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2014年6月16日 (月)

ケント・ナガノ 8~ベートーヴェン

ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団による
ベートーヴェンの交響曲シリーズを収録順に聞いている。
この春の最新盤であるが、交響曲第1番と第7番のライブ録音。
2013年3月20,21日にメゾン・サンフォニーク・ド・モントリオールで収録。
これは素晴らしい録音だ。躍動感あふれる演奏にうれしくなってしまう。
今回も古楽的なアプローチで、その音色は実に素朴な味わいである。
ひと時代前の…というか、巨匠風というか、そういった重々しい残響は、
どこにも聞かれず、スッキリと音楽の構造が剥き出しになっているような…
そんな印象、仕上がりである。隅々にまで音楽の喜びが存在していて、
まさにこれこそが理想のベートーヴェン像。それは心で感じる部分か。
一方で、頭を少し冷静にしてみれば、客観的にとらえてみるならば、
細部の設計や細かい表情付け、この完成度というものは、どこをとっても
ケント・ナガノによる研究の成果、知的に音楽に取り組んだ結果であり、
そうした様々な要素が絶妙なバランスを保っていてこそ、この響きが
生み出されるのであって、これだから私は、ケント・ナガノのファンである。

SONY 88843036172

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