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2013年5月16日 (木)

ウィーンフィル 2008/2009

クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーンフィルによる
ベートーヴェンの交響曲全集を収録順に聞いている。
今日は2008/2009シーズンの演奏から交響曲第3番「英雄」。
2009年3月にウィーン楽友協会大ホールでライブ収録。
隅々にまでティーレマンのこだわりによる表情付けがなされているのだが、
創意工夫に満ちているけれど、どうもそれが心に響いてこない。なぜ?
全体に極めて遅いテンポ設定だが、ときどき速くなったり、また遅くなったり、
少々、安定感に乏しい一面もある。その辺が特徴でもあるのだが、
もっと激しさや力強さが前面に押し出されてくるといいのだけど、
穏やかで雄大な印象は、おっとりとした時間の流れを作り出している。
その遅いところでじっくりと深みのある響きが引き出されているところなどは、
やはり何とも感動的な瞬間ではあるのだが、ウィーンフィルの演奏は
基本的に軽やかでしなやかな音色でもあるので、ここではどうも物足りない。
第2楽章などは…さすがにこれはないだろう!というぐらいに遅い仕上がりで
その辺はティーレマンのやりたい放題でもあって、私的には好印象。
しかしティーレマンの「英雄」というので、ちょっと期待が大きすぎたのだが、
ドレスデンかベルリンフィルで聞いてみたいって…つい思ってしまう。
ウィーン的ではないのだが、低音の使い方はさすが!とは認めつつ…

SONY 88697927172

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