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2014年6月21日 (土)

昌平童夢寄席で小ゑん・わさび

お仲間から小ゑん師匠の会があると教えていただいて、
外神田の昌平幼稚園で行われる童夢寄席に行ってきた。
神田明神下から湯島方面へ向かうお馴染みの土地柄だが、
昌平とは、神田川に架かる昌平橋にちなんでの名前であろうと
地名として、昌平という町名があったのか、その辺はわからないが、
要するにわかりやすくいうと…秋葉原である。末広町にも近い。
実はその前に御徒町から黒門町へ…黒門亭の7月の番組表を
貰いに行ってきたのだが、黒門町はなんて落ち着く場所であり、
それから末広町を通って、待ち合わせの秋葉原駅へ向かうと…
アイドルオタクの街というべきか…ものすごい拒絶反応で、
私はダメだ。無理。15年ぐらい前までのパソコンオタクの街、
そんな印象の頃は、平気で秋葉原へ行けたのだが、変わった。
会場は昌平小学校、昌平幼稚園、図書館の建物の中だが、
そのまわりはというと…パソコン関連の店はまだいいとして、
メイドとそれを取り囲むオタクがウロウロしていて、かなり怪しい。
落語に助けを求め、急ぎ逃げ込んだ。そんなに恐くないけれど。

柳家わさび:動物園
柳家小ゑん:ほっとけない娘
柳家わさび:ちりとてちん
柳家小ゑん:アキバぞめき

小ゑん師匠の他にゲストあり…と書いてあったのだが、
わさびさんであった。小満ん師匠の孫弟子さんで、もちろん応援。
地元の人が集まる地域寄席で、この雰囲気はかなり久しぶりだが、
わさびさんが学校寄席の話題で落語入門のマクラから。つまり…
上下の説明やオチに関する。わかりやすいお馴染みの入り方だけど、
これが久々に聞くと…かなり面白い。そして噺は「動物園」であった。
小ゑん師匠の一席目は、やはりなんといっても…ここ秋葉原に関する
マニアック・マクラから入るのだが、若い女の子の中にオタクが多いと。
歴史マニアの「歴女」、このところ流行の「リケ女」…理工系の女子、
そして寄席にもいるのが、落語オタクの「らくこ」か。というところから
噺は「ほっとけない娘」であった。仏像マニアのユリちゃんである。
必ずしも小ゑんマニアばかりが集まるわけではない地域寄席で
この噺がくるとは!小ゑん師匠の定番となりつつあるということだ。
しかし会場の反応はというと…バカウケで、本当に楽しい噺である。
これは私の個人的な希望だが、小ゑん師匠のCDに…この噺は、
まだ収録されていないので、ぜひ出してほしい!欲しいのである。
今回で三度目ぐらいだと思うのだけど、聞けば聞くほど、そう思う。
仲入り後、再びわさびさんの登場で、噺は「ちりとてちん」である。
「だくだく」をはじめ、わさびさんのパントマイムの上手さは、
以前から知っていたのだが、ここでは、一味唐辛子入りの
腐った豆腐であり、臭くって、それを口に流し込んで、苦悶の表情。
目が大きく見開き、真っ赤に血走ってきて、大粒の涙がポロリ。
ちりとてちんを無理やり食べさせられたなら、まさにこうなるであろう!
お見事!会場から思わず拍手が起きた。素晴らしい。実によかった。
ちなみに今日は夏至だが、「ちりとてちん」の季節になったのだなと。
そして待ってました!小ゑん師匠の二席目は「アキバぞめき」である。
秋葉原で「アキバぞめき」を聞くという…今日はこのための会である。
何度も何度も書いているが、私にとっては、やはりこの噺が最高傑作だ。
CDも出ているので、繰り返し聞いて、隅々まで知り抜いているつもりだけど、
実演で聞くのは、ちょっと久しぶりで、やはり生で聞くと…面白すぎる。
普段からよく聞いているけれど、この噺は、時々生で聞かなくてはダメだ!
そう思った。そう思いながら…笑って、笑って、…、なんて幸せな時間。
会場中、大爆笑で、電気系マニアネタには、とても付いていけないのだが、
その付いていけないところが楽しさという…小ゑんワールドである。最高!
振り返ってみると「ほっとけない娘」と「アキバぞめき」をたっぷり二席で
非常に贅沢な会であったのだ。大満足な土曜日である。充電完了!

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コメント

ファン待望の秋葉原で『アキバぞめき』。
顔が痛くなるほど大爆笑しました。
激しい動きの熱演にも関わらず汗をかかない師匠に女優魂、否、噺家魂を感じました。

投稿: 座ぶとん | 2014年6月22日 (日) 15:03

座ぶとんさん、コメントありがとうございます。
秋葉原で「アキバぞめき」が実現は、私もうれしいです。また主催者の方が「秋葉原」を「あきばはら」と言っておられたのは、印象的でした。地元の方の想いに触れられて、そちらも喜びでした。

投稿: たけお | 2014年6月22日 (日) 18:21

主催者の方が終了後に高座の布をめくり「頑丈な作りだから動いても音がでないんですっ」と説明してくれました。
スタッフさんたちの力で30回も続いているすばらしい落語会だと感じました。

投稿: 座ぶとん | 2014年7月 1日 (火) 22:15

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