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2015年3月31日 (火)

ヴァーツラフ・ノイマン 6

ヴァーツラフ・ノイマンの指揮によるチェコフィルで
スメタナの連作交響詩「わが祖国」を聞いている。
1975年2月18-21,28日、3月25日にルドルフィヌム。
こちらも広く知られる名盤である。ノイマンの折り目正しい、
端正にきちんと聞かせようという作品への姿勢に感動。
誠実さにあふれているし、隅々にまで音を丁寧に扱って、
骨太で雄大な演奏だが、偉大なものへと到達している。
ノイマンの「わが祖国」は、この後もライブ録音は、
存在しているようなのだが、晩年(1990年代)の
再録音がないのは、残念で仕方ない。一方で
この演奏で完成している…ということなのかも。

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今日の月は…月齢10.7

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暖かい。ところによっては、夏日とか。
明日から四月だが、17時48分に
東南の空、高いところに月齢10.7の月。

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2015年3月30日 (月)

横浜の風景から 402~桜

戸塚区上矢部町にて、夕方のこの時間、
桜の色も一番きれいに映るのかもしれない。

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阿久和川の両岸に植えられた桜である。

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横浜の風景から 401~桜

桜の開花からこの一週間は気温が高く、
一気に満開になってしまった感じ。早かった。
この分だと散るのも早いかも。それは寂しい。

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お馴染みの善部町公園の桜である。

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2015年3月29日 (日)

イルジー・ビエロフラーヴェク 1

イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコフィルで
ヨゼフ・スークのアスラエル交響曲を聞いている。
1991年6月17,19,21日にプラハ城で収録。
名ヴァイオリニストのヨゼフ・スークの祖父にあたり、
同姓同名の作曲家である。ドヴォルザークの弟子で
娘のオティリエと結婚しているが、1904年から翌年に
二人が相次いで亡くなり、その追悼の作品として
作曲されたのが、このアスラエル交響曲だそうだ。
アスラエルとは、死者の霊に付き添う天使とのこと。
1980年代には、ヴァーツラフ・ノイマンの指揮による
CDしかなかったのだが、今日ではよく演奏されている。
ということで、一度、じっくり聞きたい…と思っていたが、
ビエロフラーヴェクの指揮でやはりチェコフィルの演奏。
正直なところ、最初に聞いたときは、取っ付きにくい。
しかしこれが、聞きすすむにつれて、感動的である。
それほどチェコ的な印象でもないし、20世紀的というか
神秘性に満ちて、より新しい響きには興味がわいた。

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横浜の風景から 400~桜

この二日ぐらいで、桜がだいぶ開いた。

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先日に続いて、泉区新橋町の
中丸家長屋門の桜である。

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横浜の風景から 399~カワセミ

和泉川のカワセミは有名なのだが、
瀬谷区宮沢4丁目の宮沢遊水地にて。

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中央にカワセミがいるのだが、
これではさすがにわからないので…

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画像を拡大すると…こんな感じである。

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少し近付いてみたが、驚かすと
逃げてしまいそうで…この辺で。

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やはりわからないので、画像を拡大。

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2015年3月28日 (土)

ウォルフガング・サヴァリッシュ 2

ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮チェコフィルで
モーツァルトの交響曲第39番と第38番を聞いている。
1978年6月6-9日にプラハのルドルフィヌムで収録。
サヴァリッシュらしい規律正しく、統率のとれた感じが
まさに模範ともいうべき正解の解釈を示してくれており、
聞けば聞くほど、心地よいのである。安心感がある。
速くもなく、遅くもなく、とにかく中庸で、普遍性があり、
この不思議なほどの安定感って、いかにもの印象だ。
もう少し厳しい感じに角がハッキリしているかと思ったが、
意外に穏やかで、暖色系の仕上がりは1970年代の音。

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今日の月は…月齢7.7

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17時35分に南の空、高いところに
月齢7.7の月である。桜の花と一緒に。
これからの暦を調べてみると
4月4日(土)が、満月(月齢14.7)。

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横浜の風景から 398

いつもの境川の風景なのだが、
夕焼けの色がきれいに撮れていたので。

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大和市上和田の宮久保橋にて。

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泉区上飯田町のふれ逢い橋にて。

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大和市下和田の左馬神社にお参り。

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泉区上飯田町の緑橋にて。

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泉区上飯田町の新緑橋付近だが、
対岸の大和市下和田の県営団地を見ている。

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2015年3月27日 (金)

