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2013年7月31日 (水)

横浜の風景から 325

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夕方、泉区上飯田町の境川と相沢川の合流点である。

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相沢川にかかる相沢橋にて、境川との合流点を見る。

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相沢川を見ると…驚き!干上がっていた。
利根川水系の水不足がニュースになっているけれど、
相沢川も干からびていた。おそらく上流の水門を止めて、
水量を調整しているのだろうけれど、はじめて見る!

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2013年7月30日 (火)

パスカル・ロジェ 6

1969年のパスカル・ロジェでリストの作品集を聞いている。
ピアノ・ソナタ ロ短調、超絶技巧練習曲集~第4番 マゼッパ、
巡礼の年第1年「スイス」~オーベルマンの谷、愛の夢 第3番。
1969年12月にロンドンのキングズウェイ・ホールで収録。
ジョルジュ・エネスコ国際コンクールで優勝したパスカル・ロジェが、
DECCAと契約した直後の録音だそうで、18歳のときの録音である。
ジュリアス・カッチェンの弟子ということでブラームスの録音もあったが、
リストを弾いていたとは、このCDに出会うまで全く知らなかった。
フランス音楽のスペシャリストとしての今日のイメージからすると
最初に録音されたのがリストの作品だった…というのは意外だけど、
この後に1980年にも巡礼の年第2年「イタリア」も録音されている。
超絶技巧の作品が集められているのは、これもまたイメージと違うのだが、
若き日のパスカル・ロジェが弾きまくっているという印象は興味深い。
一方の抒情的な表現における美しい表情付けも魅力的で
その辺は現在のパスカル・ロジェにつながるところといえるのか。

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2013年7月29日 (月)

圓生百席 「牡丹燈籠(一)」

夏は怪談噺である。三遊亭圓朝作「怪談牡丹燈籠」。
今日は(一)「お露と新三郎」で馴れ初めの場面を聞いている。
「刀屋」という発端もあるけれど、圓生師匠は馴れ初めから。
幇間医者の山本志丈が、亀戸の臥龍梅の梅見の後に
新三郎を飯島家の寮に案内して、お露に引き合わせる。
その後、会えずにいる間、お露は新三郎に恋い焦がれて、
死んでしまったが、盆になって、お露と米の二人が訪ねてくる。
新三郎の後見人で人相見の白翁堂が幽霊であることを見抜き、
新幡随院の良石和尚の教えによって、家のまわりにお札を貼る。
お札の効力により中に入れない!お露の幽霊を締め出した。
新三郎さまは心変わりした…と続きは有名な「お札はがし」。
毎夜、カランコロンの下駄の音で幽霊が訪ねてくるのだが、
実際のところ、ここは全く恐くない。しかしやはり面白い!

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2013年7月28日 (日)

イヴァン・モラヴェッツ 6

1960年代のイヴァン・モラヴェッツを聞いている。
今日は1969年の演奏を集めてみることにして、
ショパンのスケルツォ 第1番、練習曲 作品25-7、
マズルカを5曲(作品50-3、63-3、7-2、24-2、17-4)、
そして舟歌である。続いて…ドビュッシーの「ピアノのために」、
ラヴェルのソナチネ、1969年にウィーン・コンツェルトハウス、
モーツァルト・ザールで収録されている。感動的な演奏だ。
テクニックを聞かせるピアニストではないと思っているけれど、
ショパンのスケルツォや「ピアノのために」のトッカータ、
ソナチネの終楽章など、高速で鮮やかな動きを必要とする曲で
実にしなやかに…角のない流れるような演奏を聞かせている。
もちろんモラヴェッツならではの豊かな音色も魅力であり、
本当に素晴らしい演奏だ。ショパンの舟歌もうっとりの味わい。

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2013年7月27日 (土)

ロリン・マゼール 11

蒸し暑い夏にはシベリウスがいい。それに限る!と思っている。
マゼール指揮ウィーンフィルによる1960年代の交響曲全集より
今日は交響曲第3番と第4番で1968年4月の録音である。
第3番は少々元気すぎるシベリウスかな?第4番は激しい!など
いろいろな感想が出てくるのだが、だからこそ面白いのであり、
それこそが魅力…若き日のマゼールの才能が爆発している。
かなりの過激な仕上がりだが、ウィーンフィルの流麗な演奏は見事。
非常にリアルな感触に夢中になって、録音も素晴らしいのである!
それにしても心に響いてくる。痛いほどに切実な音楽である。感動。

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2013年7月26日 (金)

レスリー・ハワード 2

レスリー・ハワードによるリストの全曲録音から第3巻を聞いている。
B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ、前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」、
バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」のコンティヌオによる変奏曲、
3つの葬送頌歌~死者、夜、タッソーの葬送的凱旋、大演奏会用独奏曲。
1988年2月8-10日にピーターズハムのオール・セインツで収録。
暗い色調の重厚な作品ばかりが集められており、実に興味深い選曲である。
前半のバッハにちなんだ作品は有名だが、後半はもちろんはじめて聞く。
バッハの「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」のテーマによる前奏曲ともう一方の変奏曲を
続けて…比較して聞けるのは素晴らしい。「夜」という作品は、巡礼の年第2年「イタリア」の
「物思いに沈む人」が用いられており、どちらが先に作曲されているのかはわからないが、
中間部はハンガリー狂詩曲のような曲想に変化して、極めて珍しい作品が聞ける。
レスリー・ハワードは激しく弾きまくる場面と美しい音色で聞かせるところとで
どうしても表面的な効果が目立つ…あまり深みの感じられる仕上がりではないのだが、
それは作品の特徴を正面から忠実に表現したということであって、これでいいのだと思う。

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2013年7月25日 (木)

タマーシュ・ヴァーシャリ 3

タマーシュ・ヴァーシャリによる1970年代の名盤で
ラフマニノフのピアノ協奏曲を収録順に聞いてきた。
今日は第4番とパガニーニの主題による狂詩曲。
ユーリ・アーノロヴィチ指揮ロンドン交響楽団と協演。
1977年1月にロンドンのワトフォード・タウンホールで収録。
このシリーズは本当に素晴らしい。スケール雄大な演奏だ。
作品の方向性もあるのだろうけれど、今回はそれほど濃厚ではなく、
どこか客観的な視線も大切にしながら…丁寧にじっくりと歌い込んでいる。
遥か彼方へと響いていくような…遠近感による空間の創造も感動的で
アーノロヴィチの音作りには、実に惹きつけられるものがある。
ヴァーシャリの音の美しさは、特にパガニーニの主題による狂詩曲で
圧倒的な輝きであり、これもまた作品の特長というべきか…
ピアノ協奏曲第4番は、モノトーンな渋さが魅力であろう。

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2013年7月24日 (水)

落語研究会 柳家権太楼

今日は以前に落語研究会で放送されたもので
権太楼師匠の「唐茄子屋政談」を聞いている。
今年の夏はこの録音を持ち歩こうということで!
本寸法の「唐茄子屋政談」なので、若旦那が勘当になって、
どこへも行くところがなくなって、大川に身を投げようと
そこを本所達磨横丁のおじさんが偶然に助けるのだが、
三日間、何も食べるものがなく、空腹の苦しみを知っている…
それで後半の誓願寺店で子供に弁当を食べさせてやる!
そこにつながるのであり…何とも感動的な50分の高座。

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2013年7月23日 (火)

