ユンディ・リ 1~ベートーヴェン
ユンディ・リの最新盤で「皇帝」が発売になって、
近く聞きたいと思っているのだが、今日はその前に
ベートーヴェンのピアノ・ソナタで「悲愴」「月光」「熱情」
2012年6,7月にベルリンのテルデックス・スタジオで収録。
圧倒的な鮮やかさと端正でこの上なく誠実な演奏であり、
高度な完成度が達成されていることは間違いないのだが、
一方で…それゆえにあまり個性が感じられないのと
つまりは面白くないのである。精度の高い仕上がりゆえに
何か物足りなさを感じはじめると…それが気になってしまう。
ユンディ・リには、ベートーヴェンをたくさん弾いてもらって、
これからさらに深く、濃密な音楽を追及してもらいたいと思う。
DG 476 5049
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