚で
何かがちょっと狂っただけでもすべてが台無しになってしまうような…
本当にギリギリのところにある奇跡のような音楽を聞かせてくれている。

Harmonia Mundi HMC 902139.40

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2013年2月11日 (月)

横浜の風景から 290~水道橋

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若葉台の方でも水道橋(大貫谷戸水路橋)が見られるのだが、
こちらはその東側の続きで緑区三保町の水道橋である。

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歴史もあって、たいへん有名な水道橋であるが、
いつ見ても…その高さ、巨大さ、迫力はすごい。

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横浜の風景から 289~三保新治

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十日市場の住宅地を離れ、緑区三保町の長閑な風景。
一本橋で梅田川の下流方向…北東の方角を見ている。

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新治町の神明神社へ向かう途中に
庚申塔が二基と地神塔を見付けた。

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緑区新治町の神明神社。静かな場所で心落ち着く。

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新治町の神明神社にお参り。
風が冷たいけれど…いい天気だ。

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梅田川に沿って、旭区の川井宿を目指すが、
遊水橋にて梅田川の上流方向を見ている。

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遊水橋の隣の橋だが、神明橋にて同じく上流方向。
緑区三保町だが、写真の右側は新治市民の森である。

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梅田川に沿って、少々脇道にそれていくと
山の斜面に小さな神社を発見。
狐が飾られているので、お稲荷さんであろう。

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横浜の風景から 288~十日市場

相鉄線の三ツ境駅からバスで若葉台行に乗り、
霧が丘高校前のバス停で降りて、あとは歩いて、
緑区霧が丘の住宅地を抜けて、十日市場の方面へ。

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緑区十日市場町にある日向山神社。
おそらく地域の区画整理、開発の際に
この場所に移転され、再建されたのであろう。

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日向山神社にお参り。

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日向山神社のすぐ近くだが、「ラーメン大桜」で昼食。
今宿店には時々、食べに行っているのだが、
この十日市場本店に来るのは久しぶり!
「たまごラーメン」を「かため」で注文。おいしい!

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2013年2月10日 (日)

落語につぶやき 192~お里の伝

小満ん師匠の「在庫棚卸し」の会で聞いてきた「お里の伝」。
圓朝作「操競女学校(みさおくらべおんながっこう)」の一編である。
はじめて聞いたが、あらすじなどを忘れないうちに復習しておきたい。

永井源助の元へ奉公をさせてほしいとお里という娘が連れられてきた。
給金の替わりに剣術の修行をさせてほしいと屋敷奉公することになる。
元禄も終わりに近づいたある日、屋敷の外が騒がしく、読売を手に入れると
赤穂浪士が吉良邸に討ち入り、主君の仇を討ったというものだった。
その話を聞いたお里は突然に泣き出し、訳を聞いてみると
自分もまた親の仇討ちを成し遂げるために剣術の修行をしていると
本当の訳を話しだす。それを聞いた永井源助は、その日から
剣術の指導にもますます身を入れ、月日は流れ、お里はついに
免許皆伝を得ることとなった。仇敵の岩淵伝内は名を変えて、
江戸勤めをしていると聞き、お里は七十五の屋敷に奉公をして、
いつか仇に巡り会わんと探し続けていた。そんなある日、酒の席で
小泉文内という男が酔いに任せて、昔の色事を語りだし、
母を口説き、それを責めた父を討ち果たして、逃走しようとする伝内に
短刀を投げつけ、母が負わした肩の傷も確認し、仇敵であることが知れる。
お里は永井源助の元へ駆けつけ、藩に仇討ち願いを出し、
捕えられた岩淵伝内と殿の面前での仇討ち試合が行われることとなる。
永井源助の助太刀もあり、お里は見事に仇討ち本懐を遂げ、
村瀬東馬の息子を養子に迎え、取り潰しとなった尼崎家の再興も叶った。

