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2013年11月23日 (土)

黒門亭で柳朝・のん平・伯楽

今日は両親が親戚の結婚式に出席で
時間が早いのだけど、東京駅まで付き合って、
私はそこから…日本橋を経由して馬喰町まで散歩。
その後、小伝馬町から仲御徒町まで日比谷線に乗り、
御徒町の「らーめん横丁」へ行って、「青葉」は満席、
そこで「六角家」で食事した。「中本」と「青葉」は混んでいて、
比べると「六角家」はいつも入れるけれど、どうも…
東京では横浜家系は流行らないのか?おいしいけど。
といっても本場の横浜家系より…かなり東京向けの味に
まろやかな醤油豚骨に仕上がっている気はする。

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時間に余裕もあって、湯島天神にお参り。
祝日だし、「菊まつり」も開催されていて、混んでいる。
そして伯楽師匠の「鰍沢」を聞きに黒門町へ!

第2部
柳家緑太:金明竹
春風亭柳朝:尻餅
林家のん平:猫の災難
金原亭伯楽:鰍沢

開口一番は緑太さんだが、高座返しは圭花さん。
緑太さんの「金明竹」ははじめて聞くか?
与太郎に関しては「道具屋」で聞いているけれど、
抜けっぷりというか、ポーッとして、頓珍漢なところ、
緑太さんは良くなっている。上手だ!口上もバッチリで!
上方の早口も鮮やかに絶好調だけど、与太郎が好きかも。
かわいらしさもある与太郎さん。まわりは振り回される。
柳朝さんが年末のネタになり、掛取りの噺が大好きなので
これは期待!という展開であったが、浅いところの出番だし、
噺は「尻餅」であった。八五郎がひとりで餅屋さんの声色を
いろいろ使い分けるという…この辺は演じ手にとっても
面白いところなのでは?陽気な噺だし、柳朝さんが楽しそう!
そんな明るい柳朝さんを見ているだけで…こちらも幸せに。
のん平師匠が酒のマクラに入って、「猫の災難」であった。
五年ほど前か…のん平師匠のこの噺は聞いているのだが、
そのときも感じたのだけど、のん平師匠の「猫の災難」はいい!
つい気持ちを抑えきれずに飲んでしまう…しだいに酔ってくる…
だんだん崩れてきて、最後はグズグズに…というあたり、
酒に関する描写が丁寧で…こちらもまた笑いに酔ってしまう。
今日のトリは伯楽師匠の「鰍沢」。50分ほどの長講であった。
でも前半の20分ぐらいはマクラで…善い行いは良い結果をもたらし、
悪行は悪い仕打ちで返ってくる…という、師匠の昔の経験談である。
伯楽師匠ならではののんびりとしたお喋りだが、これが面白くって、
すっかり引き込まれてしまうから…そこはやはり話芸の見事さだ。
もちろんそこで聞いた話題が、「鰍沢」の噺の中に活きてくる訳で。
この噺を聞いて、いつも思うことなのだけど、旅人に飲ませた…
痺れ薬の入った玉子酒だが、飲み残しをなぜ始末しないで…
そのままにしておいたのか?戻ってきた旦那が、何も知らずに…
飲んでしまうのである。お熊は金に目がくらんで、魔が差した。
そこがまさに…悪行がもたらした悲劇的な結末なのであり、
最後は自分自身に返ってくる。それも倍返しで!ということも。
ゾッとするような恐ろしさ、人間の心に潜む闇の部分であって、
強烈な存在感で…我々の心に印象付けられるのである。
噺の緊張感は凄まじく、雪の情景がもたらす絵画的効果も絶大で
一方で「鰍沢」って、悪人が登場の…決していい噺ではないのだが、
しかしそれでも素晴らしいなあ!って、はまってしまうのであり、
伯楽師匠の「鰍沢」は聞けてよかった。この充実感、満足度!
しかし疲れた。少々歩きすぎたか…眠い。ぐっすり眠れそう。

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