« 落語につぶやき 220~陸奥間違い | トップページ | 落語につぶやき 222~お七 2 »

2013年11月20日 (水)

落語につぶやき 221~お七 1

月曜日に「柳家小満んの会」で聞いてきた「お七」だが、
この噺は四代目柳亭痴楽による「八百屋お七」で知られており、
小満ん師匠とはかなり違った仕上がりだけど、聞き直してみた。
落語事典によると…別名「お七の幽霊」「お七の十」という噺。

本郷の八百屋久四郎のひとり娘でお七はたいへんに美しく、
どのくらい美しかったかというと…というので、本当の美人、
江戸時代の美人の条件というものが語られる。
本郷丸山の本妙寺から出たとされる振袖火事により家は焼け、
お七は駒込の吉祥寺に預けられた。そこで小姓の吉三と出会うのだ。
新しい家が完成し、お七は本郷に戻ることになったのだが、
「私や本郷に行くわいな」と吉三に別れの言葉をかける。
お七は吉三に会いたくて、火事があればまた会えると
家に火をつけた。付け火は大罪であり、火炙りの刑に処せられる。
その後、鈴ヶ森の刑場では…夜な夜なお七の幽霊が現れ、
勤番侍が成敗に行く。お七は右手を切られ、左手を切られ、
片足を切られ、足一本で逃げ出していく。それを見て勤番侍は、
「これ、お七、一本の足でいずれに参る?」するとお七は、
「片足(私や)本郷に行くわいな」というオチである。

痴楽師匠の録音にはなかったのだが、「お七の十」は、
お七の後を追い、吉三も吾妻橋から身を投げて死んだ。
あの世で再会した二人は、抱き付いた途端にジュウと音がして、
お七が火で死んで、吉三が水で死んで、火と水でジュウだとも。
またお七と吉三だから…七に三を合わせて十だとも。

|

« 落語につぶやき 220~陸奥間違い | トップページ | 落語につぶやき 222~お七 2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/58613220

この記事へのトラックバック一覧です: 落語につぶやき 221~お七 1:

« 落語につぶやき 220~陸奥間違い | トップページ | 落語につぶやき 222~お七 2 »