チャールズ・マッケラス 1

サー・チャールズ・マッケラス指揮ウィーンフィルで
ヤナーチェクのシンフォニエッタとタラス・ブーリバ、
1980年3月にウィーンのソフィエンザールで収録。
この時期のウィーンフィルって、本当に素晴らしい。
独特の色合いは、ウィーン的な特長を示しているが、
美しいだけではない…力強く、熱気を帯びており、
音楽への集中力、その緊迫感に引き込まれる。
1980年代の前半にマッケラスとウィーンフィルは、
歌劇を含め、ヤナーチェクを数多く録音しており、
ヤナーチェクの名前を世界的に広めた名盤だ。

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2015年3月26日 (木)

横浜の風景から 397~桜

東京、横浜の桜の開花から数日が経っているが、
こちらは横浜市内でも内陸部なので非常に寒く…
開花はしていても花は進んでいない。まだまだ。

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善部町公園に行ってみたが、まだ咲いていない。

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泉区新橋町の中丸家長屋門の桜も
まだ数えられるぐらいにしか咲いていない。

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2015年3月25日 (水)

東海道を歩く 日本橋~神奈川

午前中、日本橋の壺中居で川瀬忍さんの個展を
見せていただいて、東海道の起点である日本橋へ。

江戸時代の旅人は、一日に十里(40㎞)の道のり、
日本橋を立つとその日のうちに戸塚まで行ったそうだが、
それは無理だとしても…ならば、どこまで行けるだろう?
一度、挑戦してみようと思っていたのだが、実行!

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日本橋を12時ちょっと前に出発。
風が強いが快晴だ。

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金杉橋で古川を渡る。正面に山手線が通過中。

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「札の辻」で、東京タワーを見る。

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八ツ山橋にて、すぐ隣は京急の線路。

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品川宿に入り、品川橋にて目黒川を渡る。

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鈴ヶ森の刑場跡。ここで第一京浜に合流。

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蒲田の駅前だが、夫婦橋で呑川を渡る。

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六郷橋で多摩川を渡る。六郷の渡し。

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多摩川を渡ると神奈川県である。
この先は、川崎宿だ。

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鶴見川橋で鶴見川を渡る。

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鶴見家でラーメンを食べた。おいしい。
大和店には行ったことあったのだけど、
今日は鶴見にある本店である。
目標を達成したけれど、もう少し歩く。

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東海道はJR鶴見線と交差して、国道駅。

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すっかり日が暮れてしまったが、
京急新子安に到着。18時40分。
神奈川までは来られたが、もう限界。
最終的に歩数計は43220歩。疲れた。

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祝!4000記事の達成

これにて、4000記事を達成した。
毎日、何かしら記録を残すことにしているが、
2005年7月よりなので、まもなく十年。
普通に行くと三年ぐらいかかるのだが、
次の目標は5000記事ということで、
今後ともよろしくお願いいたします。

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2015年3月24日 (火)

ヴァーツラフ・スメターチェク 1

ヴァーツラフ・スメターチェク指揮チェコフィルで
スメタナの連作交響詩「わが祖国」を聞いている。
1980年9月8-12日にルドルフィヌムで収録。
このところ、チェコの音楽をよく聞いているが、
私は「わが祖国」が大好きで、その名盤である。
チェコフィルの「わが祖国」だから、文句なしだが、
スメターチェクは音をきれいに鳴らすことに
非常に神経を使っていて、やはり美しい響きは
最大の価値である。しっかり聞かせるところと
ある程度、流してしまうところとメリハリを作る…
ということもあるのだろうけど、ここでの隅々にまで
丁寧に音楽を扱って、まさに職人っぽい仕事ぶり、
自国の音楽を、誇りをもって聞かせる…感動的だ!
チェコフィルの「わが祖国」って、何種類もあるけれど
それにしても素晴らしい。正しく代わりのない存在。

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横浜の風景から 396~しだれ桜

夕方、泉区岡津町の西林寺へ
有名な「しだれ桜」を見に行ってきた。

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ソメイヨシノの開花の頃に…こちらは見頃になり、
慌てて行ってみたのだが、今年も見事に咲いていた。
今週いっぱいは大丈夫で、週末に散りはじめるだろう。

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2015年3月23日 (月)