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東京の風景から 8~四谷

昨日の小満ん師匠の会へ行く前に…
早めに行って、丸ノ内線の四谷三丁目から
新宿区左門町と須賀町の周辺を歩いてみた。

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四谷三丁目から信濃町方面に少し歩いて
新宿区左門町にある於岩稲荷田宮神社。
鶴屋南北の「東海道四谷怪談」で有名なお岩さんだが、
それはあくまでも創作上の話なのであり、
二百年近くさかのぼる実在のお岩さんは、
夫の田宮伊右衛門とは仲睦まじく、
田宮家の庭に祀られていた屋敷社を大切に信仰し、
そのおかげで田宮家が繁栄することができたと
それが評判となって、参拝者も増えていったために
「お岩稲荷」として公開されることとなったそうである。

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新宿区須賀町にある天白稲荷神社。
須賀神社の境内にあるお稲荷さんだが、
於岩稲荷の左門町の方面から行くと
こちらの天白稲荷神社から入ることになった。

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新宿区須賀町の須賀神社である。
天白稲荷神社の裏口から入ってしまったのだが、
写真は正面の鳥居の方角から順番に…

20130209c2

須賀神社の境内は広くて、たいへん立派である。

20130209c3

そして須賀神社にお参り。
「須賀大神 稲荷大神」とある。

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2013年2月 9日 (土)

柳家小満ん「在庫棚卸し」

今日は小満ん師匠の「在庫棚卸し」第2回で
東横線から銀座線と丸ノ内線を乗り継いで
最初から四谷三丁目へ行ってしまったのだが、
今回も早めに行って、新宿区左門町と須賀町の周辺を散策。
於岩稲荷田宮神社、天白稲荷神社、須賀神社にお参り。
12時半になったので…新宿区荒木町の橘家へ。

柳家小満ん「在庫棚卸し」第2回
柳家小満ん:饅頭こわい
柳家小満ん:操競女学校~お里の伝
柳家小満ん:明烏


今回の三席でテーマは「友達」「仲間」というのがあるような気がして
二席目の「お里の伝」では、それが「仇討ち」へと応用される…という
まあ、あまり関係ないのかもしれないけれど、何となくそんな印象で
まずは…なんと!「饅頭こわい」である。これぞ「棚卸し」ということで
「少々埃のかぶった在庫」だそうだが、それが実にいいのである!
仲間たちが集まってやってくると…部屋は薄暗く…何の趣向だと
すると「今日は俺の誕生日だ」となるわけで、少しずつ普段聞けない
細やかな工夫が小満ん師匠の語りからは伝わってくるのであり、
恐いムシをお互い喋り合おうと…ヘビ、カエル、アブラムシ、ムカデ、
オケラ、ミミズ、クモ、馬、アリ、…と種類はいつものところだけど
どういうふうに恐いの?というところで…ちょっと詳しいのである。
ごくお馴染みの「饅頭こわい」だが、いい噺が聞けた!という感想。
そして二席目は、はじめて聞く噺であったのだが、「孝女お里の伝」という
なるほど!圓朝作の「操競女学校(みさおくらべおんながっこう)」である。
その中でも有名なのが「お里の伝」。演目は知っていたので、
すぐに調べがついた。やはりなかなか複雑で…内容は簡単には書けないが、
親の仇討ちにまつわる噺で…見事に本懐を遂げるのが孝女お里というわけだ。
貴重な噺が聞けたので…忘れぬうちにあらすじを復習しておきたいけれど
緻密に人間関係が発展されていく三遊亭圓朝の噺は、私は大好きである。
基本的には渋いと思うのだが、今回もすっかり物語に引き込まれてしまった。
仲入り後は…今日は「初午(はつうま)」だそうで、つまり二月最初の午の日で
となるとお稲荷さんだが、それにちなんだ噺を!ということで…「明烏」である。
浅草の観音様の裏手にある…大そう流行っているお稲荷。黒助稲荷ってんで。
小満ん師匠の「明烏」は、黒門町の文楽師匠譲りという…これぞ十八番!
という噺であると思うのだが、師匠ならではの演出で…浦里花魁の部屋で
若旦那がもじもじしている場面、部屋の様子が美しく語られ、素敵なところだけど
今回は、障子に穴をあけて覗き見していた源兵衛と太助が追い払われて、
「でもちょっとだけ中の様子が気になりますので、もう少し覗いてみますと」
というような入り方で…ここはまさに小満ん師匠ならではの魅力的なところ。
堅物の若旦那が一夜にして、柔らかくなっていく…その変化は、
激変というのではない…何ともかわいらしい初心な様子なのであり、
「明烏」は何度聞いても…毎回いいなあとうれしくなってしまうのである。
次回は3月10日だそうで、ひと月後にはすっかり春の噺か?楽しみだ。