落語研究会 春風亭一朝

今日は以前に落語研究会で放送されたもので
一朝師匠の「蛙茶番」と「祇園祭」の二席を聞いている。
祇園祭で季節の噺ということで…京都の夏である。
一朝師匠の「祇園祭」がたいへん貴重なのは、
「三人旅」の続きで…噺は旅の様子にはじまり、
京都に入って、湯屋で旅の垢を流して、女郎買い。
遊びすぎて、旅の路銀がなくなったものだから
ふたりは江戸へ戻ってしまい、残ったひとりが、
京都のおじさんの家に居候。それで祇園祭の見物で
具合が悪くなったおじさんの代わりで友達という人が、
茶屋に案内をする。それで京都と江戸の自慢で大喧嘩に。
よく聞く「祇園祭」では、この辺の経緯は省略されるので
偶然に隣り合わせた京都人と喧嘩になるものかと思っていた。
江戸っ子の啖呵は、一朝師匠はいつもながら絶品だが、
祭りのお囃子を口真似で描写するところは最高!
砂利を掴むと首が落ちる…のオチも「祇園祭」は面白い。

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2013年7月22日 (月)

エマニュエル・アックス

エマニュエル・アックスの最新盤で
変奏曲ばかりを集めたディスクを聞いている。
ベートーヴェンの「エロイカ」の主題による変奏曲とフーガ、
ハイドンのアンダンテと変奏曲、シューマンの交響的練習曲。
2012年6月25-27日にニューヨークで収録されている。
まずは音のことになってしまうのだが、すごくピアノに近い印象で
アックスの息遣いまでが伝わってくる…私はこういうのは好き!
リアルな感触に驚かされて、最初がベートーヴェンの作品だし、
迫力や厚みのあるピアノの音色に圧倒されてしまうのだが、
ハイドンへと進むとしだいに音の美しさに夢中になって、
表現も細やかであるし、シューマンは丁寧に弾き込まれている。
アックスならではの安定感で…穏やかな感情表出も特長であり、
緩急や強弱、音楽の起伏が強調されているわけでもなくて、
その点では、円熟味が増していると受け止められるのだろうけれど、
この渋くも深みがあって、玄人向けというか、その辺が聞きどころ。

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2013年7月21日 (日)

バイエルン放送交響楽団

マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団による
ブラームスの交響曲全曲を収録順に聞いてきた。
今日は2011/2012シーズンの演奏から交響曲第4番。
2012年2月6-10日にミュンヘンのヘルクレスザールで収録。
この第4番で最後となるが、2012年の最も新しい録音であり、
今まで聞いてきた中でもこの演奏が私は一番好きだ。
さっぱりした表情というか…シンプルに響かせるというか…
濃厚なブラームスは、どうもヤンソンスらしくなくて、
バイエルン放送交響楽団の機能性を引き出している…
というのもあるのだろうけれど、素晴らしい演奏である。
音色は明るくて、もっと枯れた印象でも私は大丈夫だけれども、
暖色系の南ドイツ的な方向性は、このオーケストラの特長か!
少し涼しいので…夏の夜にブラームスも実に味わい。感動。

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2013年7月20日 (土)

東海道の風景から 25~大森町

JR蒲田駅に到着したけれど…まだ時間も早いので
もう少し足を延ばしてみようかと今度は京急方面へ。

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蒲田駅のすぐ近くだが、呑川を渡る宮之橋。
呑川の上流方向で正面に見えるのがJRの線路。

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宮之橋にて呑川の下流方向を見ている。東の方角。

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しばらく歩いて、大田区大森西5丁目の三輪神社。
立派な神社だけど…地域に密着した感じがいい。

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三輪神社にお参り。隣に見えるのは信者会館。
京急大森町まで歩いて、今日はこれにて終了。

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東海道の風景から 24~六郷

東海道歩きも六郷の渡しまで来て、
川を渡れば、川崎宿というところなのだが、
今日はその前に六郷から蒲田の周辺を
JRの線路沿いに歩いてみる。
京急の六郷土手を出発。

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大田区西六郷4丁目の熊野神社。

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熊野神社から西へすぐの場所だが、
同じく西六郷4丁目の高畑神社。

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高畑神社にお参り。夏の空で神社は静かだ。

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JRの線路沿いにしばらく歩いて、
大田区西六郷2丁目の白山神社。
真言宗薬王寺のお隣にある。

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白山神社にお参り。広い境内だ。

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白山神社の境内にある正善坊稲荷。
たくさんの鳥居が並んでいる。

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白山神社と正善坊稲荷の全景を見る。
このままJRの線路西側を蒲田駅まで歩く。

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2013年7月19日 (金)

落語につぶやき 210~十徳

昨日の小満んの会で…けい木さんが聞かせてくれた「十徳」。
「十徳」と書いて、「じっとく」と読む。すごく久しぶりに聞いた。
噺の筋も忘れてしまっていたので…はじめてみたいな印象。
まず「十徳」とは、どんな着物なの?という疑問が出てくるが、
噺の中の江戸っ子連中だって、わからないぐらいなのだから、
現代人が知っているわけがない。「十徳」でネット検索してみると
画像もあるので…見ることはできる。茶道で使われているのか?
ご隠居さんが変わった着物で歩いていたから、あれは何だ?と
みんなで噂している。八五郎がご隠居のところに聞きに来て、
「十徳」だと教えてもらい…「どういうわけで十徳か?」って、
「立てば衣のごとく、座れば羽織のごとく、ごとくごとくで十徳だよ」と
冗談で教えてやるのだが、八五郎はそれを友達の前でやりたいと
しかし「立てば衣のようだ、座れば羽織のようだ、ようだようだでやだ」
「足りなくなっちまった」とうまくいかない。もう一度…
「立てば衣みたい、座れば羽織みたい、みたいみたいでむたい」
「立てば衣に似ている、座れば羽織に似ている、にているにているで…」
「立てば衣に一致、座れば羽織に一致、いっちいっちで…」
「にっちもさっちもいかなくなった」というオチ。だったかな?
落語事典は「にたりにたりで…これはしたり」となっている。
他に両国橋のいわれや八つ見橋が一石橋になった訳も出てきて、
大雨で橋が流され、後藤さんと後藤さんの両家の援助で橋が架けられた。
それで後藤(五斗)と後藤(五斗)で一石だよ…というのもある。

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2013年7月18日 (木)

第117回 柳家小満んの会

今日は「柳家小満んの会」で関内ホールへ。
早めに出掛けて、参議院選挙の期日前投票を済ませた。
夕方で混んでいるかと思ったのだが、意外にガラガラで
あっという間に順調に終わったので、関内に着いても
まだ時間があったので、いつもの「おはな商店」へ。
まずは腹ごしらえ。今回は「コク旨味噌らーめん」にしてみた。
味噌もおいしい!でもやっぱり「豚骨」がいいかな。
コシのある太麺のモチモチ感がたまらず…麺は最高だ。
さて、関内ホールへ。今日は夏の噺が並んでいる。

