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2014年10月15日 (水)

南西ドイツ放送交響楽団

シルヴァン・カンブルラン指揮南西ドイツ放送交響楽団による
ブルックナーの交響曲シリーズを収録順に聞いてきたが、
今日は交響曲第3番ニ短調で、2010年11月9日に
フライブルクのコンツェルトハウスで収録されている。
カンブルランのブルックナーは今のところ、この録音が
最も新しく、つまり第5番と第8番の録音がないのが残念。
1889年の改訂による第3稿での演奏で、カンブルランは
あまり原典志向ではないのかもしれないが、毎度ながら
研き抜かれた解釈は素晴らしい。夢中にさせるものがある。
細部を非常に緻密に聞かせ、とにかく響きが美しいのだが、
面白いのは、金管の大合奏で提示される象徴的な主題が
わざわざ大袈裟に…大見得を切っているのであり、それが
いかにもブルックナーであることを表明しているような…
カンブルランの主張は明快である。カッコいい。大興奮だ。
同時に…この交響曲が、その当時、いかに斬新であったか、
原典版ではないけれど、新鮮な響きに満ちあふれている。
特に終楽章の支離滅裂な音構成をハッキリと際立たせて、
それが鮮やかに決まった瞬間の快感、これはたまらない。

GLOR GC10391

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