レイフ・オヴェ・アンスネス 1

レイフ・オヴェ・アンスネスのピアノと指揮、
マーラー室内管弦楽団によるベートーヴェンで
ピアノ協奏曲全曲を収録順に聞いていきたい。
今日は2012年の録音から第1番と第3番。
2012年5月22,23日にプラハのルドルフィヌムで収録。
オーケストラの響きが、モダン楽器ながらピリオド奏法であり、
素朴でシンプルに、冒頭から独特の雰囲気ではじまるのだが、
ピアノが登場すると、もうあとはアンスネスの世界である。
これまで聞いてきた中でもこんなにも鮮やかなピアノはないし、
爽快な動きが気持ちよくてたまらない。あまりにも快調な流れ、
歯切れよく躍動するリズムは、粋で洒落ていて、とにかく完璧。
アンスネスのピアノにおける透明感が、昔から大好きなのだが、
ベートーヴェンにおいては、こういう効果を発揮するのだと…
実に素晴らしい!楽しくなってしまう魅力でいっぱいの演奏。

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2015年3月22日 (日)

横浜の風景から 395

日曜日の午後、天気もいいので
春の日差しの中、和泉川へ出掛けてきた。

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瀬谷区宮沢4丁目のめがね橋にて。

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瀬谷区宮沢4丁目の宮沢遊水地。

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泉区和泉町の日枝神社にお参り。

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泉区和泉町の大坪橋にて、和泉川である。

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泉区和泉町の佐婆神社にお参り。
後ろを相鉄いずみ野線が通過中。

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泉区和泉町の中之宮左馬神社にお参り。

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泉区和泉町の関島橋にて、和泉川である。
時間も経過して、この辺りで引き返すことに。

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いずみ中央から弥生台を経由して、
阿久和川まで戻ってきた。
泉区新橋町の榎橋にて。

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泉区新橋町の五霊社にお参り。

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泉区新橋町の中丸家長屋門。

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泉区新橋町の新櫓下橋にて阿久和川。
あとは瀬谷柏尾道路をひたすら帰る。

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2015年3月21日 (土)

鶴川落語会で小満ん・喜多八

小田急線の鶴川に行くのは、24年ぶりになるのか。
駅の改札は昔の記憶のままだけど、外に出ると
その大発展に驚かされる。こんなに変わった…
こんなのなかった…という、町田市の施設で
和光大学ポプリホール鶴川が、今日の会場。

第十三回 鶴川落語会
春風亭朝太郎:子ほめ
柳家小満ん:長屋の花見
柳家喜多八:五人廻し
柳家喜多八:代書屋
柳家小満ん:らくだ

今日は時期的に「長屋の花見」だろうな…とは思っていたが、
やはり一席目は、お花見である。来週には開花であろう。
小満ん師匠の「長屋の花見」は、毎年、春のお馴染みだが、
今年は聞けたな!という。時期を逃すと夏の噺に移ってしまうし。
喜多八師匠がいつものマクラから廓の廻しの説明になって、
「五人廻し」である。一人目の江戸っ子だが、来るんじゃなかった…
という後悔の思いがにじみ出ていて、独特の哀愁が漂うけれど、
そこから残りの四人の描き分けも個性的であり、引き込まれる。
順番は、江戸っ子、地方出身の堅い男、気持ちの悪い半可通、
田舎者、そして五人目は杢兵衛大尽ではなくて、関取だった。
つまり今日のオチは、関取は疾うに廻しは取られている…という。
仲入り後は、喜多八師匠はお馴染み「代書屋」。大爆笑である。
何度聞いても面白い。大正から昭和初期、そして戦後まもなくの
様々な話題が盛り込まれているが、時代設定や当時の風景を
今に伝える言葉の一つ一つが興味深くて、実はいい噺だと思う。
小満ん師匠が「らくだ」をオチまで。40分ぐらいにまとめているので
コンパクトに仕上げている印象はあったが、今日一つ思ったのは、
今さら当り前なのだけど、らくだの死骸と願人坊主を取り違える…
というのがあるので、剃刀を借りてきて、らくだの頭を…屑屋さんが
剃っておかないといけない。でも願人坊主はいい加減なのだろうから
きれいな坊主頭だったのか?というのは、わからないのだけど。
そういう噺の伏線というのをきちんと聞かせているのが小満ん師匠。

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2015年3月20日 (金)

