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2014年3月 2日 (日)

ジャン・マルク・ルイサダ 1

ジャン・マルク・ルイサダのショパンを聞いている。
バラード全曲とアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、
ノクターンのハ短調(作品48-1)と有名な変ホ長調(作品9-2)
2010年7月26-29日に岐阜のサラマンカホールで収録。
実に個性的であり、自由であり、しかしそれだけではない…
この上なく心のこもったショパンで、魅力的な演奏だ。
細部の表現に耳を傾けると…強弱を微妙にコントロールして、
音楽の流れというのでは、ハッとさせる断絶の瞬間があったり…
ときに聞いたことのない間が存在して、その辺が個性的であると
そんな印象も与えるのだけど、この創造力が聞き手に対して、
大きな感動をもたらしてくれていることは間違いないのである。
本来、よく聞こえてくるはずの右手の旋律をかなり抑えて弾き、
逆に左手による低音の伴奏部分を目立って強調するところなど、
この辺も特徴的である。ルイサダの天才的ともいうべき部分で
ショパンの作品に詳しいマニアの人ほど、唸らせるであろう。
草書体の仕上がりで…そこに価値を見出さなければいけないのだ。
本当に素晴らしい!私はルイサダのショパンは好きである。
でも鑑賞において、融通のきくようになった今だからこそ…であり、
昔だったら、この自由な可能性には、ついていけなかったかも?

RCA 88697872132

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