« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

2015年4月30日 (木)

ロリン・マゼール 17

ロリン・マゼール指揮ウィーンフィルによる
ドヴォルザークの交響曲を収録順に聞いていくが、
今日は1981年の録音で交響曲第8番である。
1981年3月にウィーン楽友協会大ホールで収録。
マゼールのしなやかな音楽は、ウィーンフィルの美観を
最大限に引き出しており、非常に作り込まれた表情ながら
仕上がりとしては、極めて自然体である。名演なのだが、
今回、ここで聞いているCDは、第7番と収録されている
最初の頃のもので、音の解像度、明瞭さの点で…だが、
その後に再発売された新しいCDの方が、音はいいのかも。

DG 429 976-2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今日の月は…月齢11.3

20150430

夕方、空はきれいに晴れわたって、
18時03分に東の空高く、月齢11.3の月。
明日から五月、夏の夕暮れといった印象。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月29日 (水)

横浜の風景から 404~七サバ参り

境川流域の七サバ神社を巡る七サバ参りで
今回は全行程を歩いてきた。瀬谷区から
境川西岸の大和市、藤沢市を前半に回り、
後半は、境川東岸の泉区を経由するコース。

20150429a

七サバ参り 1/7 左馬神社
横浜市瀬谷区橋戸3丁目

20150429b

新道大橋で境川を渡り、大和市へ入る。

20150429c

七サバ参り 2/7 左馬神社
大和市上和田

20150429d

七サバ参り 3/7 左馬神社
大和市下和田

20150429e

緑橋にて境川。このまま大和市側を進む

20150429f

境川橋にて境川。藤沢市へ入った。

20150429g

七サバ参り 4/7 七ツ木神社
藤沢市高倉

20150429h

七サバ参り 5/7 今田鯖神社
藤沢市湘南台7丁目

大和市、藤沢市を巡ったところで
湘南台方面に寄り道をして、遅い昼食。
お馴染みの西輝家でラーメン。おいしい。

20150429i

白鷺橋を渡り、泉区下飯田へ。

20150429j

七サバ参り 6/7 左馬神社
横浜市泉区下飯田町

20150429k

七サバ参り 7/7 飯田神社
横浜市泉区上飯田町

11時過ぎに出掛けたのだが、18時に帰宅で
無事に歩けた(36372歩)けれど、時間を考えると
冬だと途中で日が暮れてしまうので、難しいかなと。
夕方が遅い夏場は、思う存分に歩けるので、うれしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月28日 (火)

ゲオルグ・ショルティ 21

サー・ゲオルグ・ショルティ指揮ウィーンフィルの演奏で
シューベルトの交響曲 第9番 ハ長調 D.944「グレイト」
1981年6月にウィーンのソフィエンザールで収録。
1980年代前半のウィーンフィルを集中的に聞いているが、
本当に素晴らしい。歯切れよく、少々きつめな音作りだが、
ショルティらしさがあふれており、何ともエネルギッシュである。
もちろんウィーンフィルの美しい音色は健在、魅力的だが、
それに頼らないショルティの個性、強い主張は独特である。
きれいごとで表面的に終わることのない…どこを聞いても
ショルティという強烈な存在が音楽の中心にいるのであり、
普段以上に豪快で、パワフルなウィーンフィルに夢中になる。

CDR865

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月27日 (月)

横浜の風景から 403

20150427b

夕方、銀行のATMに行って、そこから寄り道。
瀬谷区宮沢3丁目の宮沢神明社にお参り。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今日の月は…月齢8.3

20150427a

四月は雨が多かったが、今日は快晴の空。
18時20分に南の空高く、月齢8.3の月。
これからの暦を調べると来週の月曜日で
5月4日が満月(月齢15.3)である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月26日 (日)

東海道を歩く 品川~川崎

黒門町を後にして、御徒町で
博多ラーメン「よねちゃん」で昼食。
山手線で品川まで来て、東海道を歩く。
日暮れまでにどこまで行けるか?

20150426a1

20150426a2

八ツ山橋(屋つやまはし)である。
これより先は、東海道品川宿となる。

20150426b1

20150426b2

濱川橋にて立会川を渡る。

20150426c1

20150426c2

鈴ヶ森である。第一京浜と合流。

20150426d

京急の蒲田駅。空港線が通過中。

20150426e

六郷大橋で多摩川を渡る。
それにしても広くて、気持ちがいい。
渡り終えると東海道川崎宿である。

20150426f

八丁畷駅で東海道と京急が交差している。
今回の歩きは、これにて終了。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

黒門亭で扇里・木久蔵・小里ん

今日は小里ん師匠をお目当てに黒門亭へ。
上野東京ラインで上野まで行ってしまって、
山手線で御徒町へ戻ってくる…という乗り方も
だいぶ慣れてきた。時間はあまり変わらない。