南西ドイツ放送交響楽団

シルヴァン・カンブルラン指揮南西ドイツ放送交響楽団による
ドヴォルザークの交響曲 第9番 ホ短調「新世界から」と
ヤナーチェクのシンフォニエッタで、チェコの作品を聞いている。
ドヴォルザークが2009年6月25-28日にバーデンバーデンにて、
ヤナーチェクは2005年9月7-9日にベルリンでの演奏である。
いわゆるチェコ訛りという演奏ではなく、予想通りではあったのだが、
非常に洗練された響き、高い機能性によって、スカッと爽快感が漂う。
完璧にコントロールされた造形感覚は、説得力にあふれているし、
地方色を求めない解釈にあっては、頂点を示す演奏であると思う。
何か特別な色付けをするというのではない、丁寧に音にする…
ということに尽きるのだが、この研き抜かれた音作りはたまらなくて、
カンブルランのあらゆる音楽における共通の姿勢ではあるけれど、
ファンにとっては理想の音色である。本当に素晴らしい指揮者だ。

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2015年3月19日 (木)

落語につぶやき 266~圓

圓生師匠の「寄席育ち」を読んでいて、
三遊派では「圓」という字を大切にしており、
名前の下に「えん」が付くときは、圓は書けない。
その場合には、「園」の字を書くそうである。
例えば、音曲師で橘園(きつえん)という人が
昔いたそうだが、そういう使い方である。

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ヴァーツラフ・ノイマン 5

ヴァーツラフ・ノイマンの指揮によるチェコフィルで
ドヴォルザークのスラヴ舞曲集を聞いている。
1985年3月19日、4月16日にルドルフィヌムで収録。
ブラームスのハンガリー舞曲を聞いたらスラヴ舞曲が
聞きたくなり、というのは、ハンガリー舞曲において、
オーケストラ編曲の作曲家の好みでもあるのだろうけど、
ドヴォルザークの要素が多々見付かり、スラヴ舞曲へと
リンクするのである。とは思いながら、こちらを聞きはじめ、
するとその要素は、ドヴォルザークのスラヴ舞曲集には
それほど気にならずに…もちろんハンガリー舞曲集の
後継的存在のような位置付けではあるのだが、やはり
ドヴォルザークによる完成された偉大な作品である。
ノイマンとチェコフィルの演奏だから、理想の名演だが、
チェコの音楽を扱うときは、この上なく自然体であり、
気合いが入っているというよりは、肩の力が抜けて、
そこに価値を見出すと…もうたまらなく素晴らしい。

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2015年3月18日 (水)

クラウディオ・アバド 18

クラウディオ・アバド指揮ウィーンフィルによる
ブラームスのハンガリー舞曲集を聞いている。
1982年6月にウィーンのソフィエンザールで収録。
DGの録音だが、珍しく会場がソフィエンザールだ。
それはいいとして、このところ1980年代前半の
ウィーンフィルの演奏をいろいろ聞いているが、
ここでも一歩踏み込んだような…活気あふれる演奏に
なかなか心が躍ってしまう。民謡風に歌い上げるところと
急速な表現との対比は鮮やかに、こうしたところは、
ウィーンフィルならではのしなやかさ。ドイツ的に重厚で
渋い響きもいいのだが、ここではウィーンの音色を堪能。
21曲の舞曲が次々に演奏される…というスタイルだが、
ハンガリー風の統一した色合いがあるので、全体を
ひとつの作品のように聞き進むと変化に富んで楽しい。

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2015年3月17日 (火)

エリアフ・インバル 23

エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団で
ブラームスの交響曲全曲を収録順に聞いている。
今日は交響曲第4番で1996年12月11-13日に
フランクフルトのアルテオーパーで収録されている。
後半の新ウィーン楽派は、ウェーベルンの作品。
ウェーベルン編曲によるバッハのリチェルカータ、
そしてパッサカリアである。ブラームスの終楽章で
パッサカリアにちなんでの選曲ということであろう。
ウェーベルンのパッサカリアも交響曲と同じときの録音、
リチェルカータは、1998年5月11日にヘッセン放送の
ホールで収録されている。インバルは、主題、旋律を
丁寧に歌わせて、伴奏の音型もスッキリと浮かび上がり、
結果的に非常に美しい響きを引き出しているから魅力的だ。
この交響曲第4番の演奏は、私は好きである。というか、
インバルの解釈というのは、大体いつも好みなのだが。
ウェーベルンのパッサカリアも最高。大好きな作品だ。

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2015年3月16日 (月)

