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2014年8月 2日 (土)

ザルツブルク音楽祭1972

1972年のザルツブルク音楽祭から
ゲザ・アンダのピアノ・リサイタルを聞いている。
バッハのパルティータ 第2番 BWV826にはじまり、
ショパンのピアノ・ソナタ 第2番 作品35 「葬送」、
ラヴェルの高雅で感傷的なワルツ、シューマンの謝肉祭。
1972年8月15日にザルツブルク・モーツァルテウムで収録。
1976年に亡くなったゲザ・アンダであり、晩年ともいえるのだが、
まだこのとき51歳で、鋭い切れ味と豪快な演奏に魅了される。
ゲザ・アンダのバッハというのは、あまり聞いた記憶がないが、
音が堅く、型の中にはまっている印象もあって、最初の方は
こちらも手探り状態というか、どうも馴染めないのだけれど、
ショパンに入ると一気に迫力が増して、大胆な表現であり、
これぞゲザ・アンダである。荒れている感じもするけれど、
ライブならではの感覚で、それを楽しまなければならない。
ラヴェルはますます自由だが、可能な限りに豊かである。
そしてお得意のシューマン「謝肉祭」は、文句なしの絶品。
勢いが違う。例によって、次から次へ小品の集合体なのだが、
聞いている人の心を鷲掴みにして、息つく暇もなく、巨大な力で
フィナーレまで持って行く。そのエネルギーに感動。名演だ。

ORFEO C 742 071 B

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