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2014年11月 3日 (月)

シュターツカペレ・ドレスデン

クリスティアン・ティーレマンの指揮による
ブラームスの交響曲全集を聞いていきたい。
シュターツカペレ・ドレスデンの演奏で
今日は交響曲第1番と悲劇的序曲である。
交響曲が2012年10月、悲劇的序曲が2011年6月に
ドレスデンのゼンパーオーパーでライブ収録されている。
交響曲第1番はミュンヘンフィルとの録音もあるが、
もっと骨太だったように思うのだけど、こちらはずいぶん違う。
音が明るく、響きも少々軽い。録音のせいもあると思うのだが、
ティーレマンの音もこの十年で変わったな…という印象はある。
意図的に汚く濁った音を有効に使い分けていたと思うのだが、
この演奏では、とにかく研き抜かれた美しさが際立っている。
表現としては、相変わらず自由なところもあり、緩急もその場で
即興的な感覚でめまぐるしく入れ替わっていく。そこは特長的。
また音の重ね方が非常に個性的で、ティーレマンならではだ。
もちろん不満はないけれど、もっと重く、渋いところを期待していた。
しかし暖かみのある管楽器の音色は、やはり感動的であり、
その点、弦楽器の響きが、いかにも薄いのが気になる。
緊張感のみなぎる悲劇的序曲は、速めのテンポ設定で
勢いも凄まじく、圧倒的な仕上がりに夢中で聞いた。

DG 00289 479 2787

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