第1部
林家あんこ:狸札
柳家小んぶ:そば清
入船亭扇里:鼓ヶ滝
林家木久蔵:愛宕山
柳家小里ん:付き馬

前座さんはあんこさんで、お馴染み「狸札」だけど、いい感じだ。
この噺も狸をどう作っていくかで、自然と江戸っ子との対比が
出来てくるのだろうけど、狸のお喋りが面白い。他と少し違う。
狸の口調が変わっているのである。元はしん平師匠のだろうか。
続いて小んぶさんが「そば清」。久しぶりだけど、実は前回も
「そば清」だったと思う。さん喬師匠のが、きちんと伝わっていて、
そば清さんの口調など、まさに!という感じだが、噺の仕上がりは、
小んぶさんの特長がはっきりと出ているので、その辺はバッチリだ。
扇里さんが、有馬温泉の近くに鼓ヶ滝…と来て、「鼓ヶ滝」である。
かなり以前に正蔵さんで聞いているのだが、そのときは、実は…
あまり噺の内容がよくわからなかった。というので、記憶から消えて、
今回、聞いても地味な噺である。でもそこが魅力だな!って、感じた。
歌詠みが西行法師であり、手直しをする爺婆、孫娘が、和歌三神。
和歌三神とは、後で調べて、住吉明神、人丸明神、玉津島明神、
だそうであり、その辺にも興味をもつとさらにさらに面白くなる。
仲入り後は、木久蔵さんが「愛宕山」で、木久蔵流の噺としては、
独特な「愛宕山」が完成されていると思うのだが、その辺は好みで
噺の中の登場人物が喋り出さないし、つまりは絵が広がらないし、
常に目の前には落語家の木久蔵さんがいて、個性の強さもあって、
噺の「愛宕山」をしっかり聞きたい!という人には、物足りないか…
というのは、感じてしまった。噺よりは、自分の存在が大切であって、
そういう芸風の噺家さんもいるので、まあ、これもひとつの結論か。
今日のトリは、小里ん師匠の「付き馬」。実にいい。明るく楽しいし、
面白くって、笑ってしまうし、心地よいテンポ感に引き込まれる。
噺の登場人物がいきいきと喋って、情景が目の前に広がって、
それは台詞だけでなく、説明・解説の地の部分も大切なのだけど、
これが落語であり、話芸というものだ。時間を見ながら、浅草巡りは、
スイスイ運んで、コンパクトにまとめられていたようにも思うのだが、
噺がしっかり描き込まれながらもよいスピード感である。一晩遊んで、
馬(若い衆)を引っ張っていく騙す男だが、お調子者であり、軽くて、
発言も極めていい加減という…こういうところが、小里ん師匠は絶妙。
あまりに適当で、ますます立て替えが膨らんでしまい、若い衆は真剣に
恐いぐらいに怒り出すのだが、それも難なくはぐらかしてしまう展開で
小里ん師匠ならではの見せ場だけれど、本当に夢中になってしまう。
「付き馬」は、「居残り」や「付き落とし」と並んで、極悪噺で有名だが、
とにかく酷い人なのだけど、しかし面白いのである。大好きな噺だ。
こんなところで、今日は第1部のみだけど、毎度の東海道歩きに。

20150426

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月25日 (土)

ラサール四重奏団 4

1981年のラサール四重奏団の演奏で
ツェムリンスキーの弦楽四重奏曲 第4番 作品25と
アポステルの弦楽四重奏曲 第1番 作品7を聞いている。
1981年12月にハンブルクのフリードリヒ・エーベルトハレで収録。
ツェムリンスキーの第4番は、作風としては現代的な印象もあり、
しかし現代音楽ではなく、六楽章構成で変化にも富んでおり、
楽しいし、耳にも心地よいのである。アポステルも感覚は近いが、
ラサール四重奏団の切れ味鋭い演奏が、やはり凄いな!って、
正直なところ、メジャーな作品とはいえないが、本当に素晴らしい。
後のアルバン・ベルク四重奏団は、ツェムリンスキーに関しては、
ラサール四重奏団のこの名演があるからと敬遠していたようだが
どんどん演奏されて、聞く機会が増えてほしいと願ってしまう。

DG 427 421-2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月24日 (金)

ジャン・マルク・ルイサダ 2

ジャン・マルク・ルイサダの新しい録音でショパンを聞いている。
ワルツ全曲(14曲)とマズルカの作品67と作品68(7曲)
2013年11月26-28日にアクロス福岡シンフォニーホールで収録。
思わずホッとしてしまう落ち着いた響きであり、安らぎの世界で
じっくりと歌いこんで、ルイサダならではの表情を創り上げている。
14曲のワルツを独自に配列し、表現も非常に個性的なものだが、
奇をてらったところはなく、あくまでも音楽への深い愛情の表れで
こんなにも美しい演奏は、そうは聞けるものではない。感動的だ。
ルイサダのDGへの最初の録音というのが、ワルツ集であったか?
原点回帰ということでもないのだろうけど、若いときの演奏と比べて
1990年代の録音も聞き直してみたくなってしまうが、現在の演奏は、
確実にいえるのは、まさしく熟成された響き、大人の音楽である。

RCA 88875028062

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月23日 (木)

クリストフ・フォン・ドホナーニ 15

クリストフ・フォン・ドホナーニの指揮による
クリーブランド管弦楽団のドヴォルザークを
収録順に聞いているが、今日は交響曲第7番
1985年10月にマソニック・オーディトリアムで収録。
清々しくて、明るい音色であり、ブラームス的ともいわれる
ドイツ的な方向性はあまり感じられない。歯切れのよい
明確なリズム処理で、この曲の重さも強調されていない。
それによって、ドヴォルザークらしさがあふれているのであり、
これが正解なんじゃないか!とも思わされる。実に快適だ。
この第7番の交響曲は、考えてみると聞くのは久しぶり。
知りすぎている第8番、第9番に比べ、むしろ面白いかも。