ダニエル・バレンボイム 21

バレンボイムによるシューベルトのピアノ・ソナタ集を聞いている。
今日は、第16番 イ短調 D.845と第17番 ニ長調 D.850
2013年1月と2014年2月にベルリンのテルデックス・スタジオ。
しだいにシューベルトの後期の作品になってきて、規模も大きく、
傑作のソナタが並んでいるが、バレンボイムの表現は実に豊かで
何とも聞き応えがある。とにかく自由自在で、あらゆる音色を操る。
重々しさが深みを引き出したかと思うと恐るべき繊細さで細やか。
シューベルトの美しい旋律をしっとりと歌って、次の瞬間には、
歯切れよく踊り出す。全体に弾力性に満ちた軽やかなタッチで、
その辺りにバレンボイムの現在が示されているように思う。
そうした多彩な表現が絶妙に活かされているのがイ短調だが、
ニ長調ではより豪快に重厚な迫力で、あまりの感動に夢中だ。

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圓朝速記~真景累ヶ淵(二)

三遊亭圓朝の速記で「真景累ヶ淵」の(二)を読む。

宗:家内のお兼(かね)が御奉公を致した縁合で、
盲人が上りましても、直々殿様がお逢い遊ばして下さる
と云うのは、誠に有難いことでございますが、…

これまで意識して聞いていなかったのだが、
宗悦の女房、志賀、園の母は、兼という名前だったのだ。

新:これは感心、何うもその猪口の中へ指を突込んで
加減をはかると云うのは其処は盲人でも感服なもの

深見新左衛門が訪ねてきた宗悦に酒を勧めて、
盲人は器の中に指を入れて、酒がどのくらいまで
入っているのかを知るという、この表現は、
「按摩の炬燵」や「麻のれん」でもお馴染みだ。

宗:…義理が重なって居りますから遠慮して催促も致しませんが、
大抵四月縛(よつきしばり)か長くても五月(いつつき)という所を、
べんべんと廉(やす)い利で御用達申して置いたのでげすから、…

江戸(安永年間)の借金の期限というのは、四か月後なのだ。

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2015年3月15日 (日)

ヴラド・ペルルミュテール 10

ヴラド・ペルルミュテールを年代順に聞いているが、
シューマンのクライスレリアーナ(1982年6月9日)、
そして交響的練習曲(1985年12月9日)である。
どちらもワイアストン・レイズで収録されている。
この演奏は私のお気に入りで、何度聞いても最高だ。
最近のピアニストのようなシャープで明晰な感じではない。
しかし何とも深みのある響き、奥行きと味わいの演奏で、
とにかく感動的である。何しろ洒落て、センスがいい。
ペルルミュテールという人が、ひと時代昔のピアニスト…
という印象もあるのだが、現代の演奏で、こういった趣、
雰囲気のある感じは出せないものなのだろうか。

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2015年3月14日 (土)

寒川から湘南台へと歩く

海老名から相模線に乗って、宮山へ。
寒川神社から湘南台駅まで歩いてきた。

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寒川神社の入口にある神社だが、
寒川町宮山の宮山神社。

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寒川町宮山の寒川神社にお参り。
県内でも最も有名な神社の一つである。

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寒川町小動にある小動神社。

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小動神社の境内に庚申塔と地神塔。
庚申塔は、天保十己亥十一月吉日小動村とあり、
1839年の造立である。小動村の講中。
地神塔は、弘化三丙午年八月吉日とあり、
1846年の造立。一之宮みち、用田八王子道の道標。

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藤沢市に入って、藤沢市獺郷(おそごう)の
子聖神社(子聖堂)にお参り。

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新堀橋にて打戻川(うちもどりがわ)を渡る。

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「打戻堂の前」交差点に石塔が四基。
左は月山・湯殿山・羽黒山の出羽三山信仰の石塔。
続いて庚申塔は、寛政二年で1790年の造立。
二十三夜塔は、右一之宮と左ふじさわの道標。
右は猿田彦神で、文化十癸酉年十一月、
1813年の造立である。猿田彦神なので庚申塔。

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藤沢市打戻の日吉神社。境内にあったのは、
月山・湯殿山・羽黒山権現の石塔で
寛政十戊歳霜月とあり、1798年の造立。

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藤沢市打戻にて、冬の田んぼの風景。

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藤沢市打戻の宇都母知神社にお参り。

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宇都母知神社の参道横に庚申塔があり、
文政十年丁亥十一月吉日、1827年の造立。

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湘南台まで歩き、湘南台橋にて、引地川を渡る。

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湘南台駅近くのBOMBA家にて、遅い昼食。
醤油豚骨ラーメン並盛を麺固めで注文。
しっかりとした麺にとろみの強いスープがよく絡んで
おいしかった。薬味のネギが多めなのもうれしい。

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2015年3月13日 (金)

圓朝速記~真景累ヶ淵(一)

