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2013年10月24日 (木)

マウリツィオ・ポリーニ 2

ポリーニの最新盤でベートーヴェンのピアノ・ソナタを聞いたが、
久しぶりに1980年代の演奏を聞いてみたくなり、出してみた。
第17番「テンペスト」、第21番「ワルトシュタイン」、第25番、
第26番「告別」で1988年6月にミュンヘンのヘルクレスザールで収録。
後期のピアノ・ソナタから10年ぶりのソナタ録音は中期の傑作が選ばれ、
「テンペスト」「ワルトシュタイン」「告別」で評判になった名盤であるが、
やはり隅々にまでクリアで…この明解さはこの時期ならでは…であろう。
現在のポリーニは、また少し違った仕上がりへと向かっているのであり、
今日のような自由さはないので、どこまでも真面目に…堅い印象も受ける。
第16番と第18番が未だ録音が存在せず、作品31の三曲でまとめられ、
「テンペスト」は近く再録音が実現するのではないかと期待しているのだが、
その真面目さと手堅さでは、このときの「テンペスト」はまさに真剣そのものだ。
現在の方がもっと面白くって、ドキドキする緊張感が得られるのではないかと。
「ワルトシュタイン」に関しては、10年も経たない1997年に再録音が行われ、
でもこの1988年の演奏も素晴らしくって、私はたいへんお気に入りである。
それはここで聞いてもやはり同じ感想であった。第25番も圧倒的凝縮度で
「告別」もいいと思うし、しかし近年も演奏しているようなので…気になるが。

DG F00G20402

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