林家けい木:十徳
柳家小満ん:たがや
柳家小満ん:三年目
柳家小満ん:鰻の幇間

先週の日本橋に続いて、前座さんはけい木さん。なんと「十徳」。
「付け焼刃は剥げやすい」ではじまったので、「子ほめ」かな…
隠居のところを訪ねた八五郎…この情景は「道灌」?「一目上がり」?
あれ…違う。何これ?というので、「十徳」だった。久しぶりに聞く。
五年ぶりぐらいか?以前にさん吉師匠がちょっとだけ短い噺を最初に…
というので、「十徳」を演じて、それから他の噺に移ったのだけど、
そこで聞いて以来だ。噺もすっかり忘れてしまっていたし、実に新鮮!
両国橋が下総と武蔵の両国に掛かっていたところから「両国橋」という
ここは続く「たがや」につながるではないか!もしかすると…この流れは、
小満ん師匠がけい木さんに「十徳できる?」って、リクエストしたのかも。
わからないけど…両国橋の川開きへと…絶妙な導入となったところで
小満ん師匠が「たがや」で江戸の花火の情景。川開きの様子である。
この噺は短いので…マクラをたっぷり、鍵屋、玉屋の花火の歴史から
花火の掛け声のかけ方、ここでは、芝居の掛け声…つまりは大向う、
そして寄席の掛け声…「黒門町!」って地名でいうなど、いろいろ聞けて、
小満ん師匠のマクラが好きな私にとっては、最初からうれしくなってしまう。
そして何とも夏の風情である。夏の夕暮れだ。紫色の空が見えるよう。
橋の上の賑わい…花火への期待でごった返している人々の活気。
威勢のいい江戸っ子は、荒っぽさと人情であふれているのであり、
喧嘩の時間で…いつの間にか辺りは暗くなっていたが、
そこへ花火が上がって、パッと明るく照らされると…人々の顔が映って、
まるで映像のよう。引き込まれて、自分も橋の上にいるみたいだが、
次の瞬間、お侍の首も宙に舞ったから…た~がや~!
花火って、次がいつ上がるのか?緊張して、空を見上げているものだけど
その集中力で「たがや」も聞かなければいけないのだ。今さら気付く。
続いて二席目も…まずはあの世の小噺だが、死んだかみさんが嫉妬深く、
幽霊になって旦那の元へ出ようとするが…閻魔さまから許してもらえず、
というのは、幽霊は美人がなるもの…お前は化け物だ!という噺で、
面白いのだが、いつの間にか話題もすっかり幽霊に近づいたところで
「三年目」である。この噺も恐くないし、むしろ笑いどころたくさんで、
私が知る限りでは、スタンダードな「三年目」なのかな…とは思うけど
小満ん師匠の味わいが噺全般に浸透していて、なんて心地よいのだろう。
こういうのは贔屓目と好みの問題であり、聞き慣れている噺家さんだ…
というのが大きいのだろうけど、しかし柳家小満んの会には、
常連の大好きなファンが詰めかけているのだから…その点では
会場全体がこの空気を共有して、きっとよい思いをしていたはず!
ふたりのおかみさんが出てきて、つまりは死んでしまうおかみさんは、
後半には幽霊になる…こちらは陰の存在である。それに対して、
新しくお嫁に来た後妻のおかみさんはかわいらしく、赤さんも産れて、
こちらは対比で陽のおかみさん。そのふたりの微妙な違い、
表情の付け方はまさに絶妙で、大袈裟ではなく、ちらっと感じさせる…
師匠が意図的にそうした変化を付けたのか?それとも噺の流れで
自然にそうした違いが生まれてきたものなのか?それはわからないが…
決して過剰にならない…細やかな味付けが積み重なって、
思い出せば思い出すほど、感動的なのである。基本は渋くて、
その場では淡々と流れているようで…後からじわじわ来る。
仲入り後に「鰻の幇間」だが、ここでは「三年目」と打って変わって、
こちらは幇間…一八の噺であり、勢いと華やかさ、弾けるテンポ、
過剰に目に余る振る舞いこそが一八なのである。大いに盛り上がる!
小満ん師匠の「鰻の幇間」は絶品だ!圧倒的な輝き!とにかく凄い!
今回は穴釣りに関しては説明だけで、羊羹は省略。丘釣りに絞って、
「お宅は先のとこ」の入れ方とか…少しずつ再構成されていたような…
いや、気のせいかもしれない。鰻屋の女中さんにお小言を連発し、
一八の怒りが最高潮に達するところ、ものすごい迫力だった。笑った!
本当に面白い。「鰻の幇間」は普段からよく聞いているのだけど
それでもこれだけ大興奮になるのだから、どうも相当に好きみたいで。
マクラで紹介されたのだが、忘れないうちにちょっとだけ書いておくけれど、
松山から出てきた正岡子規が、一校(現在の東大)を受験して、
苦手な英語の筆記試験で「judge」について記述するところで
カンニングで隣に聞き出して、すると教えてくれたのは「法官」。
なのに…子規は「幇間」と勘違いして、「太鼓持ち」について書き連ねたとか。
結果は見事に合格であったのだけど、ならば「幇間」は英語で何?となり、
「jester」だそうである。「冗談をいう人」「(貴族に雇われた)道化師」とある。
ヴェルディのオペラで「リゴレット」が、まさに雇われ道化師だ。幇間。
ということで…次回は9月15日(日)第118回 横浜 柳家小満んの会
演目は「猿後家」「成田の間男」「猫久」の三席。日曜日の昼間の開催だ。
小満ん師匠の「成田の間男」は大好きで…これは楽しみである!

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2013年7月17日 (水)

落語につぶやき 209~幽女買い

月曜日に小満ん師匠の「幽女買い」を聞いてきたのだが、
めったに聞けない噺なので、これを機に少し調べてみよう。
ということで落語事典を参照したのだが、あまり載っていない。
解説は「明治時代にはよくやったはなし。」とだけある。
誰が創ったとか…誰が得意にしていた…とか、そういうのはない。
私はこの噺を何で知ったかというと…黒門亭のネタ出しで
福治さんが「幽女買い」を出していて、その日は聞いていないのだが、
一体どんな噺だろうと…ネット上にある録音を探してみたのだ。
私はこういう言葉遊びの噺は大好きなので…面白いと思うけど。
でも「死」とか「冥土」とか、縁起の悪い言葉が立て続けに並ぶので
寄席では、興行的にあまり好まれないのか?禁止ではないと思うけど。
とことん陰気な話題で…聞いているこちらは陽気になるという噺では?

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2013年7月16日 (火)

東京の風景から 15~佃島盆踊

昨日はお盆の15日で…夕方から佃島に行ってきた。
こちらで行われている盆踊りがすごくいいと聞いたので。
江戸時代には、盆踊りは幕府によって禁止されていたのだが、
現在と違って、海に囲まれていた佃島の念仏踊りだけが許され、
江戸の頃の盆の風習が400年にわたって、守られているのである。
佃島の盆踊りは、東京都の無形文化財に指定されているそうだ。

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盆踊りの前に佃祭の大幟の柱、抱がこちらに埋設されている。
海で砂の中に埋めて…という保存方法なのである。すごい!

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盆踊りだが、夕方は子供たちが踊っている。
こんなに小さな頃から佃の風習を身に付けていくのだ。

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20時を過ぎて、夜は大人の部である。
保存会のお年寄りが太鼓を叩きつつ…念仏を唱え、
それに合わせて、ゆっくりと一歩ずつ踊られる。

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佃島は念仏踊りなので…いわゆる町内の盆踊り大会とは、
全く別のものだ。先祖や海で亡くなった無縁仏を弔い、
盆踊りで仏様と一緒に踊るのである。感動的だ!