DECCA 452 182-2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月22日 (水)

ニコライ・デミジェンコ 3

ニコライ・デミジェンコによるショパンの作品を聞いている。
24の前奏曲 作品28とピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
2008年7月16-18日にサチーレのファツィオーリ・コンサートホール。
落ち着いて、風格のある構えであり、強靭な仕上がりはロシア的だが、
同時に極めて繊細な表情を引き出すのが、ニコライ・デミジェンコである。
ここでは、イタリアのファツィオーリが使用されているので、それも独特。
音色として、暗めの色調で、渋い輝きであり、ますます通好みな印象も。
粒立ちがいいので、急速な表現でもくっきりと音楽が浮かび上がるが、
やはり私は、スタインウェイの音色がいいなと…それは好みの問題。
アンジェラ・ヒューイットやルイ・ロルティ、そしてアルド・チッコリーニも
ファツィオーリを好んで使用していたようだが、ピアニストたちの間でも
人気が高まってきているようで、こちらの耳も慣れないといけない。

ONYX 4036

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月21日 (火)

ジャック・ルヴィエ 3

ジャック・ルヴィエの演奏でドビュッシーのピアノ作品を
録音年代順に聞いている。今日は映像 第1集、第2集、
忘れられた映像、版画、ピアノのために、という選曲で
1986年6月3-5日、9月13日にライデンで収録されている。
ジャック・ルヴィエの演奏は実に誠実で、まさに模範的なのだが、
それこそが魅力であり、私は大好きである。本当に素晴らしい!
作品の本質が丁寧に浮かび上がってくる一方で、個性が足りない
という…そうした見方もあるかもしれないが、透明で美しい響き、
雑念の入らない純粋な音楽が、ストレートに語りかけてきて、
特にここでの選曲も隙がないし、屈指の名演奏だと思う。

DENON COCO84008-11

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月20日 (月)

ダニエル・バレンボイム 22

バレンボイムによるシューベルトのピアノ・ソナタ集を聞いている。
今日は、第18番 ト長調 D.894と第20番 イ長調 D.959
2013年1月と2014年2月にベルリンのテルデックス・スタジオ。
この第18番が、現在のバレンボイムで一番聞いてみたかった
作品であるかもしれない。というのは、優しい表情と自由な表現が
音楽の色合いを決定するのであり、弱音の冴えも重要だけど、
柔らかい響きに包まれるのである。バレンボイムの弾きたいように
誰に遠慮するではなく、独特な世界観が創造されている。自在だ。
第20番は、これがまた雄大。でも細やかな表情付けをいきいきと
まさに夢の世界のように美しい表現であり、同時に後期のソナタで
ベートーヴェン的な力強さも兼ね備えられている。深い響きを堪能。
第2楽章の中間部で、突然に狂い出すようなところがあるが、
こういうところの壮大さと緊迫感は圧倒的。超越したものがある。

DG 00289 479 2783

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月19日 (日)

ヴラド・ペルルミュテール 12

ヴラド・ペルルミュテールを年代順に聞いているが、
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「熱情」と「告別」、
1987年12月18日にワイアストン・レイズで収録。
そして後半は1974年の録音でエロイカ変奏曲。
ペルルミュテールのシューマンなど、素晴らしいのだが、
でもフランス音楽の専門家というイメージもあるけれど、
それがベートーヴェンを聞いてみたら、感動的なのだ。
ディテールはアバウトな感じもあって、しかし音楽を
流れで作っていくような…そこにベートーヴェン独特の
重量感が生まれていて、ファンにはたまらない名演。

Nimbus CSM1032

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月18日 (土)

黒門亭で小燕枝・小ゑん・柳朝

今日は顔付けがよくって、久々に通しで聞いてきた。
以前は当たり前のように通しで聞いていたのだが、
この二年ほど、東京歩きと組み合わせるようになって、
もうずいぶん通しでは聞いていなかったので、すると…
とんでもなく疲れる。それに集中力が続かない。
困ったものだ。ちょっと情けない。訓練が足りない!

第1部
橘家かな文:真田小僧
林家はな平:松竹梅
隅田川馬石:王子の狐
入船亭扇好:持参金
柳亭小燕枝:三人旅(通し)

