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2014年2月20日 (木)

ウィーン国立歌劇場2007/2008

ウィーン国立歌劇場の2007/2008シーズンから
ワーグナーの楽劇「ワルキューレ」の新演出上演で
2007年12月2日のプレミア公演、その録音である。
ただしCDで発売されたのは、この第1幕のみだ。
第2幕でヴォータンのユハ・ウーシタロが不調で降板し、
きちんと上演できたのは、第1幕のみだったそうである。
その第1幕に出演しているのは、ジークムントのヨハン・ボータ、
ジークリンデのニーナ・シュテンメ、フンディングのアイン・アンガー、
そして指揮は、もちろんフランツ・ウェルザー・メストである。
嵐を描写する前奏曲からメストの指揮は、快速なテンポで明瞭。
きっちりとした音楽進行には、揺れや溜めはなく、さすがにスッキリ。
メストならではの主張と信念を感じるが、ちょっと深みに欠けるか。
澱みなく音楽が快適に進むということは素晴らしいことなのだけど、
一方でここでのように感動の余韻に酔いしれる隙もない状況に。
それに…劇場でのライブ録音なので、こんなものかもしれないけれど、
どうも音質的にあまり心地よくは感じられず、いまひとつなのである。
レコード制作のさらに高い完成度を追及するか、ライブとして
臨場感、迫力を前面に押し出すか、そうした特長が生かされれば、
演奏は文句なし素晴らしいわけで、もっと印象も変わったかと思う。
ただし第1幕のフィナーレは、鮮やかに決まっており、やはり興奮。
「ワルキューレ」に関しては、第1幕だけを聞くという企画はあるけれど、
この続きがないのは、実に惜しい。メストの全曲盤を聞きたいものである。

ORFEO C 875 131 B

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