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2013年4月20日 (土)

黒門亭で時松・駒次・小ゑん

午前中は京急と都営浅草線で浅草へ直行…片道15分ほどの
今戸まで歩いて、今戸焼の福助人形を探しに行ってきたのだが、
今回は出会えずに時間切れ…現地の今戸よりも浅草寺の辺りで
土産物屋さんを当たった方がいいのかもしれないが、
今戸神社にだけお参りして、銀座線で上野広小路まで…
午後は黒門亭である。第2部は「鉄道落語出版記念」の会。
「鉄チャン」特集ということである。小ゑん師匠の「鉄の男」だ。
早くから大行列で、整理券も出たのだが、14時前に札止め。
大人気である。というのも頷ける大爆笑の落語会。楽しい!

祝 黒門亭十周年祭り
第2部 鉄道落語出版記念
春風亭一力:小粒
三遊亭時松:反対俥(京急版)
古今亭駒次:都電物語
柳家小ゑん:鉄の男
座談会「鉄チャン大放談」

開口一番は一力さんで…鉄道模型を持っている!というので出演決定。
つまりはNゲージだが、後の座談会では、TOMIXの「EF66」を持参!
噺の方は「小粒」である。久しぶりだ。かなり以前に朝也さんで聞いて以来、
何年ぶり?というぐらいに…これ、何という噺だっけ?というぐらいの懐かしさ。
一力さんは上手いが、今日の「小粒」なんて、二ツ目さん級だと思うのだけど
今年の11月に二ツ目昇進!となるのか?来年6月なのか?期待である。
ちなみに高座返しでは、小はぜさんも登場で前座さんはふたりだった。
時松さんがネタ出し「反対俥」で、鉄道落語…というか乗り物系古典落語では
やはり「反対俥」が定番か?でも今日はただの「反対俥」ではなかった。
マクラで…関東の私鉄…中でも鉄チャンに人気の私鉄といえば、京急!
「京浜急行」をキーワードに脳内メーカーで様々な角度から分析!面白い。
そして噺の方は、人力車に乗るお客だが、上野ではなく「品川に行きたい」と。
病み上がりの遅い車夫をクビにして、速い方の人力に乗り換えるのだが、
速いといえば京急!「ドァ、閉めます」というと「ドレミファソラシドレ」という
京急の発進音で出発。爆笑。面白すぎ。でもこれって、全員に通じるのか?
東京よりも神奈川寄りに住んでいる人にはバカウケである。最高!
いつの間にか品川を通り過ぎて、知らない場所に来てしまうのだが、
「右に江の島が見える!」と…そう、ここは終点「新逗子」なのだ。
私的にはここがツボで…一番の笑いどころだった。マニアック!
お客は「俺が行きたいのは、浦賀なんだよ!」って、すると
金沢八景から間違えて、逗子線に入ってしまったということだ。
急いで引き換えし、京急名物の土砂崩れにも負けずに突き進む。
しかしまた…今度も着いた場所は、前に見えるは果てしなく続く海。
浦賀ならば、向こうに房総半島が見えるのに!ということで
「俺が行きたいのは、東京湾の入口で浦賀なんだよ!」
着いた場所は「三崎口でした」というオチ。素晴らしい!
この京急版「反対俥」は、本当にいい!神奈川ではウケル!
一方で埼玉、千葉の方々には、ご理解いただけたのだろうか?
続いて、駒次さんの「都電物語」。はじめて聞いた。こちらも傑作!
上野と品川の間を走るかつての都電一号線が舞台であり、
なくなってしまった昭和42年の少し前の頃…という時代設定だが、
この昭和の空気がたまらない。実に懐かしい感じ。心地よい。
といって、私もまだ生まれていなかった時代で…そして
もちろん駒次さんも生まれていなかったわけなのだが、
噺の密度であり、説得力であり、その緻密な描写力、…、
様々に取材して創ったのだと思うのだけど、本当にお見事。
やはり昭和の香りがする噺って、落語ファンはたまらなく大好きで、
この「都電物語」は、鉄チャンに関係なく、広く受け入れられると思う。
そして仲入り後、今日のトリは小ゑん師匠の「鉄の男」だ!
ファンの間では、お馴染みの噺だけど、何度聞いても爆笑!
不思議なぐらいに…やっぱり爆笑!全部、覚えているのに…なぜ?
オタクといえば、カゲッチこと景山さんだが、今日も大活躍!
実際は気持ち悪いキャラではあるのだが、愛すべきカゲッチ!
今回も新作なので…内容については書かないが、オタクものの究極!
小ゑん師匠といえば「鉄の男」!といえるぐらいにやっぱりこの噺。
盛り上がって…盛り上がって…何とも高揚した空気に包まれたのだが、
小ゑん師匠、駒次さん、時松さん、そして「EF66」を持参の一力さんで
「鉄チャン大放談」の座談会スタート!こちらも面白かった。
ずっと笑いっぱなしなのだけど、「旅」という視点でもいい話はたくさん聞けた。
「旅」というよりも…実は「乗り鉄」ということなのだが。寝台特急の話題など。
駒次さんが鉄道写真を持参で…これがまた素晴らしくて、写真もいいし、
その写っている人々や景色、そして鉄道…車輌という表現の方が適切か?
現在は廃線になってしまったローカル線や…そこには様々な物語がある。
そして時松さんが…知らなかったのだけど、鉄チャンではないか!と。
ディープな印象ではないのだが、乗り鉄なのかな…って。健康的だけど。
小ゑん師匠は、ご本人もおっしゃっている通り、それほど鉄チャンではなくて、
むしろ天文の方がプロっぽい印象ではあったのだが、鉄道模型に関しては
やっぱり相当の腕をお持ちのようだ。電気と機械の知識、そして技術で…
模型を動かすのはお手の物であるし、車輌のデザインや色使いについても
自分で作って、塗装も完璧に仕上げてしまうそうである。すごい!さすがだ。
本当に楽しんで…大満足の黒門亭「鉄チャン大会」であった。また期待!
十周年記念の黒門亭祭りも早いもので来週が最終週だ。あっという間。
行きたいな!と思っているのだけど…やっぱり「プチ圓朝まつり」かな。

20130420

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