今回も前座さんは二人で、かな文さんと朝太郎さん。
かな文さんははじめて聞いたが、子供の表現がかわいくて、
すると江戸っ子の父親との対比がくっきりして、いい感じだ。
子供が按摩さんの声色を真似ようとするところは面白かった。
はな平さんは、噺に入ると少々顔芸も入って…表情豊かであり、
落語に出てくる毎度の愚か者キャラが、ますます憎めなくなって、
愛おしく思えてきてしまうところが実にいい。「亡者になった」で
すっかりしくじってしまうのだが、酔いもまわった客相手の余興で
それなりにウケていた…とお店の番頭さんがかばってくれる展開。
馬石さんが「王子の狐」である。噺にも出てくる…初午以外のときで
普段の王子稲荷はひっそりだと、私も少し前に行ってきたので
その風景を思い出しながら聞いたら、これが楽しかったのだ。
ぜひお勧めである。王子稲荷へ向かう道中は、当時はそれこそ
狐もいたであろう長閑な風景だったと思うのだが、訪ねてみると
「王子の狐」の情景と重なって、実に楽しい。王子に行っていると
この噺は数倍面白くなる。ぜひ王子にお参りして、「王子の狐」を!
扇好さんが夫婦の縁ということだったのだが、なんと「持参金」で
最もブラックな展開であった。ひどい噺だな…とは思うのだけど、
これが面白くって。マジックのように最後につながるので、まあ、
知っているとそうは驚かないのだが、でも久しぶりに聞いたので
素直に面白がってしまった。しかし考えてみるとどうなるのだろう…
というのは、金が回っているだけで、何の解決にもなっていないのだ。
小燕枝師匠は「三人旅(上)」と出ていたのだが、結果的には「通し」。
無尽の初回で十五両の金が落ちて、江戸っ子で金を持っているなんて
みっともない!と親父に怒られたことから友達を誘って、お伊勢参りに
出掛けるという<発端>。高輪での親類、友達の見送りの話があって、
続いて(上)の「神奈川宿」に行くのかな?と思ったら、二、三日が経って、
場所は小田原宿の手前で「びっこ馬」であった。馬が癪を起す…のは
省略で、翌日の箱根越えの馬の手配をして、宿の鶴屋善兵衛を探す。
ここも…宿屋の看板の字が読めないことでいろいろな喋りがあり、
一度は宿外れまで行ってしまって、戻ってきたところが、ちょうど
鶴屋善兵衛の店の前だったという…ついに宿に上がって「おしくら」。
後半はだいぶ物語をシンプルに仕上げている印象ではあったが、
翌朝の祝儀を出すところまで…最後まで来てしまった。すごい。
一時間近い長講。やはり柳家の「三人旅」は何とも魅力的だと思う。
私は大好きである。小燕枝師匠の「通し」を聞けてよかった。収穫!

20150418a

第2部
春風亭朝太郎:子ほめ
古今亭志ん松:熊の皮
柳家小ゑん:長い夜 改II
橘家文左衛門:のめる
春風亭柳朝:崇徳院

第2部の開口一番は、朝太郎さんの「子ほめ」で、江戸っ子の雰囲気が
前座さんとしては、すごく勢いがよくていいのだが、でもちょっと感じたのが、
荒っぽくて、乱暴な感じがして、それが汚く聞こえてしまうともったいない。
志ん松さんが「熊の皮」だ。きょう介から二ツ目に上がって、はじめてかも。
しっかりときちっと丁寧にこれまで演ってきていることは知っているので、
この先もそれを続けてほしい…というのは、二ツ目になって、変に化けたり、
そういうウケを狙わないで、このままで上手くなっていって欲しいと私は思う。
小ゑん師匠が「長い夜」だ。「改」かと思ったら、「改II」なのだ。大好きである。
私は、この「長い夜」はとにかく好きで、空と大地の登場でうれしくなってしまう。
特にお気に入りが「デニーズ」の一幕で、メニューで料理を注文するお父さんが、
目白の小さん師匠に思えて仕方がない。カレーととんかつの二品を注文して、
カツカレーにしようとするところとか、素晴らしい発想だ。ステーキと同じように
そのとんかつを「ミディアム・レア」で注文して、断られるところなども大爆笑。
仲入り後は文左衛門さんで、この後、夜の鈴本のトリである。恥ずかしそうに?
小さな声で「夜も来てください…」って、チャーミングである。お得意の「のめる」。
そして今日のトリは、柳朝さんであった。私は柳朝さんのファンなのだけど、
本当に独特な空気を持っていて、それが品よく映るのは、ご本人の魅力。
噺はお馴染みの「崇徳院」だけど、でも聞くのは久しぶりのように思えた。
しかしオチの「われても末に…」が、髪結床の硝子が割れる…になるのは、
いかにも落語らしくて、つまりはバカバカしいな…と楽しく親しみの噺である。

20150418b

お見送りの小ゑん師匠もチラッと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月17日 (金)

レイフ・オヴェ・アンスネス 2

レイフ・オヴェ・アンスネスのピアノと指揮、
マーラー室内管弦楽団によるベートーヴェンで
ピアノ協奏曲全曲を収録順に聞いている。
今日は2013年の録音から第2番と第4番。
2013年11月22,23日にロンドンで収録されている。
ピリオド奏法によって、マーラー室内管弦楽団が控えめで
アンスネスのピアノも張り合うのではなく、寄り添う形になり、
何とも繊細な表情が冴えわたって、美しい演奏である。
作品の性格もあるが、室内楽的な効果を最大限に引き出し、
ベートーヴェンが記したすべての音が明瞭に聞こえることで、
これまでとは一味違う新鮮な感動に出会えたのは喜びだ。
「皇帝」を残しているのだが、アンスネスのベートーヴェンは、
解釈の点でも演奏の出来でも新しい時代を切り開いた!
といえるかもしれない。聞けば聞くほど魅力的である。

