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2013年7月26日 (金)

レスリー・ハワード 2

レスリー・ハワードによるリストの全曲録音から第3巻を聞いている。
B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ、前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」、
バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」のコンティヌオによる変奏曲、
3つの葬送頌歌~死者、夜、タッソーの葬送的凱旋、大演奏会用独奏曲。
1988年2月8-10日にピーターズハムのオール・セインツで収録。
暗い色調の重厚な作品ばかりが集められており、実に興味深い選曲である。
前半のバッハにちなんだ作品は有名だが、後半はもちろんはじめて聞く。
バッハの「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」のテーマによる前奏曲ともう一方の変奏曲を
続けて…比較して聞けるのは素晴らしい。「夜」という作品は、巡礼の年第2年「イタリア」の
「物思いに沈む人」が用いられており、どちらが先に作曲されているのかはわからないが、
中間部はハンガリー狂詩曲のような曲想に変化して、極めて珍しい作品が聞ける。
レスリー・ハワードは激しく弾きまくる場面と美しい音色で聞かせるところとで
どうしても表面的な効果が目立つ…あまり深みの感じられる仕上がりではないのだが、
それは作品の特徴を正面から忠実に表現したということであって、これでいいのだと思う。

CDR831

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