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2013年9月27日 (金)

クラウディオ・アバド 15

1971年のギーレンでマーラーの交響曲第5番を聞いたが、
続けてマーラーを聞きたい気分であり、今日は久しぶりに
アバド指揮ベルリンフィルの名盤を出してみることにした。
1993年5月にベルリンのフィルハーモニーでライブ収録。
若き日のギーレンによる過激な演奏を聞いても驚かなかったが、
やはり比べてみると…アバドもまた精妙な解釈が特長なのだけど、
これぞスタンダードなマーラー演奏かな…などと思ってしまう。
ベルリンフィルを緻密にコントロールしているわけで…
その辺は…ある程度の究極を聞けているといってもよく、
一方のマーラーの音楽に存在する歌謡性も自在に
豊かに引き出されているのであって、しかしだからといって、
感情に流された…酔いしれての演奏ではないのだ。
その絶妙なバランス感覚である。ほどよい客観性は知的喜び、
そしてアバドの熱い想いが伝わってくるのには感動。
特に終楽章だけど、後半へ向かっていくにつれて、
力みが取れてくるというか…より解放されていくところは、
素晴らしいとしかいいようがなく、超越したものがある。

DG 437 789-2

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