三遊亭圓朝の速記で「真景累ヶ淵」を読んでみると
「宗悦殺し」で針医の皆川宗悦が深見のお屋敷を訪ね、
借金の催促をするところは、安永二年のことだそうである。

安永二年十二月二十日の事で、空は雪催しで一体に曇り、
日光おろしの風は身に染みて寒い日、すると宗悦は…

とある。安永二年というのは、1773年であり、圓朝の時代から
およそ百年前という設定で喋っていたということであろうか。
明治になってからは、文明開化であり、幽霊の存在を信じる者も
すっかりいなくなったと冒頭で述べているが、百年前という
時代感覚が幽霊の噺をする上でよかったということかも。
年末のことであり、旧暦でもあるので、雪も降り出す寒さである。

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フィルハーモニア管弦楽団

クリストフ・フォン・ドホナーニの指揮による
フィルハーモニア管弦楽団のライブ盤で
ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を聞いている。
2008年10月26日にサウスバンク・センターの
ロイヤル・フェスティバル・ホールでライブ収録。
ドホナーニならではの細部にまで丁寧に音にしていく…
独特の姿勢は健在ながら、鋭く刺激的な要素は薄まり、
風格に満ちた巨匠の仕上がりとなって、感動的である。
とはいっても音楽の流れは非常にスムーズなので、
年老いた印象は全くなくて、見事なバランス感覚。
何よりこの「英雄」という交響曲が素晴らしいなって、
心からそう思わせるのだから、やはり名演であろう。

Signum Classics SIGCD169

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2015年3月12日 (木)

シュターツカペレ・ベルリン

ダニエル・バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンで
R.シュトラウスの4つの最後の歌(アンナ・ネトレプコの独唱)
そして交響詩「英雄の生涯」を聞いている。2014年8月に
ベルリンのフィルハーモニーでライブ収録されている。
実に雄大な響きで、思った以上に骨太な音作りであった。
ワーグナーの楽劇などでの印象だが、近年の演奏では、
研き抜かれた艶やかな音色がバレンボイムの音だと…
そう思っていたので、ここでは重心が低く、膨張傾向でもある。
その辺は、レコード制作上の音響調整の産物かもしれないが。
いや、バレンボイムの音楽って、以前からこうした方向か。
渋さよりも豊かな色彩で…でも渋いのを期待していたかも。

DG 479 4366

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横浜の風景から 394

今日こそは最高の快晴で、日没の富士山である。
泉区上飯田町の日向山団地近くの農業地区にて。

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20150312c2

富士山に沈む夕日ということなのだが、
少し右で、北の方にズレてしまった。
つまり今年はもう過ぎてしまったわけだ。

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2015年3月11日 (水)

横浜の風景から 393

震災から四年、3月11日の夕景である。

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大和市上和田の宮久保橋にて。

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泉区上飯田町のふれ逢い橋にて。

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泉区上飯田町の緑橋にて。

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3月11日の日没である。
泉区和泉町の富士塚にて。
快晴の空なのに富士山の前に雲が…
今日は一段と多くのファンが詰めかけ、
それは…太陽が富士山の上に沈むのである。
残念ながら見えたのは裾野の辺りだけ。

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2015年3月10日 (火)

ロリン・マゼール 16

ロリン・マゼール指揮ウィーンフィルによる
R.シュトラウスの家庭交響曲を聞いている。
1983年9月30日から10月3日にかけて
ウィーン楽友協会大ホールでのライブ録音。
昨日に続いて、1983年のマゼールだが、
ウィーンフィルとのR.シュトラウスである。
この家庭交響曲が、どうも私は馴染めなくて、
緻密で複雑な作風、オーケストラ表現の極致、
ということがいえるのだろうが、とらえどころがない。
それもあって、今回、よく聞き込んで、覚えようと
演奏の魅力だと思うのだが、だいぶ楽しくなった。
ウィーンフィルの美しい音色がたっぷりである。

CDR857

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2015年3月 9日 (月)

ロリン・マゼール 15

ロリン・マゼール指揮ウィーンフィルによる
R.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」、
そして後半は、交響詩「マクベス」を聞いている。
1983年2月にウィーン楽友協会大ホールで収録。
やはりウィーンフィルのR.シュトラウスは最高だが、
そこでマゼールが、なかなかの強烈な個性を発揮しており、
刺激的な表情付けを行って、それが見事にウィーンフィルの
美的方向性と一致して、これは名演である。緻密にして、
完璧にコントロールされたフォルムは、実にスタイリッシュ。
交響詩「マクベス」は、比較的聞く機会の少ない作品だが、
ここでのマゼールのように演奏が素晴らしいと面白い!

