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2014年4月 7日 (月)

落語につぶやき 234~因果塚由来

昨日、小満ん師匠の「お若伊之助」を聞いてきたのだが、
この噺は三遊亭圓朝作「因果塚の由来」の前半部分である。
さらに後半の展開も少しだけ聞けたので、記録しておきたい。
圓朝師匠のサゲに関して、重要になるのが「離魂病」である。
調べてみると「夢遊病のこと」と出てくるが、それとは違って、
「魂が肉体から離れ、もう一人の全く同じ姿の人が現れる」
ともあり、こちらの方である。同じ姿の二人に分離してしまい、
それぞれは、何事もなく別々に暮らしているのだが、
分かれた二人が再会してしまうと、手が触れた途端、
分身は消え、残ったものも死んでしまう…それが離魂病である。
「因果塚の由来」後半で、お若はどうなるのか?を記しておく。

お若は伊之助に化けた狸の子を産み、生まれてきたのは、
双子の兄妹であった。子供をそれぞれ別々なところへ縁付けて、
自分は出家する。しかしそれでも伊之助への想いを絶ちきれず、
駆け落ちして、神奈川へ。男の子をもうけた。息子は十八になり、
根岸の叔父の元へ一言謝りに行きたいと伊之助と出掛けるが、
そこには離魂した元のお若が病で寝ており、分身のお若は消え、
元のお若も死んでしまう。すべての原因は自分にあると
伊之助もまた自害。さらには、お若が生んだ双子の兄妹であるが、
不思議な縁で、二人は惹かれあい、道ならぬ仲で心中をする。
いっぺんに四人の身内を亡くし、残された息子は仏門に入り、
後に谷中に因果塚を建立した。その由来がこの噺である。

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