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2013年4月 6日 (土)

柳家小満ん「在庫棚卸し」

今日は小満ん師匠の「在庫棚卸し」第4回で
天気は雨で…遅くなるにつれ、嵐になるとのことで
真っ直ぐに会場へ向かって、帰りも寄り道なしで直帰。
東横線と副都心線がつながって、今回から渋谷で下りずに
新宿三丁目までそのまま行って、丸ノ内線に乗り換え、
四谷三丁目へ…という、だいぶ便利になった気がするけれど、
それでも思った以上に時間はかかる。今回も荒木町の橘家へ。

柳家小満ん「在庫棚卸し」第4回
柳家小満ん:藪医者
柳家小満ん:今戸焼
柳家小満ん:宿屋の仇討

今日の三席は、わからないけれど…何となく共通の印象として
「医者は医者でも…藪医者だ」「福助といっても役者でなく…今戸焼」
「万事世話九郎とは偽名である。まこと本名を小柳彦九郎と申す」
という、この辺にテーマが隠されているのではないか!考えすぎかも。
一席目は「藪医者」である。なかなか聞けないとは思うのだが、
柳家では、定番の噺なのではないかと…私も実演でははじめて。
小さん師匠の録音が残っているし、市馬師匠も演じていると聞く。
その前に…小満ん師匠のすごく興味深かった話で…四百四病。
落語ではよく聞く「四百四病」であるが、病気の種類はそれだけあった。
中国からきた言葉で…人間には五臓(肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓)があり、
それぞれに81の病気があるとされて、81×5=405となり、
そのうち「死病」は抜くと405-1=404で「四百四病」となるのである。
なるほど!それで…なんで「藪医者」という言葉ができたのか?というのや
お馴染みの「葛根湯医者」の小噺も出て、いよいよ「藪医者」の噺である。
以前は同じ長屋に住んでいた…昔のことを知っている友人が、
往来で「藪医者!藪医者!」と大声で呼ぶので、ちっとも患者が寄り付かない。
権助が客寄せに…まわりに聞こえるように…医者のお迎えの口上をする。
それが大失敗!という…落語にはよくありがちな内容だが、この噺は貴重品!
今日は高座に今戸焼の火入れが飾られていて、今戸焼にまつわる噺かな?
とは、気になっていたのだが、まさに来た!「今戸焼」である。
この噺は以前に南喬師匠で一度だけ聞いたことがあって、でもそのときは
後半の「芝居の誰に似ている…」の福助のところまで行かなかったので、
なんで「今戸焼」なのだろうと疑問だったわけだが、それでこの噺を調べて、
今回はついに!今戸焼の福助人形が出てくるオチまで聞けたのである。
この噺もたいへん珍しいと思うのだが、今日は聞けてうれしい!いい噺。
仲入りにその「福助人形」が登場!今度、私も今戸に探しに行ってみよう。

20130406

後半は旅の噺ということで…これまた来た!「宿屋の仇討」だ。
去年の日本橋の会で「宿屋の仇討」は出ていたと思うのだけど、
私は行けなかったので…ずっと聞きたいな!って、思っていたのだ。
大好きな噺である。今日はこの噺を聞けたので…とにかく大満足!
旅のお武家さまで万事世話九郎だが、小満ん師匠のお武家が実にいい!
落ち着いて…貫録もあり、仇敵を目の前にして、その状況にも動じない…
まあ、座興(ウソ)なので、ぐっすりと眠りたい…ということに尽きるのだが、
一方で大騒ぎの江戸っ子三人連れの慌てよう…旅の終わりにハプニングで
こちらも草津の湯治場で聞いた作り話が実話になるというとんでもない展開で
まるでその場に引き込まれるような面白さ!「宿屋の仇討」は本当に楽しい。
ということで…次回は5月5日(日)だそうである。もちろん予約は完了!

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