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2014年9月20日 (土)

ユンディ・リ 2~ベートーヴェン

春に発売されたユンディ・リの「皇帝」を聞いている。
ダニエル・ハーディング指揮ベルリンフィルとの協演で
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」、
そして後半はシューマンの幻想曲ハ長調である。
「皇帝」は2014年1,2月にベルリンのフィルハーモニーで
シューマンは2014年1月にベルリンのテルデックス・スタジオ。
ハーディングとの相乗効果なのか、ユンディ・リのピアノが、
いつも以上に大胆に勢いのある迫力の演奏を行っている。
力強く、骨太な印象もあり、これまでのシャープなイメージから
大きく飛躍して、これは聞き応えがあると大満足の名演だ。
この数年、ハーディングってあまり聞いていないのだけど、
小細工のない堂々としたベートーヴェンで、そちらも感動的。
続いて、シューマンの幻想曲だが、やはり爽快な演奏で
ユンディ・リならではのメカニックにこだわりが感じられるのだが、
一方で勢いに任せて、アバウトに終わっているところもあって、
気になるところもなくはない。しかし慎重に緻密になりすぎて、
無機質な演奏を聞かされるのもつまらないので、その点では、
血が通って、人間味にあふれているところは魅力というべきか。
第3楽章はもうちょっと優しさで、穏やかに弾いてほしかった。
それがないと緩急の変化が出ないし、一本調子になってしまう。
第2楽章がこの上なく鮮やかであり、対比を築いてほしかった。

DG 00289 481 0710

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