CDR856

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2015年3月 8日 (日)

落語につぶやき 265~百川

圓生師匠の「寄席育ち」を読んでいて、
お得意にしていた「百川」に関する記述が興味深い。
元になっているのは、品川の圓蔵師匠のだそうだが、
放送局からの依頼で、「百川」を演じてほしいと…
三代目小さんの速記本などからも取り入れたそうで
先代(おやじ…五代目三遊亭圓生)に聞いてもらい、
百兵衛さんのキャラ作りについて、忠告を貰ったけれど、
どうも納得がいかなかった。その指示通りに演じたのだが、
時間が経って、理屈で考える部分と芸としての演出とがあり、
噺には嘘があってもいいのだと気付かされたそうである。

当時も「しじんけん」というのがわからなかったのだが、
「四神旗の旗の先に剣が付いているから四神剣といった」
というのは、四代目小さんが教えてくれたそうなのである。

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落語につぶやき 264~寄席育ち

こちらにもときどき書いているが、
圓生師匠の「寄席育ち」を読んでおり、
落語の話題は、興味のある者にとっては
とにかく夢中になってしまう内容であり、
明治・大正・昭和という時代を知る上でも
たいへん勉強になるのである。面白い!

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横浜の風景から 392

この週末は寒川町の方へ出掛けたいと
地図も出してあったのだが、生憎の雨。
午後から少し晴れ間も見えてきたので、
夕方、境川の方へ歩きに行ってきた。

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大和市上和田の宮久保橋にて。

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境川と相沢川の合流点。
大和市側から泉区上飯田町を見ている。

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泉区上飯田町のふれ逢い橋にて。

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泉区上飯田町の緑橋にて。

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泉区上飯田町の新緑橋にて。

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泉区上飯田町の境川橋にて。
ここまでにして、和泉町を経由して帰宅。

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2015年3月 7日 (土)

フィルハーモニア管弦楽団

クリストフ・フォン・ドホナーニの指揮による
フィルハーモニア管弦楽団のベートーヴェンは、
交響曲第3番「英雄」と第5番の録音があり、
今日は時期の早い第5番の演奏を聞いている。
2008年4月17日にサウスバンク・センターの
ロイヤル・フェスティバル・ホールでライブ収録。
ドホナーニのベートーヴェンは、これより20年前の
クリーブランド管弦楽団との演奏でもそうであったように
スッキリとしたテンポ設定で明瞭な仕上がりだと思うのだが、
この録音では、どうも重厚な響きを強調したかったのか?
音が濁っている感じがして、残念である。もちろんそれは、
指揮者の意向というより、CD制作における方向性であろう。
しかし私としては、昔からドホナーニは大好きな指揮者なので
何か所かの違和感を除いては、感動的なベートーヴェンだ。

Signum Classics SIGCD169

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2015年3月 6日 (金)

ホルヘ・ボレット 20

ホルヘ・ボレットの演奏を年代順に聞いているが、
モントゴメリーにおけるリサイタルのライブ録音である。
メンデルスゾーンの前奏曲とフーガ 作品35-1、
フランクの前奏曲、コラールとフーガ、リストの「ノルマ」の回想
1988年4月4日にモントゴメリーのキャロライン・ブラント劇場。
感動的だ。なんて美しい響き!ロマンティックな音楽を優雅に
このように聞かせられるのは、ボレット以外に考えられない。
実に魅力的な表情付けで、音楽が豊かに奏でられるけれど、
作為的なところはどこにもなくて、あくまでも自然体。完璧だ。
ホルヘ・ボレットというとリストが得意であり、まさに超絶技巧の
華麗な名人芸が売り物だったのだろうが、それだけではない…
心のこもった音楽、懐の深い奥行ある表現に引き込まれる。

DECCA 0289 480 7363 4

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2015年3月 5日 (木)