SONY 88843058872

| | コメント (0) | トラックバック (0)

落語につぶやき 267~道楽

マクラなどで聞ける道楽に関する話題で
実にバカバカしい…私は大好きなのだが。

昔は男の道楽というと酒に博打に女郎買い、
これはどれをやっても金がかかりまして、
ご婦人の方は、芝居、唐茄子、芋、蒟蒻という、
経済的には、たいへん安く上がるてんで

お芝居なんというものは、前々から予定は
わかっておりまして、近所に吹聴しているのがある。
「ちょいと私ねえ、明後日は歌舞伎へ行くんですのよ」
「あら、まあ、いいわねえ。どなたと?」
「お母さんと一緒に」
「うらやましいわね。私も行きたいんですけども、
忙しくって、行けないのよ。観て、帰ったら、
ぜひその話を聞かせて」なんてんで、
その行く前に宣伝をしていらっしゃる。

男の方はというと、あんまりそういうのはありませんで
「なあ、おい、いよいよ明日、女郎買いに行くからね」
「そうかい、誰と?」
「へへへ、うちの親父と、水入らずで行こうってんだ」
「うまくやってやんなあ。俺も行きてえんだけど、
どうにも銭がねえんで、行けやしねえ。帰ぇったら、
惚気を聞かせてくれ!」なんて、そんなバカな奴はない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月16日 (木)

バイエルン放送交響楽団

マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団で
今日はベルリオーズの幻想交響曲を聞いている。
2013年3月7,8日にミュンヘンのフィルハーモニーで収録。
そして終わりに小品だが、ヴァレーズのイオニザシオン
2010年7月1,2日にミュンヘンのフィルハーモニーで収録。
素晴らしい録音だ。ヤンソンスの生み出す精妙な響きが、
生々しく記録されている。細部にまで、こだわりに満ちて、
ファンにとってはたまらないものがある。大興奮だ。
しかしその点では、音楽としては、幻想的というよりは、
極めて現実的に迫力のサウンドが迫ってくるのであり、
緻密すぎるのも…というのもあるのかもしれないけれど、
それにしてもあまりにも凄いのであり、ひとつの頂点、
究極である。バイエルン放送交響楽団はやはりいい!
何で「イオニザシオン」が収録されているのだろう?って、
不思議でもあったのだが、これは打楽器つながりか?

BR 900121

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月15日 (水)

クリストフ・フォン・ドホナーニ 14

クリストフ・フォン・ドホナーニの指揮による
クリーブランド管弦楽団のドヴォルザークを
収録順に聞いているが、今日は交響曲第9番
1984年10月にマソニック・オーディトリアムで収録。
シンフォニックな響きを…実に気合いが入って、
力強く表現しているが、そう書くと暑苦しそうだけど、
そんなことはなくて、爽やかな表情を引き出して、
この辺はさすがにドホナーニらしく、感動的である。
1980年代の半ばで、ドホナーニのクリーブランドでの
録音では、最初の時期のものとなるが、鮮やかに
解釈は発想に満ちて、その輝きには圧倒的された。
透明感あふれる爽快でシャープな音楽を聞いて、
こちらの心は熱くなってしまって、とにかく最高だ!

DECCA 452 182-2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月14日 (火)

圓生百席 「一人酒盛」

日曜日に三之助さんの「一人酒盛」を聞いてきたのだが、
覚えているうちに…圓生百席で圓生師匠の録音を聞いている。
比べてみると柳家の「一人酒盛」と圓生師匠の型は違っている。
柳家の方では、四杯目を形だけでも留さんに勧めるのだが、
圓生師匠のでは、そうした台詞はなく、熊さんは、酒の相手が
欲しかっただけで、実ははじめから留さんに一滴も飲ませる気は
なかったのではないか!という。圓生師匠のでは、燗を付ける前に
留さんに酒の肴で刺身を買いに行かせ、それに対して、柳家では
四杯目のところで、留さんに糠味噌をかき回させて、覚弥の香々、
結果的に留さんは四杯目を逃して、飲まれてしまうという展開。
機嫌よく熊さんは、楽しい酒で、一人で喋りまくっているけれど、
圓生師匠の後半の酔いっぷりはベロンベロンで、その点では、
途中から相手の留さんが飲んでいるのか?飲んでいないのか?
その辺もわからなくなってしまっている印象もあり、この酔い方が
オチ「あの野郎は、酒癖悪いんだから」につながっている気もして、
素面でカンカンになって怒っている留さんとの対比は最高だ。
明るく朗らかな噺ではあるが、酒飲みの愚痴っぽいところが、
延々と続くところもあり、そういうのはちょっと疲れるのと…
要領悪く一滴もありつけない留さんがかわいそう…という。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月13日 (月)

御成街道~東海道を歩く

昨日は14時過ぎに黒門町を出て、御成街道から東海道へと
西へ西へ…夕方までにどこまで行けるものかと歩いてみた。

20150412a

上野広小路の松坂屋の前である。
日本橋に向けて、御成街道(中央通り)を歩く。

20150412b

混雑の秋葉原を急ぎ通り抜けて、神田須田町の交差点。
この後、神田駅近くの麺屋武蔵神山でらー麺の昼食。

20150412c1

日本橋にて日本橋川である。上流の江戸城の方角。

20150412c2

日本橋を出発。東海道を歩く。どこまで行けるか?

