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2013年10月10日 (木)

エレーヌ・グリモー

グリモーの最新盤でブラームスのピアノ協奏曲第1番を聞いている。
アンドリス・ネルソンス指揮バイエルン放送交響楽団と協演。
2012年4月にミュンヘンのヘルクレスザールでライブ収録。
楽しみにしていたのだが、その期待に応えてくれる魅力的なブラームス。
さすがにグリモー!という…安定感というか、完成度の高さは保証付きだけど
ポリーニの速度感覚が基準となっている私にとっては、実に雄大であり、
しかしその分、細部にまで描きこまれた表情付けの豊かさは感動的だ。
濃厚で重厚な仕上がりに向かうことはなく、精妙で緻密なコントロールは、
清潔で明瞭、透明感あふれる若々しいブラームス像を築き上げている。
アンドリス・ネルソンスの指揮も明るく…積極性に富んだ音作りだが、
バイエルン放送交響楽団の暖かみのある音色と相まって、実にいい。
もっと渋くって、いぶし銀のブラームスも私は好きで聞いているけれど、
この演奏はその逆を行く…前向きで肯定的なブラームスの表現として、
最上級の名演である。繰り返し聞いてしまった。ウィーンフィルとの第2番も
同時に収録されているので、そちらも期待している。秋はブラームスがいい。

DG 00289 479 1058

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