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2013年7月15日 (月)

柳家小満ん「在庫棚卸し」

今日は小満ん師匠の「在庫棚卸し」第7回で
暑いし、寄り道していたら汗だくになってしまうので…
真っ直ぐに四谷三丁目へ…荒木町の橘家である。
中は涼しいし、噺で暑さを忘れる…夏は落語に限る!
今日も日中は猛暑であったと思うのだけど、
それを知らずに一日過せたのだから…救いだ!
噺の方も夏の季節感を満喫できたのであった。
「海の日」で祝日だけど…お盆の15日と思いたい。
落語って、そういう想いに気づかせてくれるので、
夏の風情、江戸の名残を感じるのは貴重なことだ。

柳家小満ん「在庫棚卸し」第7回
柳家小満ん:かぼちゃ屋
柳家小満ん:幽女買い
柳家小満ん:鰻の幇間

売り声のマクラから…与太郎がおじさんに呼ばれて、
これは「かぼちゃ屋」である。この噺も柳家の定番というイメージだが、
四代目の柳家小さんが、落語研究会で「唐茄子屋」を出しておいて、
誰もが「唐茄子屋政談」と思っていたところで…上方の「みかん屋」を
唐茄子(かぼちゃ)にして演じて、びっくりさせた!という…
そんなエピソードが残っているそうである。実に面白い!いい話。
噺の方も面白いのである!おじさんから「上を見ろ」といわれて、
つまりは掛け値をしろということなのだが、お客がああだこうだと
かぼちゃを選んでいる間、ずっと上を向いている与太郎…かわいい!
下を向いたら…売り切れで、それに驚く姿はますますかわいい。
「お客のいうことを聞かなきゃいけないよ」と教えられたから
言いなりになっているし、なんて素直な性格!…そんな与太郎さん。
ほのぼのとした空気が心地よいし、かぼちゃと空を見上げた太陽で
すごく夏を意識させるのだが、そこに暑さは感じさせない。素敵!
夏といわずに…夏の風情である。軽やかに楽しい気分で開幕。
続いて二席目は、ここでお盆の15日…江戸のお盆を感じつつ…
ちらっと「魂の入れ換え」かな?と思ったのだが、いや違う!
もっと夏らしい…お盆にぴったりな「幽女買い」であった。
どんな噺だろう…と思って、録音では聞いたことがあったのだが、
実演でははじめてだ!うれしくなってしまう。思わず気合が入る。
この噺もめったに聞けないけれど、本当に面白い。爆笑だ!
三途の川の手前で…ここは冥土だよ!紙の六文銭が懐に。
死んだ瞬間、病は治るし、痛くも痒くもない…何ていいところ!
縁起の悪い「四」とか「死」が喜ばれ、陰気な空気が好まれる。
そんな言葉が立て続けに並んで…それがおかしくてたまらず、
しかしここがまた、暑さを忘れる清涼感でもあって、不思議な魅力だ。
幽霊…といっても味な存在だけれども…青白いのがいいそうで
そういうのを聞いていても…噺の色付けに涼しさを感じる。
あの世の寄席では、初代可楽、初代志ん生、そして圓朝!
しかし圓朝は「無舌居士」で閻魔さまに舌を抜かれたから喋れない…
それでも圓朝の弟子は名人揃い…圓喬、圓馬、圓左、圓右、…
それにステテコの圓遊にラッパの圓太郎、楽しくなってしまう。
なんだか幸せな気分になってしまった。陰の噺で…こちらは陽に!
仲入り後、夏の気分はますます高揚して、「鰻の幇間」である。
これがよかったのだ。思わず乗り出してしまった。一八が絶品。
小満ん師匠の幇間って、大好きなのだけど、今日の高座も
文楽師匠が舞い降りてきた。以前「つるつる」のときも感じたけれど
パッと光が差してくるような…この華やかさが文楽譲りだと思う。
前半に一八が穴釣りをする場面があって、羊羹二竿をもって、
世話になっている姉さんのお宅を訪問するところ、おっ来た!
今日の一般形となっている古今亭の「鰻の幇間」とはちょっと違う。
文楽師匠から伝わっている「鰻の幇間」ということだが、
しかし晩年の文楽師匠は、噺をコンパクトにまとめる傾向で
やはり「羊羹」は省略していたらしい。この「羊羹」の場面が、
本来の前半部分ということか?現在は後半の丘釣りに絞られる方向。
しかしそれにしても…一八の無駄に勢いがあって、それが実に適当で
すべてがふわふわと軽い印象…本当にこの一八が何ともいい。
しかしそれが、手銭でやっていると気付いた途端に…厳しくなって、
店の女中に説教をする場面、芸人魂というか、幇間にも誇りがある!という
この変化の切れ味、噺のメリハリで…笑いが感動に変わってしまうのだ。
小満ん師匠の「鰻の幇間」であるが、実はもう一度聞けるチャンスがある。
木曜日(7月18日)の横浜での「柳家小満んの会」で、楽しみだ。期待!
そして次回の「棚卸し」は8月3日の土曜日だそうである。予約した!

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2013年7月14日 (日)

東京の風景から 14~湯島天神

昨日は夜、日本橋で「柳家小満んの会」だったので
昼間、あまり歩きすぎると…バテてしまうのではないか!と
相変わらず猛暑の東京だったので、御徒町から湯島へ
短い時間で散歩。お馴染みの湯島天神にお参りだ。

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いつもながら天神下から男坂を上ったが、ひっそり。
こんなところにも夏の湯島天神を感じる。

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湯島天神にお参り。この暑さで参拝者もまばらだ。
でもこの静けさは好きなので…暑くても通ってしまう。

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合格祈願の絵馬もまだこの時期は少ない。
というか、いまからお願いしているのだな。

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今日は人も少ないので、ゆっくり梅園の方へまわってみた。
梅の季節は見たことあるけれど、夏は来たことなかったので。

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右に見えるのは泉鏡花の筆塚である。

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湯島天神のきれいな庭園。暑さも少し忘れる。

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2013年7月13日 (土)

第262回 柳家小満んの会

黒門町を後にして、上野広小路から銀座線で三越前へ。
夜はお江戸日本橋亭で「柳家小満んの会」である。
お盆の噺が並び、「渡しの犬」は、「夢から覚める」というので
「盆々唄」とつながっているのかも?ふと思ったのだが…
そういえば…「大山詣り」も目覚めると頭は坊主だった。
なるほど!今回は「目覚めると…」という三席である。

