« 黒門亭で一琴・小満ん・左楽 | トップページ | 今日の月は…月齢4.7 »

2013年4月14日 (日)

落語につぶやき 200~馬のす

昨日の黒門亭で聞いてきた左楽師匠の「馬のす」。
黒門町の文楽師匠の十八番ネタであるが、
噺は短いし、どうってこともない内容、つまらないオチ…
しかしこれがどうして、実に味わいで…いいのである。
釣りが大好きで…女房に叱られながらも出掛けてくる。
道具を調べているとテグス(釣り糸)がダメになっていて、
かわりがないし、困っているところへ…馬をつないでいってしまった。
見ると馬の尻尾がかわりになりそうだと…三本抜いてしまう。
そこへ通りがかった友人が、馬の尻尾を抜くとたいへんなことになるよと。
どうなるのか?と聞いても教えてくれず、酒を飲ませてくれたら
話してもいいということになり、枝豆をつまみに茶碗酒でご機嫌に。
いつになっても教えてくれないので、苛々して、怒り出すと
「馬の尻尾を抜くとね、馬が痛がるんだよ。」
テグスって何?ということなのだが、ナイロン製の釣り糸が出る前に
テグスサンという蛾の幼虫の絹糸腺から作ったテグスが使われていたそうな。
そのテグスが、手入れが悪かったために切れてしまって、その代用として
馬の尻尾を三本抜いて、繋いで釣り糸にしようと知恵をひねったのである。
また「馬のす」であるが、馬の尻尾の毛を水こしや味噌こしの簀にするときに
馬のすというそうである。「簀(す)」とは、竹ひごを尻尾の毛で編むということか?
落語事典を調べると…三代目三遊亭圓馬から文楽師匠に伝わったとある。

|

« 黒門亭で一琴・小満ん・左楽 | トップページ | 今日の月は…月齢4.7 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/57174819

この記事へのトラックバック一覧です: 落語につぶやき 200~馬のす:

« 黒門亭で一琴・小満ん・左楽 | トップページ | 今日の月は…月齢4.7 »