バイエルン放送交響楽団

マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団による
チャイコフスキーの交響曲を収録順に聞いてきた。
この演奏が、いまのところ最も新しい録音となるのだが、
2012/2013シーズンの演奏から交響曲第6番「悲愴」。
2013年6月4-7日にミュンヘンのフィルハーモニーで収録。
前半はショスタコーヴィチの交響曲で、同じく第6番だが、
2013年3月18-21日にミュンヘンのヘルクレスザール。
実はショスタコーヴィチの15曲の交響曲で、この第6番が
どうもあまり好きでない…というか、馴染めないのだが、
ヤンソンスで聞ければ、関心が出るのであり、いい機会。
悲痛な表情が、力強く迫ってくるのであり、心に響いてくる。
順番にテンポの速い楽章へと移っていくというのが特徴だが、
同時に快適さも増して、軽やかな面白みへと導かれていく。
チャイコフスキーの「悲愴」は、ヤンソンスのCDも3種目で
最初がオスロフィルとの録音、バイエルン放送交響楽団とも
これが9年ぶりの再録音となるが、いうまでもなく最高だ!
2004年のライブ盤に比べて、風格が増している気がする。

BR 900123

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2015年3月 4日 (水)

横浜の風景から 391

20150304a

20150304b

晴れてはいたが、雲が多くて、しかし今日は
夕焼けの富士山が見えたのである。
いずみ野付近の泉区和泉町にて。
隙間にギリギリ見えた富士山ではあるのだが…

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今日の月は…月齢13.1

20150304

夕方、東の空が見晴らしのいい場所にいたのだが、
瀬谷区阿久和南にて、17時34分に月齢13.1の月。
晴れてはいたが、薄い雲が出ており、隙間に見えて。
これからの暦を調べると明後日の金曜日が、
満月(月齢15.1)である。天気は曇りと出ている。

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2015年3月 3日 (火)

エリアフ・インバル 22

エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団で
ブラームスの交響曲全曲を収録順に聞いていきたい。
今日は交響曲第3番で1996年4月25,26,28日に
フランクフルトのアルテオーパーで収録されている。
インバルのこのシリーズは、新ウィーン楽派の作品との
組み合わせによって、後半は、シェーンベルクの
管弦楽のための変奏曲(1998年5月5-7日)、
そしてウェーベルンの変奏曲(1996年4月16日)。
インバルならではの緻密で明瞭な音作りが特長だが、
それだけではないドイツ音楽の重厚で深みある響き、
聞く者を夢中にさせる力強い表情も兼ね備えている。
集中力の高さと緊張感あふれる響きに感動である。
そしていつもながら新ウィーン楽派の作品は絶好調!
シェーンベルクの管弦楽のための変奏曲は大好きだ。

DENON COCO-73328

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2015年3月 2日 (月)

アラム・ハチャトゥリアン 1

ハチャトゥリアンの「スパルタクス」「ガイーヌ」(抜粋)を
作曲者自身の指揮によるウィーンフィルで聞いている。
1962年3月にウィーン・ソフィエンザールで収録。
「剣の舞」でお馴染みのハチャトゥリアンの音楽は楽しくて、
バレエということもあるけれど、スポーツ感覚のお祭り騒ぎ。
映画音楽にも近いという印象もあり、というよりは、この当時の
映画の世界に多大なる影響を与えているということであろう。
有名な演奏だが、ウィーンフィルが濃厚な音色を聞かせており、
それも面白くて、とにかく豪快で、色彩豊かな情景描写だ。
そうは知らないけど、ハチャトゥリアンの作品は好きである。

CDR855

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2015年3月 1日 (日)

落語につぶやき 263~未来

圓生師匠の「松葉屋瀬川」を聞いていると、
善次郎からの手紙を使い屋の吉兵衛に託して、
間夫からの手紙ですと瀬川花魁に届けるのだが、
「そんなことをいえば、未来の夫に叱られます」と
瀬川は受け取らない。未来の夫とは善次郎のこと。

同じく圓生師匠の「ちきり伊勢屋」を聞いて、
易の白井左近は「来年二月にあなたは死ぬ」といい、
ちきり伊勢屋の伝次郎に「困った人に施しをしろ」と
そうすれば、未来にいるお父つぁんの供養にもなる…
ということをいうのだが、ここで「未来」という表現であり、
調べてみると…よく前世・現世・後世(三世)というけれど、
仏教でいう死後の世界、来世・後世のことであった。
つまりは死んだお父つぁんの供養になるということ。

そこで「松葉屋瀬川」である。瀬川は勘当になった善次郎が、
死んでしまったとの噂を聞いて、力を落とし、病のようであり、
そこへ間夫からの手紙です…などといわれたものだから、
私が慕うのは、死んだ善次郎、たったひとりと断るのである。
そこで吉兵衛が「その未来の夫から参りましたもので」と
手紙を渡すのは、それは半分、冗談でもあるのだが、無事に
善次郎が忠蔵のところにいるとその所在が知れるのである。

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