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2014年4月 8日 (火)

マウリツィオ・ポリーニ

ポリーニの最新盤が届いたばかりだが、早速に聞いている。
クリスティアン・ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデンとの協演で
ブラームスのピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83である。
2013年1月25日にドレスデンのゼンパーオーパーでライブ収録。
3度目の録音となるが、過去の2種類とは明らかに違ってきていると…
集中力に満ちた凝縮の表現は、多少影を潜めているのであり、
その点で、印象としてはより自然体に力が抜けて、余裕も存在しているし、
遊びもある自由な仕上がりである。そうした音楽性、方向性が、結果として、
深い陰影と大胆な立体感を生み出しているのは、今日のポリーニならではで
その豊かさを楽しみ、感動とともに音楽に受け入れることができた。
若い頃のポリーニと違うのは、音が細いのと…コントロールにバラつきがあり、
その辺は気になってしまうのだが、でも美しさと輝きを引き出すのでは、
現在の方が大きな効果を生み出して、やはり魅力的であることは間違いない。
ティーレマンの指揮によるシュターツカペレ・ドレスデンも最高のブラームスだが、
今回はポリーニの演奏に引き込まれてしまったので、独奏にそれだけの力がある。
大体20年間隔だが、ブラームスのピアノ協奏曲に関しては、3度ずつの録音と
シューマンの幻想曲やショパンの練習曲、それにベートーヴェンの後期のソナタも
ぜひとも現在のポリーニによる録音を残してほしいのだが、願いを叶えてほしい。

DG 479 2384

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