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2013年11月 5日 (火)

落語につぶやき 218~子殺し

棚卸しの会で小満ん師匠の「御用」という噺を聞いてきたのだが、
「子殺し」という噺の改作だそうで、酒に酔った文楽師匠が教えてくれて、
しかし「こんな噺、とてもできないだろう」と…ひどい噺だそうである。
その陰惨な部分を明るく直したのが、小満ん師匠の「御用」であり、
では「子殺し」って、どんな噺なのか?落語事典で調べてみた。

借金で首のまわらない夫婦が、五十両の金を目当てに子供を引き取る。
しかし子供は手がかかるし、夜泣きもするし、邪魔で仕方がない。
熱い湯に入れて、炬燵をかんかん起こして、布団を頭からかぶせ、
全身に吹き出物を作って殺し、疱瘡で死んだことにした。
その後、暮らしが楽になると亭主は女郎に熱くなって、家を空ける。
女房は焼き餅を焼いて、昔の悪事を口にするので、そんなことが
世間に知れてはたいへんだと…仲直りをすることにして、
酒を頼んできたからと酒屋の御用聞きが届けにきたら
燗をしておいてくれと肴を買いに出る。亭主が家を出た途端、
子殺しの手が回り、お手先衆が「御用!」と来たものだから、
女房は家の中で「おや、酒屋の御用聞きさんかい?」

ということで…「御用」は、オチ以外はすべて小満ん師匠の作なのだ。
なるほど、これでは…「子殺し」を演じる人はいないだろう。

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