林家けい木:やかん
柳家小満ん:渡しの犬
柳家小満ん:盆々唄
柳家小満ん:大山詣り

「渡しの犬」は、旧制中学校の英語の教科書に載っていた…
「デビットスウォン」という短編小説を小満ん師匠が、
かなり昔に落語に仕上げたのを…久しぶりに再演だそうである。
のんびりとした空気が心地よくて、何とも味わいだったので
必死に思い出して、出てきた話だけ記録しておきたい。
文化・文政から天保になろうとしている頃(1800年代の前半)、
日光街道で江戸を目指して出てきた若者が、水戸街道にまわって、
柴又の渡しで昼寝をしている。そこに来た駕籠の老夫婦が休息を取り、
若者が死んだ息子に似ているということから…身代を譲ろうと
相談をはじめるが、もう一歩のところで、駕籠が出発してしまった。
続いて…器量のいいお嬢さんが、寝ている若者がまるで役者みたいと
見初めるのだけど…話はそんなにうまく運ぶわけもなく…
今度は風体の悪いふたり連れがやってきて、枕探しで
寝ている男の懐から財布を抜き取ってやろうと企むのだが、
そこに一匹の白い犬がやってきて、吠えられたものだから、
「こんなやつから取り上げても…」と捨て台詞を吐いて行ってしまった。
やっと男も夢から覚めて、出ようとしている渡し船に自分も乗ると駆けつける。
そこに先ほどの犬がやってきて、かわいい犬だね、渡しの犬かい?と
船頭に尋ねてみると「いいえ、私の犬ではありません」というオチだったか?
最後があやふやになってしまったが、夏の昼下がり、少し気だるい風景が、
目の前に広がって、いや…これもすべて夏の夢なのではないかという…
ぜひまた聞きたい噺である。小満ん師匠のこういう噺は本当に素敵!
こちらも夢から覚めて、「盆々唄」で江戸のお盆だが、この噺はだいぶ前に
駿菊さんで聞いたことがあって、志ん生師匠の録音が残されていると
その録音も見つけて、一時期はまって聞きこんだことがあったのだが、
知っているので…あえて予習もせずに臨んだのだけど、はじまると
噺の筋がよみがえってくる。迷子のおひろちゃんを育てて、夏になり、
お盆を迎え、女の子たちが盆々唄を歌いだすと…おひろだけが、
「江戸で一番は相生町」…ここで子供を授かるという夢から覚めるのであり、
翌日、おひろの本当の親を探しはじめて、本所相生町でついに見つかった。
この噺はオチのない…ということは人情噺であり、すごくいい噺で、
何で演じられないのだろう。季節は限られるかもしれないけれど、
「盆々唄」は夏の噺で…もっといろいろな噺家さんにどんどん演じてほしい!
久しぶりに聞けた喜びもあるし、本当の親に子供を返してやりたいという想い、
親子の再会の場面は感動的で、貴重な噺が聞けた。今日の大収穫。

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そして先週に続いて、小満ん師匠の「大山詣り」。待ってました!
黒門亭で聞いて、すぐに保土ヶ谷宿の金沢横丁の写真を送ったのだが、
「かなさわ道」と「圓海山道」の道標の話題を噺の中に加えて下さって、
「圓海山で峰の灸をすえるかい?」「灸なら金沢八景の方がましだ!」
横浜の圓海山は「強情灸」でもお馴染みの「峰の灸」が有名だけど、
それで金沢八景まで足を延ばし、平潟の浜から野島へ…船を出して、
急な天候の変化で…船がひっくり返ってしまった。というのはウソだけど、
「大山詣り」の賑やかさ、大山講の一行が戻ってくるのは夏の夕暮れ、
おかみさん連中は、お毛がなくなり、冗談が過ぎるのだろうけれど…
みんなが無事でよかったね…という展開は、落語の素晴らしさ。
熊五郎もマゲを落として…坊主頭は、きついお灸がすえられたし、
他の連中もおかみさんが丸坊主で…きっともう、懲り懲りだろう。
本当に楽しい「大山詣り」だった。あまりに魅力的だったので
しばらくは…他の「大山詣り」は聞きたくない!それぐらいよかったのだ。
ということで、明後日(7月15日)は、四谷にて柳家小満ん「在庫棚卸し」、
さらに来週木曜日(7月18日)は、第117回 横浜 柳家小満んの会である。
演目は「たがや」「三年目」「鰻の幇間」の三席。まだまだ続く!

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黒門亭でたん丈・金也・世之介

今日は夜、お江戸日本橋亭で「柳家小満んの会」で
昼間、あまり歩き回ると…バテてしまうのではないか!という
そんな…とんでもない暑さで、ちょっとだけ湯島天神にお参り。
そして黒門亭の第2部だけ聞いて、お目当ては世之介師匠。

第2部
柳家さん坊:つる
三遊亭たん丈:蝦蟇の油
三遊亭金也:百川
金原亭世之介:愛宕山


前座さんはさん坊さん。上手い!のだけど、「つる」という噺は、
あまり面白くない。「つる」で聞かせる人は、相当に面白い人。
真っ向勝負では、無理なんじゃないか?でも前座噺か…
続いて、たん丈さんが出身の秋田ネタから「なまはげ」の小噺。
もしや…これは「秋田弁金明竹」が来るのか!と期待したが、
今日は「蝦蟇の油」だった。でもただの「蝦蟇の油」ではなく、
前半は一般的な蝦蟇の油売りの口上を再現して、そして後半、
時は現代、お祭りのアトラクションで蝦蟇の油を売っている男。
売れ行き好調で一儲けできたので、駅前の居酒屋「笑笑」で
昼から酒を飲んでしまったからたいへん!たん丈さんは面白い!
タイガーバームって、万金丹のことらしい。成分がほとんど同じ。
落語に出てくる「万金丹」は、また別の薬なのか?というのも
「白湯にて用うべし」ということは、飲み薬ってことでしょ?
金也さんが「百川」である。たん丈さんと祭りつながりか?
たぶん関係ないか…初夏の噺でそろそろ時期も終わっちゃう。
トリは世之介師匠。マクラから面白い。富士山の世界遺産登録で
江戸の人々がお山へ登ったのは、信仰心からであったのだが、
もうひとつ理由があって、旅をするのに…伊勢詣りや京・上方見物というと
箱根の関所を越えるのに…信仰というと手形を取りやすかったそうである。
それを踏まえた上で…京見物で愛宕山に参詣。何となくこの辺の内容は、
夜の「大山詣り」につながって、うれしくなってしまう。世之介師匠も大好き。
終わったら17時で…本寸法の「愛宕山」だけど、たっぷりであった!
上野広小路から急ぎ、銀座線で三越前へ向かう。夜は小満んの会!

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今日の番頭さんで…お見送りのたん丈さん。

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2013年7月12日 (金)

落語につぶやき 208~大山詣り

先週の黒門亭で小満ん師匠の「大山詣り」を聞いてきて、
その中で…坊主頭で戻ってきて、長屋のかみさん連中に
頭を丸めた経緯を説明するところで、保土ヶ谷まで来ると
誰が言い出したか…金沢(金沢八景)へまわりたいって、
船で海に出て、急な悪天候で船がひっくり返ってしまった…
生き残ったのは自分だけであり、弔いで頭を丸めたと
嘘の話を聞かせるのだが、東海道の保土ヶ谷宿に
「金沢横丁」という場所があり、金沢道(かなさわ道)への
ここは分岐点なのである。いまも道標の石碑が残されている。

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保土ヶ谷宿の金沢横丁は何度か行ったことがあり、
写真も撮ってあったので、戻ってすぐにプリントして、
小満ん師匠にお手紙したところ、丁寧な返事を下さった。

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「大山詣り」の古くからある従来の型では、ここは
神奈川宿から金沢八景を目指すというのが一般のようで
しかし師匠も横浜の出身で…金沢は地元でいらっしゃるけれど
土地勘もあるので「保土ヶ谷から金沢八景へ」というので
演じているそうである。私もこれまで…ずっと横浜市民だが、
金沢へは保土ヶ谷から…というのが自然かな?という意見であり、
かつての旧街道「かなさわ道」の記録も残されているわけで
根拠もあり!となるけれど、落語の中に江戸の街道の歴史を
読み解くことは素晴らしく、何ともうれしくなってしまった。
ということで…明日は柳家小満んの会…「大山詣り」である。