20150412d

いつもながら金杉橋にて古川。京浜東北線が通過中。

20150412e

「札の辻」にて、今回も東京タワーを撮影。

20150412f

高輪の大木戸跡である。泉岳寺駅のすぐ近く。

20150412g

品川宿に入り品川橋にて目黒川を渡る。
正面(西の方角)に見えるのは、荏原神社の鎮守橋。

20150412h1

20150412h2

鈴ヶ森に到着。すっかり日が暮れてしまった。
追い剥ぎに合うと困るので、今回はこれにて終了。

20150412i1

20150412i2

大森海岸駅より京急に乗る。暗くなってきた。
蒲田ぐらいまでは行けるかと思ったが、時間切れ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月12日 (日)

黒門亭で三壽・紫文・三之助

山手線の神田~秋葉原で、電柱が倒れた?のか、
京浜東北線もストップで、しかし上野東京ラインの開通で
上野まで一気に行けるようになって、無事に黒門町へ。
上野駅の不忍口から歩いたのだが、10分ぐらいであった。
しかしこの鉄道の影響で…なんとお客はたったの10人。
贅沢なこと。お目当ては、三之助さんの「一人酒盛」。

第1部
柳家小かじ:二人旅
林家まめ平:大師の杵
柳家三壽:素人義太夫
柳家紫文:粋曲~長谷川平蔵
柳家三之助:一人酒盛

今日は、前座さんは二人で、圭花さんと小かじさんだったが、
第1部の開口一番は、小かじさんの「二人旅」。うれしい噺。
やはり旅の風景は何ともいいなと…なぞかけが出てくるが、
「東海道中膝栗毛」の弥次さん、喜多さんのやりとりである。
落語に取り入れられているな…って、こういうところは好き。
まめ平さんが「大師の杵」だ。すごくいい!明るく楽しい。
ひとつ思ったのは、こういった地噺を若手の噺家さんが演ると
漫談のお喋りになってしまうな…って。でも三平一門だし、
これは芸風か?伝統?ということもあって、演者によって、
毎回、話題の進行が違って聞こえてくる気もするのだけど、
地噺のいいところであり、このオチ「それは臼(ウソ)だ」って、
なぜか、私はすごく好きである。本当は、今日、ここに来る前に
川崎大師にお参りして、教わってきた…と演るところなのだが、
京浜東北線が不通で行けませんでした…という機転は面白い。
三壽師匠が「素人義太夫」で、というか、途中までは「寝床」だと
確信して聞いていたのだが、長屋の衆が頭のところに集まって、
これからどうするか?決死の覚悟で義太夫を聞きに行くかを
協議している。そこで語られる八年前の悲劇。真面目な番頭で
甚兵衛さんが、旦那の義太夫を差しで聞かされていたのだが、
我慢の限界で、蔵に逃げ込み、しかし旦那は蔵の窓に梯子を掛け、
義太夫を語り込んで、蔵の中で渦を巻いた…という。ここで切ると
「寝床」は出てこないので、「素人義太夫」となり、今回のサゲは、
その翌日、失踪した番頭さんは、気がふれてしまい、探してみると
イスラム国の兵士に参加していた…というオチ。ちょっとブラック。
三壽師匠の「素人義太夫」…というか、「寝床」だけど、よかった!
この旦那の仕上がり具合、イメージだが、我が儘で、気が短く、
すべて自分の都合のいいように…というところが、ぴったりだ!
義太夫が傷だけど、それ以外は、実にいい旦那…という評判、
のめり込むとどうしようもないけれど、普段は懐が深いという、
こういうところのキャラは、若い噺家さんには出せないところ。
しかし実は、おかみさんが坊ちゃんを連れて、御実家にお帰り…
というところを聞くと、この旦那はそんなに歳を召していないのだ。
本当は、若い噺家さんが、暴走気味にいきいき演じていれば、
それでいいのかも。どちらにしても「寝床」はよくできた噺である。
仲入り後は紫文さんで、このガラガラの少人数で聞いていると
つい座敷を借り切っているような気分で、何とも幸せな気分に。
紫文さんもいっていたけれど、お客さんと遊んでいる感じ…って、
まさにそんな気分だ。今日の贅沢感は、ズバリ!ここでの時間。
トリは三之助さんの「一人酒盛」である。こちらも実によかった。
マクラで…明治・大正以降、人々が時間の感覚を手に入れ、
時間で動き、時間に操られて生きている…といった話だったが、
こういう話は、何ともいいな!って、私は、三之助さんは好みだ。
「一人酒盛」は、よく覚えているのだけど、もう、かなり以前に
小里ん師匠で聞いて以来で、あんまりチャンスがないのだが、
私はこの噺、好きなのである。熊さんが美味い酒を飲みながら、
少々理屈っぽかったり、留さんが不器用でかわいそうすぎる…
というので、その辺が嫌い!という人もいるかもしれないが、
その辺が憎々しげに追及されていないと魅力は出ないので
三之助さんは丁寧にじっくり描き込まれていたな…とお見事!
ちょっと寄り目になってくるような…酔っ払いの場面って、
三之助さんはすごく上手いと思うのだが、この噺の場合には、
その傍らに素面でイライラしている留さんがいるのであって、
鮮やかな対比も見せ場であり、絵としても実に豊かであった。
大満足の第1部であり、私は久々にご機嫌である。楽しかった。