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2013年2月 8日 (金)

ニューイヤーコンサート2013

元日に行われたウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
指揮はフランツ・ウェルザー・メストで2011年に続いて、
二度目の登場である。ニューイヤーコンサートのライブ録音で
レコードを制作する…というのもたいへん歴史があるわけだが、
会場の楽友協会大ホールの空気が音から見事に伝わってくる…
本当に素晴らしい録音である。まさにライブならではの楽しさ!
メストの指揮は、ワルツやポルカのウィーン音楽の世界でも
最も信頼のおける存在といえると思うのだが、実に自然体であり、
ウィーンフィルの魅力もいつもながらで…これぞ極上の逸品である。
今年も「ニューイヤー初登場」という珍しい作品が多く、
聞きなれない作品が並ぶのは、どうもリラックスできなくて…
少々困ってしまうのだが、しかしそういう中で…
ヨハン・シュトラウス2世のワルツ「山の上から」、
ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「金星の軌道」は感動的!
一方で有名な…ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「天体の音楽」や
ヨハン・シュトラウス2世のワルツ「シトロンの花咲くところ」などは
やっぱり最高である。もちろん「美しく青きドナウ」もだが。
2013年がメモリアルということで、ワーグナーの「ローエングリン」、
ヴェルディの「ドン・カルロ」からバレエ音楽も演奏されたのだが、
私は大好き!とはいいながら…どうも違和感を覚えるのだけど…
いまCDで振り返りつつ楽しんでいるのには、まあ、いいか…って。
でもこの辺で、やはり「ウィーン音楽だけ」というのに戻してほしい気もして、
つまりはランナーやヘルメスベルガーはいいと思うのだが…

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2013年2月 7日 (木)

南西ドイツ放送交響楽団

ミヒャエル・ギーレン指揮南西ドイツ放送交響楽団の演奏。
年末年始でベートーヴェンの交響曲全集を聞いたのだが、
今日はマーラーの歌曲集「子供の不思議な角笛」。
交響曲第4番の第4楽章で歌曲「天上の生活」と
管弦楽のための「花の章」も収録されている。
独唱は、クリスティアーネ・イヴェンのソプラノ、
ハンノ・ミュラー・ブラックマンのバリトンである。
バリトン独唱と「花の章」は2009年1月25-29日、
ソプラノ独唱と二重唱の曲は2011年3月22-28日の収録。
今回もフライブルクのコンチェルトハウスでの録音である。
臨場感あふれる響きが素晴らしい。繊細な音色から
重量感のある迫力まで…なんて魅力的なディスクであろう!
ゆったりとしたテンポで…スケール雄大であり、雄弁に語る音楽、
これはまさしく近年の傾向によるギーレンのマーラーであり、
昔のギーレンはこうでなかった!という人もいるのであろうが、
私にとっては、昔の演奏もよかったし、現在の演奏も最高!
「角笛」では、少し前のブーレーズ盤もとにかくはまったのだが、
このギーレン盤も感動的だ。何より楽しいし、美しい音楽。

Hanssler CD 93.274

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2013年2月 6日 (水)