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2013年7月11日 (木)

7月11日の感想

東京は最高気温34.5℃で、今日は猛暑日にはならなかったそうだが、
印象としては、汗がダラダラと…昨日以上に暑かった気がするのだけど。
横浜は最高気温33℃で…大体いつも東京よりも1℃低いのである。
観測所のある場所によるものか?海が近いからか?風の影響か?
風が吹いていれば、体感としては凌げるのだけど、今日は風がなかった。
ではどうやって過ごしているかというと…森永アイスボックスである。
今年の夏も巨峰味だ。少しずつ口に入れては、生き返っている!必需品。
夜は新譜のCDを聞こうと思っていたのだけど、ついだらけてしまって、
母が見ていたドラマ「DOCTORS2 最強の名医」を私も最後まで見てしまった。
面白い。これは来週も見てしまうかも。高嶋政伸の怪演が図抜けて笑える。

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2013年7月10日 (水)

横浜の風景から 324

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夕方、戸塚区名瀬町の方面に出掛けて、
名瀬町にある大神宮猿田彦神社にお参り。
何度か来ている神社だが、夏なので…
境内のあちこちに竹が伸びているのには驚いた。

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名瀬川の近くを歩くと…水のそばって涼しいのだけど、
カモが石の上で休んでいる。ホタルもいるらしい。

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戸塚区上矢部町で偶然に見つけた神社。
住宅に挟まれた場所で…少々居づらい場所ではある。
遠くからも石塔が見え、何基かここに集められているようだ。

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庚申塔が二基あった。どちらもすごく立派な庚申塔。
上矢部羽沢第二公園の近くである。

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2013年7月 9日 (火)

落語につぶやき 207~五人廻し

先週、一之輔さんの録音で「五人廻し」を聞いたのだが、
五人目が関取で…相撲の廻しでオチをとる…という型であった。
最後が関取というのは、落語研究会の扇遊師匠で聞いたことがある。
では、その五人の順番は…というと、(一)吉原の由来で啖呵を切る
威勢のいい江戸っ子にはじまり、(二)気持ちの悪いゲス言葉の半可通、
(三)理屈っぽい武骨な男が、怒ったり…(奥様が病気で)泣いたり…怒ったり、
(四)ここで田舎のお大尽が登場してしまって、(五)そして関取が四股を踏む。
花魁を大門の外に放り投げるといいだすが、「廻しの勝負じゃ敵わない」のオチ。
つまりはこの型では、喜瀬川花魁は名前のみで…登場しないのである。

私が「五人廻し」を最初に聞いたのは、小里ん師匠の録音で…実演も聞いて、
いまも基本形だと思っているのだけど、五人の順番を聞き直してみたら、
(一)吉原の由来で啖呵を切る威勢のいい江戸っ子にはじまり、
(二)やたらに難しい言葉を使う理屈っぽい男が最後に泣き出して…
(三)自分は江戸っ子だ!日本橋の在の者といいはる肥担ぎの百姓者…
(四)そして気持ちの悪いゲス言葉の敬語を使う半可通が登場、若旦那風か…
(五)田舎のお大尽の部屋に喜瀬川がいて、一円の玉代を返すから帰ってのオチ。

さん喬師匠の録音もあるので、聞き直してみた。最初はいつも通り、
(一)江戸っ子の啖呵にはじまって、(二)ゲス言葉の半可通、(三)百姓者、
(四)難しい言葉の武骨者が泣き出し、(五)田舎のお大尽に一円返すオチ。
五人の客は共通だけど、順番が少し違っているのがわかる。

ならば、圓生師匠はどうだっけ?と聞き直してみたら
(一)こちらもまた威勢のいい江戸っ子の啖呵にはじまり、
(二)気持ちの悪いゲス言葉の半可通が焼け火箸を振り回し、
(三)難しい言葉を立て続けにいう理屈っぽい男が玉代の件を追及!
(四)日本橋の在の者だという…杢さんという馴染みのお百姓さん、
そして…お時間でございます…ということで、四人目までだった。
もちろん喜瀬川の登場はなく、オチもない形だったのである。そうだった。
圓生師匠の五人全員が集合している完全版を聞いてみたい。

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2013年7月 8日 (月)

落語につぶやき 206~芥子坊主

「芥子坊主」って、何だろう…と調べてみたら
「芥子」とは「けし」と読むそうで、ケシの果実のことである。
なるほど。はじめて知った。ケシにたどり着くまで苦労した。
俳句の方では、芥子の実なので、夏の季語だそうである。

その「芥子坊主」だが、江戸の長屋風景においては、
どのような使われ方をしていたのか?子供たちの髪型のことである。
幼児期には男の子も女の子も一部の髪を残して、丸坊主にしていた。
筆の穂先のように脳天を残したり、前髪だけを残したりしたそうな。
つまりはわかりやすくいうと…「子連れ狼」の大五郎である。
これは勉強になった。江戸時代の長屋にいる小さな子たちは、
みんな揃って、大五郎カットだったのである。知らなかった。笑。
そしてその髪の残し方に…親の好みで少しずつ変化をつけ、
それが脳天であったり、前髪であったり、後頭部であったり、
いまでいうモヒカン刈りであったり…その違いによって、
大勢の中から自分の子を見分けたとか。なるほど!

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2013年7月 7日 (日)

東京の風景から 13~湯島

神田明神を後にして、近くの妻戀神社を目指す。

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文京区湯島3丁目にて…清水坂。

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「清水坂」の道標で、大正十三年一月の造立。

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清水坂から少し入ったところにある妻戀神社。
同じく文京区湯島3丁目である。

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鳥居から階段を上がって、最初に妻戀稲荷。

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そして奥には、妻戀神社の社殿がある。

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妻戀神社にお参り。きれいな神社だ。

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東京の風景から 12~神田明神

昨日は黒門町へ行く前に…JRのお茶の水駅から
神田明神にお参り。梅雨明けでとんでもない暑さ!

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神田明神の随神門。お馴染みの風景だ。

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神田明神にお参り。きれいな青空だけど
この暑さのせいか…人はまばらだ。

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七夕祭の飾りつけ。それにしても暑い。

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2013年7月 6日 (土)

試作品で小ゑん・喜多八

黒門亭の第2部がハネて、外の行列にすぐ並んだ。
今日は落語協会に居続けで…夜は「試作品」である。
いつも日曜日のことが多いのだが、今回は土曜日で
「試作品が終わったら月曜日」というのがないのは、
実に気が楽で、私はうれしい。明日はまだ日曜日。

