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2014年5月15日 (木)

ニコライ・ルガンスキー 1

ニコライ・ルガンスキーによるショパンの作品集を聞いている。
ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58、幻想即興曲 作品66、
前奏曲 嬰ハ短調 作品45、スケルツォ 第4番 作品54、
夜想曲 作品15-1、幻想曲 ヘ短調 作品49、ワルツ 作品64-2
2009年11月24-26日にモスクワのスロボトキン・センターで収録。
ルガンスキーがメジャーになった頃にショパンの24の前奏曲を聞いて、
その後、ラフマニノフのピアノ協奏曲なども登場、大好きになったのだが、
ベートーヴェンやプロコフィエフを経て、久しぶりのショパンが聞ける。
雄大な佇まいであり、どこまでも落ち着いて、安定した流れ、この感じは、
まさにロシア人によるショパンであり、私はすぐにギレリスが思い浮かぶ。
ギレリスほど硬質な響きではないが、ゆったりとしたテンポで、細部にまで
丁寧に音楽を解きほぐしていくこの作りは、非常に似ているのだ。
しかし今日の演奏でもあり、音の美しさと優しさも時折見せる表情付け、
ルガンスキーならではのスケール感とは、よくバランスが取れている。
鮮やかに強靭なテクニックが生み出す豪快ともいえる運動性を
控えめな弱音を効果的に駆使することで、抑制のきいた表現とし、
スケルツォなどは、すっかり聞き惚れてしまった。見事である。

ONYX 4049

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