2月6日の感想

「大雪になる!」と昨日から騒いでいたので
寝る前には「いつ頃から降り出すのか?」
今朝は「積もっているのか?」と気にしていたのだが、
結果的には、天気予報は大ハズレ。積もらなかった。
午前中は雨が雪にも変わったけれど、昼からは雨に…
JRは昨日から間引き運転に運休と早々決めていたから
午前中の東京は大混雑だったようで、しかし降り出す前に
まだ降ってもいないのに運休を決めるというのは、
やはりちょっと気が早いのでは…今回の判断は失敗だろう。
積雪による混乱はないので…明日からは正常に戻れる。
暖かくなるようなので…動くにもきっといいに違いない。

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2013年2月 5日 (火)

ダニエル・バレンボイム 17

ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団で
「ニーベルングの指環」管弦楽曲集を出してみた。
楽劇「ワルキューレ」から第3幕の「ワルキューレの騎行」
楽劇「ジークフリート」から第2幕の「森のささやき」
後半は楽劇「神々の黄昏」で序幕の「夜明け」の場面、
第1幕への間奏で「ジークフリートのラインの旅」
そして第1幕の終結部分が続けて演奏される。
第3幕の「ジークフリートの死」と「葬送行進曲」
「ブリュンヒルデの自己犠牲」からフィナーレ
ブリュンヒルデはデボラ・ポラスキが歌っている。
1991年10月にシカゴのオーケストラ・ホールで収録。
この二年ぐらいの間、あえてワーグナーは封印してきたのだが、
去年の秋ぐらいから…さすがに我慢の限界というか…禁断症状。
今日はちょっと「ニーベルングの指環」のハイライトを聞いている。
バレンボイムのCDは選曲と構成も素晴らしく、名演である。
でもいま聞くと、シカゴの響きって、ちょっと違うな…
というのも感じてしまった。やはりアメリカのオーケストラだ。

ERATO 2292-45786-2

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2013年2月 4日 (月)

落語につぶやき 191~山崎屋

昨日の黒門亭で聞いてきた文生師匠の「山崎屋」であるが、
この噺もオチに関して、現在は全く通じない内容となっているので
圓生師匠の録音を聞き直して、もう一度、まとめておこう!

店の番頭が道楽の若旦那のために一計を案じて、
吉原の花魁を身請けして、長らくお屋敷奉公していた…
頭のかみさんの妹ということにして、嫁に迎える。
これを機に旦那は隠居して暇になったのだが、
ある日、嫁にいろいろと質問してみると…
「お前、奉公していたのはどこだったのかい?」
「北国ざますの」…北国というのは吉原のこと。
「北国、加賀様。お女中の数も多いのだろうな」
「三千人ざますの」…吉原は遊女三千人。
「参勤交代に道中なぞはするのかい?」
「道中はするんざますの」…花魁道中のこと。
「お駕籠でな」「駕籠、乗り物はならないんざますの」
…大門内に駕籠、乗り物で乗り付けることはご法度であった。
「駕籠、乗り物がいけないというと歩くんだ…結付草履か何かで」
「高い三つ歯の駒下駄で」…高いぽっくりを履いて花魁道中をした。
「女の旅だから…朝は遅く立ち、夜は早く宿に着くんだろうね」
「暮れ方に出て、最初に伊勢屋、尾張屋、大和の長門の長崎」
「男の足だって、そうは歩けるものじゃない。
よく人には憑き物がしたという…諸国を歩くが六十六部、
足の達者が飛脚屋と…お前には六部に天狗が憑いたろう」
「いいえ、三分で新造が付きんした」というのがオチ。
…花魁を買うのに三分の金がかかり、花魁には新造が付いた。
新造(しんぞ)というのは、禿(かむろ)立ちをした花魁の妹分。

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2013年2月 3日 (日)

黒門亭で小燕枝・小団治・文生

今日は大好きな志ん橋師匠を聞きに黒門亭へ!
ところが、到着すると張り紙で…志ん橋師匠は休演。
残念。というより…心配だ。お体を大切にしてほしい。
代演は小燕枝師匠。それは実にうれしい展開で
小燕枝師匠を聞けたことは予想外の喜びである!
他の出演者も小金馬師匠に小団治師匠、扇治師匠と
文生師匠が「山崎屋」をネタ出しで…これは魅力的だ。
若手では柳朝さんが大好きで、素晴らしい顔付け。
節分の手拭い豆まきがあるということで…大入札止め。
豆まきには小ゑん師匠も登場で最高の一日だ!