柳家喜多八:天災
柳家小ゑん:無精床
柳家喜多八:愛宕山
柳家小ゑん:ほっとけない娘

今日は殿下からで、近くある大きな会の稽古をしたいと
これは期待だが、「天災」だった。大好きな噺である。
ものすごく威勢のいい120%過激な…攻撃的八五郎と
冷静で…何より渋い!紅羅坊名丸先生のやり取りが絶品だ。
八五郎から何度も噛みつかれても全く動じない先生もすごいし、
心学の講義を受けて、ふと気づいた八五郎が、気持ちも切り替えて
喧嘩して得したことはない…着物は破くし、怪我をする、仲直りに一杯やる…
銭のかかることばかり…といいだすところ、お気に入りである。悟った?
江戸っ子のさっぱりした性格を代表しているのかもしれないが、気持ちいい。
それで長屋に戻ってきて、熊さんのところでオウム返しの大失敗は、
今度はかわいく思えてくる。そういえば、「先妻の間違いだ」というオチ、
今日の殿下は別のオチだった。油断して、聞き損ねてしまった。何だっけ?
続いて、小ゑん師匠が、前座の頃に習って…今日は久しぶりという「無精床」。
こちらの噺は…実は正直なことを書くと…大の苦手で、ホラーは嫌だ!
下駄の歯を研いだ…ガタガタの剃刀で髭を当たられて、イタイイタイ!
何より恐怖の耳を削いでしまって、犬に食べられる…これはなかった。
ホッとしたのは束の間、剃刀の柄で頭をコツン!柄じゃなくて、刃の方だったから
血がダラ…って、額を伝わってきて…背筋も凍る…冷房以上に寒くなる。
怪談噺よりもよっぽど恐い。これらの点は、記憶から消去することにするが、
見習い中の小僧さんが出てくるけれど、小ゑん師匠のキャラ作りがかわいらしい。
強面で…ぶっきらぼうで、融通のきかない床屋の親方とは好対照か!
やはり「無精床」のことを思いだすと…今となってもゾッとするのでこの辺で。
仲入り後は、殿下が稽古の続きで…今度は「愛宕山」である。幇間の一八だ。
峠の茶屋に到着したところからかわらけ投げの場面に絞って、コンパクトな感じ。
「愛宕山」は、穏やかで大きな存在の旦那と欲ばりで金に執着する一八の対比で
噺だけ聞いていても面白いのだけど、やはり実演を見るとそれ以上に豊かである。
一八が派手にジャンプで…客席も元気に明るく盛り上がったところで…大満足!
今日のトリは小ゑん師匠で…新作台本コンクールの入賞作「ほっとけない娘」。
ファンの間で大評判で…噂に聞いて、楽しみにしていたのだが、ついに聞けた!
好きになって、はまってしまうと…夢中でそれしか見えなくなる…という
今日の主人公でユリちゃんは、仏像マニア!仏像をめぐる旅をしている。
お寺と仏像をキーワードに奈良の旅、後半も鎌倉めぐりの道中付け。すごい!
35歳の仏像女子は、オタクキャラではないけれど、はまってしまう楽しさは、
私もまた共感してしまうし、それゆえに噺の世界に引き込まれていく。
仏像の鑑賞をコレクションのようにとらえて…一種の塗りつぶしの旅は、
落語ファンが、この噺は聞いたことがある…というのと共通でもあるし、
一方で仏像の美しさに目覚めての恋心のような感覚は、ユリちゃんの人間らしさ。
そこが今回は、オタクのマニアック度とは少々違って、つい自分に置き換える点。
そしてその仏像にそっくりな憧れの大仏くんが目の前に現れるのは、これぞ落語!
小ゑんワールドにぴったりの噺であり、すると原作の方にも興味がわくけれど、
とにかく爆笑だったし、楽しくって、幸せな気持ちになれる噺であった。
いま思うと…ユリちゃんの部屋には、漫画雑誌、コミックが本棚にあふれているそうで
マンガに登場の主人公たち…美男美女か?それを仏像に投影しているのだな…
その辺もいまの感覚に近いと思えるし、仏像に目覚めるキャラが備わっていた。
思い出しても面白い。でも考えてみれば…「ほっとけない」の放っておけないのは、
ユリちゃんのお父さんの方で…娘のことを思うばかりに、大仏くんの登場シーンで
自分に都合のいいように聞こえてしまう…ネタバレしちゃうけど、「東大が東大寺」など、
この辺も注目の要素ではあるのか!でも私は父親の立場ではないので、その点では、
やはり仏像コレクターの方に共感を覚える…小ゑんマニアのみな様はそちらの方か?
たくさん笑って、堪能したところで…今回の「試作品」はこれにてお開き。満足満足。

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黒門亭で丈二・福治・小満ん

関東も梅雨明けで一気に猛暑の夏がやって来たのだが、
お茶の水から神田明神にお参りして、のんびり散歩。
湯島から黒門町へ…黒門亭の第2部を聞く。
お目当てはもちろん小満ん師匠で、ネタ出しは「大山詣り」。

第2部
林家扇兵衛:初天神
三遊亭丈二:禁酒番屋
柳家福治:蒟蒻問答
柳家小満ん:大山詣り


前座さんは扇兵衛さん。たしか二度目だけど、久しぶり。
一年ぶりぐらいかも。でも前回はしっかり覚えていて、
「道具屋」だった。強烈な与太郎が記憶に残っているけれど、
今回は生意気な金ちゃんの大活躍で「初天神」である。
その場の空気を読んでのアドリブや台詞も工夫に満ちて、面白い!
体も大きいけれど、度胸も据わっていて、堂々と笑いを取っていくが、
後半に向かって、加速していく、高揚していく…というのが欲しいなと
それは私の希望!面白いのだけど、ちょっと噺の流れが悪くて、
言葉に力はあるのに…勢いが消されてしまっているのは残念!
しかし客を笑わせる噺を作ることも演じることも…しっかりできているので
まだまだこれからの前座さんだし、扇兵衛さんは注目の存在だ!
続いて丈二さんが登場で、酒に関する楽屋裏話から「禁酒番屋」だ。
今日は古典で、新作じゃないんだ…という。何となくイメージだけど、
最近の丈二さんは、古典に熱心になっているのだろうか?いかが?
かなり以前に「極道のバイト達」という噺を聞いたことがあるけれど、
そのときのヤクザもそうだったけれど、今日もお侍でガラッと迫力の声で
酒屋の奉公人たちとは、きちんとキャラの演じ分けがなされているし、
丈二流の古典という印象はあるのだが、これも面白いな…という。
福治さんが寄席の大喜利から問答ネタへ。噺は「蒟蒻問答」である。
「蒟蒻問答」は、私は大好きなのだけど…この噺は江戸をはなれ、
舞台は上州安中か…つまりは群馬県だけど、この設定が珍しい…
ということがよく指摘されている。その江戸ではない土地柄が、
珍しさであり、面白さでもあると思うのだけど、そして同時に…この噺、
病で毛が抜けたから…というので、にわか坊主になるところ、
ここは続く「大山詣り」の導入でもあったのかと…気になるところである。
そして小満ん師匠の登場で…第一声は「坊さんになるのは難しい」って、
また別の展開で、坊主のかみさんを十二人もこさえてしまう…
「大山詣り」のはじまりだ。町内で講を組んで、お山に出掛ける…
富士山であったり、箱根の関所の手前だと大山ということになって、
それがお盆の季節だとも聞いているが、すると江戸のお盆で
七月半ばとするならば、まさにこの時期の噺ということになって、
夏の噺だな…というのが心地いい。旅先でのひと騒動というのでも…
旅の噺は夏!ということをいってもいいのか?「大山詣り」は魅力的!
実は来週の「小満んの会」でもこの噺はネタ出しされていて、というので
今日はこれぐらいにして、予習の感じでとどめておこうと思うけれど、
男たちが長屋に戻ってきて、かみさん連中がみな坊主頭になっており、
大騒ぎに喧嘩になるのだが、先達さんがそこでひと言…
無事に戻れたのだからいいではないか…「お怪我(毛が)がなくてよかったね」
この先達さんの穏やかな…喧嘩を鎮める…諭す言葉が感動的だった。
こういうところは、やはり小満ん師匠はすごいなって、何とも味わいである。
大騒動の火が消えて、ホッとして、心安らかになったところで
続いて、この後、そのまま落語協会に居続けの…夜は「試作品」である。

