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2013年12月24日 (火)

ベルリンフィル 2012/2013

今日はクリスマス・イヴだが、聞いているのは「春の祭典」。
サイモン・ラトル指揮ベルリンフィルによる最新の演奏。
ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」、
管楽器のための交響曲、ミューズの神を率いるアポロ。
録音順に管楽器のための交響曲が2007年9月20-22日、
ミューズの神を率いるアポロが2011年2月16-18日、
そして「春の祭典」が2012年11月8-10日である。
ラトルにとって、「春の祭典」は最も重要な作品であり、
今回で三度目の録音、そして様々なライブ音源が存在するが、
かつてのような作り込みはなく、もう一度、原点に戻って、
音に対して、非常に誠実に接していることがよく伝わってくる。
極端に大胆な音楽が、現在のラトルの手にかかると
洗練された表情を見せるのであり、作品の奥深いところにまで
作曲から100年の月日が過ぎて、一つの極致を見た感がある。
ベルリンフィルの名人技により、実に引き締まった演奏で
色彩も抑え気味に…ラトルも渋い音楽を聞かせるようになったと
それが物足りないということではなく、私は大歓迎である。
ラトルによって、ベルリンフィルは大きく生まれ変わり、
そしてベルリンフィルとの時間でラトルもまた変化を成し遂げた。
ここでの「春の祭典」は、やはり重要な記録となっていくことであろう。
後半は、ベルリンフィルの管楽器、そして弦楽合奏と
まさにオーケストラの名人芸を堪能できる一枚となっている。

Warner Classics 7 23611 2

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