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2014年6月 9日 (月)

落語につぶやき 238~泣き塩

昨日は、小満ん師匠の「泣き塩」という噺を聞いてきた。
はじめての噺。これぞ、珍品か!落語事典で調べる。
初代三遊亭圓右が得意にした…とある。名人。
二代目圓朝を継いだのだが、圓朝の名では、
高座に上がれず、そのまま亡くなってしまったという。

忘れないうちに「泣き塩」のあらすじを振り返っておきたい。
侍が歩いていると若い女中に呼び止められ、国の母が病で
赤紙付きの手紙が届いたという。自分は無筆で読むことができず、
店の者も留守にしており、侍に読んでもらいたいと頼んできた。
侍は涙を流し、「無念である。もはや手遅れだ」と…すると娘は、
母が死んだと早合点。町の往来で、若い男女が泣いている。
それを見た若い連中は、駆け落ち者が泣いている…女の方は、
腹の中に子供がいるよ…と勝手な噂話。それを聞きつけた
塩屋のじいさんが、二人に駆け寄ると、もらい泣きをはじめた。
何が起きたかと人だかりができて、家主町役人が出てきたが、
手紙の内容を見ると…かねてよりの許婚(いいなずけ)と
縁談がまとまったので、お暇乞いをして、戻ってきてほしいと…
おめでたい手紙であった。ならば、侍はなぜ泣いていたかと
訳を聞くと、実は無筆であり、剣術の稽古ばかりに明け暮れて、
勉学に励まなかったために…娘の願いに応えることもできず、
「無念である。今さら読み書きを覚えても…もはや手遅れだ」
ならば、塩屋のじいさんは、なぜ泣いていたのか?訳を聞くと
一人娘を奉公に出して、すっかり泣き性になってしまったという。
それで塩屋さん「塩屋~焼き塩」の売り声を「塩屋~泣き性」。

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