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2013年7月 5日 (金)

ウィーンフィル 2009/2010

クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーンフィルによる
ベートーヴェンの交響曲全集を収録順に聞いている。
今日は2009/2010シーズンの演奏から交響曲第6番「田園」。
2010年4月にウィーン楽友協会大ホールにおけるライブ録音。
ティーレマンらしいところでは、低音がしっかりと聞こえてくる…
そういう感じもするけれど、それほど際立ってしまうことはないし、
といって、繊細な部分に片寄ってしまうことも…もちろんなくて、
私的にはほどよい調和が心地よく、たいへん気に入った。
でもやはり一般的には、かなりの骨太な「田園」なのだろう。
第4楽章の嵐の場面や第5楽章の雄大な盛り上がりなど、
ティーレマンならではの重量級の表現は感動的である。
巨大な音楽が目の前に展開されているのだが、ふと気づくと
ウィーンフィルが透明でデリケートな表情を創り出しており、
そこがまた、何とも魅力的であって、今回は名演である!

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2013年7月 4日 (木)

三田落語会 一之輔・喜多八

iTunesで配信されている三田落語会の録音から
昨日に続いて、第15回三田落語会(昼席)から後半の二席。
一之輔さんの「青菜」と喜多八殿下の「船徳」で夏の噺である。
2011年8月27日に仏教伝道センターホールで収録。
正直なところ、噺の設定や台詞をいじくりまわすのは、
私はすごく嫌で…でも一之輔さんのこの面白さは圧倒的だ。
しかし現代感覚の「青菜」に仕上がっていることはいえると思う。
実際のところ…私もまたこちらの方が理解しやすい部分もあるのだが、
かつて昭和の初期ぐらいまでは存在したのではないかという…
優雅に暮らすお屋敷の旦那様、そしてそこに出入りしている職人、
その人間関係とそこにある情景…それを現代の感覚に直してしまうと
「青菜」という噺が「青菜」でなくなってしまう。風情が失われてしまう。
この先、ますます理解されなくなるし、噺の世界も変わる運命だと思うけど、
演じる側も聞く側も…江戸東京落語の優雅さをいかに伝えていくかだろう。
植木屋がお屋敷の旦那の悪口を散々にいうのは、やはりまずいと思う。
とはいいながら…そこが面白くて、一之輔さんの見せ場ではあるのだが…
緻密に作り込まれていて、笑いを誘っているけれど、そこが微妙に障る。
その点では、殿下は「船徳」をきちんと「船徳」で演じていて、それでいて…
強烈に喜多八殿下の存在が噺に満ちているのであって、やはりすごい。
この第15回(昼席)は、やはり一之輔効果か?普段以上に刺激的だが、
その緊迫した空気は宝だけど…いろいろ考えさせられるところもある。

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2013年7月 3日 (水)

三田落語会 喜多八・一之輔

iTunesで配信されている三田落語会の録音から
今日は第15回三田落語会(昼席)から前半の二席。
喜多八殿下の「短命」と一之輔さんの「五人廻し」。
2011年8月27日に仏教伝道センターホールで収録。
殿下の「短命」は、前半に艶笑小噺で「長命丸」付き。
お馴染みの「短命」もまた艶笑噺に分類されるのか。
殿下の「短命」は、三人目の婿さんが「ブリのアラ」であった。
つまりは骨が太くて、脂ぎっていて、血生臭いという。
一之輔さんの「五人廻し」も田舎のお大尽の後が関取で
「廻しの勝負じゃ、花魁に敵わない」というオチ。
この型は落語研究会で、扇遊師匠で聞いたことがある。
五人の客のキャラ作りが強烈で…さすがに一之輔さん。
一方で二階を回している若い衆は弱々しくて、それもいい。

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2013年7月 2日 (火)

かもめ亭の小せん・龍玉

日曜日に小せんさんの「夜鷹の野晒し」を聞いてきたのだが、
ぜひもう一度聞きたいと…「落語の蔵」からダウンロード。
2010年12月20日の第43回「浜松町かもめ亭」にて
五代目柳家小せん・三代目蜃気楼龍玉 真打昇進襲名披露会より
小せんさんの「夜鷹の野晒し」と龍玉さんの「夢金」を聞いている。
向島の茂みで人骨野晒しに酒をかけ、ぶつぶつ独り言をいっていると
それを聞いていたのが幇間ではなくて、大年増の夜鷹なのだ。
すると後半の展開がガラッと変わり、これが実にいいのである。
書いてしまうとこれから聞く人にネタバレになってしまうので、
よした方がいいのだけど、前日の晩に壁にあけた覗き穴が、
見事にオチに絡んでくるところは絶品で…気に入ってしまった。
賑やかな釣りの場面も小せんさんの「野晒し」は最高!
そして龍玉さんの「夢金」もはまってしまう。さすがに本格派!
馬石さんの「夢金」も好きなのだけど、龍玉さんもこれぞ雲助一門。
本当に雲助師匠の語りが忠実に移っていて、ところどころそっくり!
雪の情景の「夢金」が年末に演じられたときの録音ではあるが、
蒸し暑い梅雨の季節に暑さも忘れて、これがまた心地よいのである。

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2013年7月 1日 (月)

東京の風景から 11~御徒町

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台東区小島2丁目にある小丸山稲荷神社。
路地の奥まった場所にひっそりとある。

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小丸山稲荷神社だが、これぞ町内のお稲荷さん。
まわりに住んでいる人たちが、普段の生活の中で
ずっと大切に守ってきたというのが伝わってくる。

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台東区台東4丁目にある秋葉神社。
平成小学校という学校に隣接しているけれど、
行ってみるとやはりこちらの方が古く…歴史がある。

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秋葉神社だが、狭い場所に小さな神社だけど、
こちらも町内で大切にされていることがわかる。

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秋葉神社からすぐの場所だが、
台東区台東3丁目の金刀比羅神社。
こちらは鍵がかかって、非公開なので
街の中に神社があるという風景を収めてきた。

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東京の風景から 10~鳥越

京急と都営浅草線で蔵前まで行き、
御徒町まで…のんびり歩いてみた。

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蔵前の駅の近くで…台東区蔵前4丁目だが、
遠くに瓦屋根が見えるので…何だろうと行ってみると
銭湯であった。後ろに煙突が見える。昭和の風景。

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「梅乃湯」という銭湯であったが、残念ながら休業中。

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台東区鳥越2丁目にある鳥越神社。
蔵前橋通りから見える鳥居。

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六月の最後の日曜日だが、夏越の祓いだ。

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茅の輪くぐり…午後八時からとあるので、夜なのだ。

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鳥越神社にお参り。

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「鳥越神社」である。さすがに立派だ。

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御徒町方面の西側の鳥居。
ぜひまたお参りしたい!

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鳥越神社からはすぐの場所にある…
台東区三筋1丁目の清川稲荷神社。
梅森稲荷神社も一緒に祀られているようだ。

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