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2014年12月 7日 (日)

黒門亭で八ゑ馬・菊龍・小満ん

昨日の棚卸し最終回に続いて、小満ん師匠を聞きに
昼から東京へ。お仲間とへぎそばのお昼を食べて、
いつもながらの黒門町へ。今日は小満んファンの
常連さんがみなさんいらしていて、盛り上がった。

第2部
柳家花どん:元犬
鈴々舎八ゑ馬:池田の猪買い
古今亭菊龍:道具や
柳家亀太郎:三味線粋曲
柳家小満ん:言訳座頭

開口一番は、花どんさんの「元犬」。人間になった犬だけど、
犬の部分をどう表すか…というところで、バッチリの出来である。
花どんさんもかなり以前から聞いている気がしたら、調べたら、
もう次回の昇進で二ツ目に上がる位置であった。なるほど!納得。
八ゑ馬さんが、大爆笑の小噺の後、この季節、体が冷える…って、
おお、来た!「池田の猪買い」。小満ん師匠が先月、横浜の会で
東京版「猪買い」を演ってくれて、この噺、はじめて聞いたのだが、
今日は八ゑ馬さんの上方落語で、本家の「池田の猪買い」である。
聞いてみたかったのだ。これはうれしい。池田までの道中があり、
道を尋ねながら行けといわれたら、すれ違う人、一人一人に
知っている道を尋ねるという…この賑やかさは、上方独特だ。
くどく笑いを追求していくところが、大阪ならでは…という印象で、
普段、上方噺を聞かない私には、たいへん新鮮。楽しかった。
菊龍師匠が、与太郎だ…って、何演るのかな?と思っていたら、
「道具や」であった。それがわかった瞬間、スイッチが落ちてしまい、
午後の気持ちのいい時間、眠くって、眠くって…連日の疲れか?
お待ちかねの小満ん師匠。「言訳座頭」は二年前の日本橋で、
そして、去年も年末の向島だったか、演じられているのだけど、
私はいずれも聞いていないので、今日はぜひ聞きたかったのだ。
小満ん師匠の按摩さんの出てくる噺はいろいろ聞いているが、
この「言訳座頭」の富市さんは、中でも最も恐い。迫力がある。
米屋、薪屋、魚屋で、脅しつつ…派手に借金を踏み倒すので、
隣りの甚兵衛さんが、弱気に恐縮していて、そのやりとりは、
見ていて、面白くて、最高だった!私的には、大好きだ。
交渉は、相手の出方しだい…ということだけど、富市さんの
その鮮やかな弁舌は、本当に見事で、そこを小満ん師匠が、
畳み掛けるようにもって行く展開で、夢中になってしまう。
言訳の相手だって、ものすごい勢いの江戸っ子なのである。
そこでの激しい言葉の応酬で、唖然としているうちに
あっという間の全三幕であった。この週末は堪能した。
でも掛取り風景、もうそういう季節である。落語はいいけど、
ふと冷静になって、師走だなって考えたら、焦る!時間がない。

20141207

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