第1部 手拭い豆まき
柳亭市助:一目上がり
古今亭駒次:使うかもしれない
三遊亭小金馬:居酒屋
春風亭柳朝:明烏
柳亭小燕枝:万金丹
-豆まき-


前座さんは市助さんだった。前に聞いたことがあるのだけど…
調べてみたら…かなり以前だった。一昨年の三月。そんなに前か。
あまり思い出したくないことだが、震災の後…はじめて東京へ行ったとき。
そのときは「転失気」と「小町~道灌」を聞いている。市助さんは上手い。
今日も「道灌」かな?と思ったら「一目上がり」で…今年はこの噺によく出会う。
駒次さんが、いま流行の「断捨離」にちなんで…家の中のモノを捨てる噺。
新鮮な話題、時事ネタを巧みに操って、そこに家族の性格の違いが表れたり
家の中の様子が鮮やかに描き出されていくのは見事!後でわかったのだが、
「使うかもしれない」という演目で…その「かもしれない」という部分で
奥さんがやたらと妄想が広がっていく場面…ここは新作ならではの面白さ。
小金馬師匠が…金馬一門ではお馴染みの「居酒屋」である。
花粉の季節がはじまっているのか?鼻の調子が悪かったようで…
小金馬師匠のビリビリっとくる声が聞けなかったのは残念。
でも「居酒屋」という噺は、独特な面白さで…この情景が好きである。
仲入り後に柳朝さんが「明烏」。柳朝さんのこの噺は前にも聞いている。
面白いし、すごくよかったので…その前回のも鮮やかに覚えているのだが、
よく知っていても…今日の「明烏」も最高だった。それぐらいにいいと思う。
初心な若旦那のイメージが柳朝さんにぴったり!というのがあると思うし、
それに対して、源兵衛と太助がまさに札付きの悪で…対比が絶妙!
真面目すぎる若旦那に手を焼いて…ということだけど、源兵衛と太助の
ちょっとからかったり、意地悪になってみたり…その辺のアクセントも魅力。
そして小燕枝師匠である。旅のマクラから「万金丹」へ。とにかく絶品。
聞きほれてしまう…というか、しびれてしまう!というか…よかった。
「万金丹」は面白いけれど、お寺や仏教を侮辱している印象もあるし、
この噺も「長者番付」と同じで…田舎者をバカにしているところがあって、
あまりきれいな噺ではない…実は問題ありの内容なのかもしれないけれど
でも…小燕枝師匠で聞いているとそうした不快感は存在しないし、
やはり噺家さんの品格が表れるのか?ここでは肯定的に聞くことができた。
好ましくなかった噺が「好きな噺」に転じる瞬間というのは、実に感動的である。
今日の「万金丹」からそうなれるかな?というので…今後に期待!
そして節分の豆まきである。柳朝さんの手拭いをゲットした!うれしい。

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今日は黒門亭の常連さんがたくさん来ていて、
第2部までの間に寿司屋に行ってきた!
ランチメニューのちらし寿司で1050円ながら…ネタがいい!
御徒町って、本当に素敵な場所。これもまた楽しみである。