20150412

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月11日 (土)

三遊亭圓生「緑林門松竹」

圓生師匠の三遊亭圓朝作「緑林門松竹」で
「またかのお関」の前半で「女占い者」ともいうのか…
40分弱の録音を持っていたのだが、これは編集されており、
少し前に67分の完全なものを見付けて、今日は改めて
聞いてみている。昭和38年5月31日に人形町末廣亭。
「緑林門松竹」はたくさんの泥棒が出てくる…というので、
マクラで「石川五右衛門」と「鬼薊清吉」の話が紹介されて、
噺の本筋としては、それほど足りないところはなかった。
古い録音で音はよくないのだが、圓生師匠がまだお若くて、
テンポがいいし、噺が明るい。というのは、悪党の噺であり、
新助が殺されたりもするが、なんとも痛快な印象である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月10日 (金)

金原亭馬生「お富与三郎(二)」

昨日に続いて、先代馬生師匠の三夜連続口演の
「お富与三郎」から第三夜の「島抜け」である。
昭和51年11月17日に新橋演舞場稽古場にて。
この三夜は「島抜け」で完結となっているのだが、
やはりその後、方々からリクエストがあったのか?
続いて、昭和55年12月18日に本牧亭で収録の
与三郎が江戸に戻ってからの噺で「与三郎の死」。
この本牧亭での高座では、出囃子が「一丁入り」で
これは初代志ん生が「お富与三郎」を得意にしていた…
ということに関係しているのか?五代目志ん生のは、
聞いたことがないので。この「与三郎の死」が実にいい。
乞食同然の哀れな姿で江戸へ戻ってきた与三郎だが、
行く宛もなく実家の伊豆屋へ戻ってくると葬儀であった。
父の死んだことを伯父から聞かされる。勘当の身の上、
さらには島抜けの大罪人であり、近付くこともできない。
ここでの伯父さんの言葉が、辛く、厳しいながらも
その背景に優しさが満ちており、この場面は感動的。
そして品川にいるお富のところへ行き、最後を迎える。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月 9日 (木)

金原亭馬生「お富与三郎(一)」

「お富与三郎」を録音で聞くならば、先代馬生師匠で
昭和51年11月15日から17日に三夜連続の口演で
新橋演舞場の稽古場にて、収録されたようである。
今日はその第一夜の「木更津」と第二夜の「稲荷堀」。
当代馬生師匠や正雀師匠、馬石さんなどでこの噺は
何度も聞いて、噺の筋もしっかりと心得ているが、
その原点というのが、この馬生師匠の口演であろうと
やはり素晴らしい。何ともよくて、私のお気に入りだ。
噺の本筋とは関係ないのだけど、与三郎が木更津で
江戸金という髪結の親方と土地の祭り見物に出掛け、
鶴屋という割烹料理屋に行くのだが、噺を聞いていて、
なるほど新鮮な地魚料理は、おいしいだろうな…という。
馬生師匠の喋りは、夏の夜の海からの風、潮の香り、
蒸し暑さを酒と料理で凌いでいる情景がよく伝わってくる。
そこで与三郎は、お富と出会うのであり、重要な場面だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月 8日 (水)

ケント・ナガノ 10~ブルックナー

ケント・ナガノ指揮バイエルン国立管弦楽団による
ブルックナーの交響曲を収録順に聞いていきたい。
今日は交響曲第4番で1874年の原典版での演奏。
2007年7月にミュンヘンのファラオ・スタジオで収録。
第4番を最初に初稿で聞かせたのは、1980年代に
エリアフ・インバルではないかと…恐らくそうだと思うのだが、
その後、デニス・ラッセル・デイヴィスやノリントン盤が登場し、
私はこの原典版がすっかり好きになってしまったのだけど、
今回はケント・ナガノによる演奏だ。初演時と考えていいのか…
ブルックナーはいかにも整理できていない印象で、混沌として、
その支離滅裂な音楽が何とも面白い。というのは、その後の
現在の完成版との比較があればこそ、ブルックナーが最初に
目指していた響き、そして整理整頓されていく中で、残念ながら
失われてしまった音楽がたくさんあるのだと。よく整えられて、
しっかりとした統一感のある音楽というものは、実のところ、
少しも豊かでないのだ…ということをこの原典版を聞いて、
考えさせられるのである。ケント・ナガノは研き抜かれた音で
ゆったりとした時間の流れで、いわゆるブルックナーの響きを
たっぷりと鳴らしているので、通常版での演奏とのギャップを
埋める方向で仕上げられているようにも思うが、その点では、
ピュア・トーンのノリントンの演奏とは、対極的な印象だ。

FARAO B108074

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月 7日 (火)

