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2013年3月10日 (日)

試作品で小ゑん・喜多八

四谷三丁目から丸ノ内線と銀座線で
上野へ移動して、夕方からは「試作品」だ。
開場前で落語協会の前で待っていると
小ゑん師匠が来られて…ちょっと立ち話で
先日の物流博物館は満席で予約できなかったんですよ…
って、そういう人が私以外にも数人いて、すると今日は、
リクエストに応えて「厄払い」を演じてくれた!実は内心、
今回は「厄払い」かも!って、期待していたのである。

柳家喜多八:唖の釣り
柳家小ゑん:厄払い
柳家喜多八:やかんなめ
柳家小ゑん:幸せの石


今日は殿下からで…キャッチコピーは「笑う病人」だそうだが、
勝手に付けられたのがそれで…ご本人は嫌だそうだけど
一席目は「唖の釣り」から。七兵衛さんの唖の描写が面白すぎで…
いや、「唖」は差別用語にあたるのか?本当は笑ってはいけないのかも…
でも面白くて仕方がなくて、一方で殿下のお侍は相変わらずカッコいいので、
このやり取りのメリハリが、仕上がりを決める!ということか、爆笑の一席。
そして小ゑん師匠である。マクラから面白すぎ!物流博物館にちなんで
商売とか売り声の出てくるネタというので「厄払い」だったのだ。なるほど。
「厄払い」は大好きな噺である。門に松竹…注連飾りの正月年越しと
節分の豆まきとが同時に行われる…というのは旧暦の頃にはあったこと…
という説明もされているが、その辺がどうもよくわからなくて、
当然のことながら現在では実感のない…ご存じの方がいらっしゃったら
ぜひ教えていただきたいのだが、まあ、それはいいとしても
ここでも与太郎の大活躍が楽しいのである。私が特にお気に入りなのが
「鶴は千年か?…目は?」というところで「鶴は千年、亀は万年」なのだけど、
本当に与太郎の発想というのは素晴らしくって、尊敬してしまうのである。
仲入り後は殿下の二席目で…そろそろ季節的に限界!というのは、
「やかんなめ」であった。そういえば「梅を見に行く」というのと
春でナガムシ(蛇)が出てきて…というのでこの噺はいまの季節だったのだ。
あまり考えたことがなかった。「やかんなめ」は殿下の得意ネタのイメージで
いつでも演じられているものかと思っていたら、春限定!ネタだったのだ。
こちらも困り果てているお女中さんと剣の腕が立つやかん頭のお侍、
そして大笑いのお供で可内(べくない)という…この三者のやり取り、
そのバカ真面目に「やかんを舐める」ことを真剣に懇願されるところ、
命に係わる…危機感が迫るほど、面白くて仕方ないのだ。笑いすぎた。
今日のトリは、天文(彗星など)のマクラから小ゑん師匠の「幸せの石」。
ラジオデイズの録音をもっていて、歩きながらしばしば聞いているのだが、
実演でははじめてだ!これはうれしい。とにかく何度聞いても面白い。
そして春日井さんが、血の滲むような努力で早口言葉を稽古するところ…
その辺では、過去の録音よりもさらにパワーアップしていて、すごい!
本当に面白い噺で…「幸せの石」は大好きである!オタクキャラといえば
カゲッチ!という…ここでも天文好きの景山係長が出て来るけれど
隕鉄(隕石)の説明をして、仕事に出掛ける春日井さんに「ごっくろうさま!」
この言い方が何ともカゲッチで…私的には一番好きなところである。
マグネットがくっついて「Fe!」と叫ぶところもファンの間では人気かも!
ちなみに3月中席(3/11~3/20)は、鈴本の昼席で小ゑん師匠がトリなので
きっとどこかで「幸せの石」も出るのかな?と…昼間、お時間のある方は、
ぜひ上野鈴本へ通い詰めてください!喜多八師匠も出ます!

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