第2部 手拭い豆まき
柳亭市助:狸札
柳家小団治:ねずみ
入船亭扇治:二番煎じ
桂文生:山崎屋
-豆まき-

第2部の開口一番で市助さんの「狸札」の後、
小団治師匠が名人のマクラで、となると左甚五郎の話題だが、
「竹の水仙」かな?と思ったら…そのずっと後の「ねずみ」であった。
小団治師匠はそんなに頻繁に聞いているわけではないけれど
この何回かですっかり好きになってしまい、魅力に気付けたということか、
今日の「ねずみ」も…もちろんよかった!うの坊の子供らしさも重要だし、
そのやり取りで甚五郎がどのように浮かび上がってくるのか?が聞きもので
夢中になって、最後まで集中して聞けたので…やはりお見事である。
そして続く扇治師匠が…志ん橋師匠のネタ出しだった「二番煎じ」を
代わりに聞かせて下さると…やはり冬の噺の代表で…これはうれしい!
そしてまた…すごくよかったのだ。夜回りの厳しい寒さの描写の後で
酒で暖まり、体の方に癇がついてきて、そして何より…猪の肉の鍋…
そのおいしそうなこと!思わず食べたくなる…ここで食べたくならなかったら
その「二番煎じ」は大したことはない!ということであろう。
情景が目に浮かばないということで…つまりは描写があまいという。
今日の「二番煎じ」はおいしそうだった。猪だけでなく、ネギも…である。
見回りに来た役人の硬い表情も思わず緩んでいたので…
それはいい味だったのだろう。宗助さんの股座からで出所は悪いのだが。
今日のトリは文生師匠で…ネタ出し「山崎屋」である。これはうれしい。
なのだが…とにかく面白いのだけど…文生師匠はネタを出しておいたのに…
噺を忘れてしまったと…圓生師匠の速記本を読んできましたから…って、
何だか…しどろもどろで…これはわざとなのかな?って、聞いていたけれど
どうやら本当に思い出しながら演じていたようで、あらすじのお喋りみたい。
しかし…これがまた、味わいというか…文生師匠の芸風の魅力でもあり、
なんとも楽しくって、魅力的で、たくさん笑ってしまうのだから…
そこはやはり長年の経験の上に成り立っている。噺は伝わらなかったけれど
というのは、「山崎屋」の噺を知らない人はよくわからなかったと思うのだが、
文生師匠の一席としては、十二分に魅力的な時間であったといえるのでは…
「山崎屋」は金で吉原の花魁を身請けして…という噺だからだと思うのだが、
これも戦時中は禁演落語で「はなし塚」に埋められた噺だそうだ。
いまでは面白い!と喜んで、当たり前に聞いているけれど、
昔は不謹慎極まりないと批判されたこともあったのであろう。
第2部の豆まきでは、手拭いはゲットならず!大入の豆をいただいてきた。
そして帰りに地元で「恵方巻」を買って…楽しい節分の一日であった。

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2013年2月 2日 (土)

横浜の風景から 287

午前中は南風の雨で…嵐のようだったが、
午後から晴れてきて、暖かなので歩いてきた。
いつものコースで…お馴染みの風景だけど。

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泉区新橋町の中丸長屋門。

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泉区新橋町の五霊社にお参り。

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泉区岡津町の永明寺別院で
お不動様の「大山道」道標。

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2013年2月 1日 (金)

フリードリヒ・グルダ 3

1967年のグルダでベートーヴェンを聞いている。
後にピアノ・ソナタ全集を買ったのだが、今日聞いているのは、
最初に買った「悲愴」「月光」「熱情」「告別」が収録されたソナタ集。
1967年7,8月にオーストリア放送クラーゲンフルト・スタジオ。
このソナタ全集は、まさにグルダの代表盤ともいうべき名演奏だが、
特長としては、どこか爽やかさも漂う快速なテンポ設定で
走り出したら立ち止まることのない快調なベートーヴェンである。
グルダの才気が爆発!といいたいところだけど…私の感想は違って、
これぞ正統派のベートーヴェンであり、響きの重量感を求めずに…
この運動性が作品のエネルギーを発散させるのに適切であるのだと
速さゆえに明瞭でないところもあるが、古典様式の構築は見事だ。

amadeo 423 054-2

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