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2013年11月15日 (金)

ルドルフ・ブッフビンダー

ブッフビンダーの最新盤でシューベルトを聞いている。
4つの即興曲 D.899、ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960
2012年9月27日にウィーン楽友協会でのライブ録音。
こんなにも感動的な演奏にはそうは出会えるものではない。
音の美しさ、響きの輝きはもちろんのこと、陰影に富んで
奥行きの感じられる世界観、深みのある音色に夢中になる。
音楽の構造は端正な造形によって、明瞭な仕上がりだが、
細やかな表情付け、ここで聞ける歌は自由な精神によっている。
あらゆる可能性が絶妙なバランスの中で花開き、これはまさに
ブッフビンダーの長年の演奏経験に基づく名人芸、巨匠の風格だ。
完璧さよりも揺らぎや移ろい…それらが美しい色合いを生みだして、
この辺はライブならではの魅力である。最後のピアノ・ソナタも
暗雲たち込める陰鬱の心情から澄み切った喜びの想いにまで
その自由自在さといったら…あまりの素晴らしさに圧倒される。
ピアノ独奏のCDでは、間違いなく今年のベスト盤であろう!

SONY 88883717422

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