クリストフ・フォン・ドホナーニ 13

クリストフ・フォン・ドホナーニの指揮による
クリーブランド管弦楽団のドヴォルザークを
収録順に聞いていきたいが、今日は交響曲第8番、
そしてスケルツォ・カプリチオーソ作品66である。
1984年10月にマソニック・オーディトリアムで収録。
いきいきとエネルギッシュに…刺激的なアクセントも
適宜加えつつ、同時に非常に精妙にコントロールして、
ドホナーニの演奏は当時から評価が高かったのだが、
それにしても素晴らしい。緻密に作られている点では、
知的な部分での満足というのが大いに得られるのだが、
ドヴォルザークの音楽における民族性、生命力というものが
溢れんばかりの輝きを放っており、何とも感動的な演奏だ。

DECCA 452 182-2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月 6日 (月)

ウォルフガング・サヴァリッシュ 3

ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮チェコフィルで
モーツァルトの交響曲第40番と第41番「ジュピター」
1980年6月16-20日にプラハのルドルフィヌムで収録。
ト短調の第1楽章などは、快速なテンポで駆け抜けるし、
厳格な姿勢と誠実な音楽はサヴァリッシュならではだが、
堅苦しい音ではなく、丸みを帯びて、潤いのある響きは、
やはりチェコフィルの魅力というべきか…実に心地よい。
きびきびと隙なく運ばれる「ジュピター」などは最高で、
力強い集中力で、聞いているこちらも引き込まれる。
「ジュピター」は、サヴァリッシュ向きの作品だな…とは
思うのだけど、それにしても名演である。感動的だ!

DENON COCO-70827-8

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月 5日 (日)

ジュゼッペ・シノーポリ 4

ジュゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団で
シューベルトの交響曲 第8番 ロ短調 D.759「未完成」
メンデルスゾーンの交響曲 第4番 イ長調 「イタリア」
1983年6月24,25日にキングズウェイ・ホールで収録。
シノーポリとフィルハーモニア管弦楽団の組み合わせは、
1980年代から1990年代半ばに一時代を築いたのだが、
これがその最初の録音なのである。ウィーンフィルとの
シューマンと同じ時期の演奏だが、それも興味深い。
この細部へのこだわり、緻密なアプローチを当時は、
分析的とも評価したのだが、作曲者が記した音を
丁寧に拾い上げて、その意味を深く求めているのに
尽きるのであり、ここで極めて精妙な響きを生み出して、
結果、輝かしく美しい音色が聞けるのは大いに特長である。
シノーポリの強烈な個性によって、音楽の自然な流れが
失われているか?それは、聞く人の気持ちしだいであり、
私は、この30年以上前の演奏を改めて聞いてみて、
何ともいいではないか!と刺激的な時間を楽しんでいる。

CDR864

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月 4日 (土)

フィルハーモニア管弦楽団

クリストフ・フォン・ドホナーニの指揮による
フィルハーモニア管弦楽団のR.シュトラウスで
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
そして「英雄の生涯」をライブ盤で聞いている。
「ティル」は、2001年6月30日、そして後半の
「英雄の生涯」は2007年10月4日の演奏で
どちらもロイヤル・フェスティバル・ホールでの収録。
ドホナーニのフィルハーモニア管弦楽団とのライブは、
どうも音質の点で、あまり喜ばしい出来のものが
これまでなかったのだが、今回は非常に聞きやすい。
演奏は最高である。ドホナーニのR.シュトラウスはいい。
クリーブランドでの「英雄の生涯」がお気に入りなのだが、
こちらも素晴らしい。きちっと引き締めて、シャープな響き、
見通しのよい音作りは、いかにもドホナーニなのだけど、
しかしオーケストラはよく鳴っているし、色彩も十分。
「ティル」も含めて、全く隙のない完璧な一時間を堪能。

Signum Classics SIGCD148

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月 3日 (金)

エリアフ・インバル 24

エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団で
ブラームスの交響曲全曲を収録順に聞いている。
今日は交響曲第2番で1997年10月1-3日に
フランクフルトのアルテオーパーで収録されている。
後半は、シェーンベルクの室内交響曲第2番作品38。
こちらは1998年5月11-16日にヘッセン放送ホール。
交響曲の第2番が並ぶ…という企画であろうか。
そんな単純なことでもないのか?それはいいとして、
ブラームスでは、意外に穏やかで、ゆったりと牧歌的、
すると普通に標準的な解釈のようにも思えてくるけれど、
後半に行くにつれ、特に終楽章だが、快調に駆け抜けて、
明解な響きを極めてスムーズな形で実現しているところに
インバルの存在を感じた。この辺こそが私の好みのようで
引き込まれてしまう。シェーンベルクは今回も最高だ!

DENON COCO-73235

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月 2日 (木)

ラサール四重奏団 3

1980年のラサール四重奏団の演奏で
ツェムリンスキーの弦楽四重奏曲第1番と第3番を聞いている。
1980年12月にハンブルクのフリードリヒ・エーベルトハレで収録。
ラサール四重奏団のツェムリンスキーを収録順に聞きたいと
久しぶりに出してきて、最初の第2番(1977年)を聞いてから…
あっという間に一年半が過ぎてしまったが、しっかり続きを聞こう。
どちらも通常の四楽章形式の作品だが、第1番は美しい音色の
明るく、楽しい音楽で、いかにもロマン派の弦楽四重奏曲という、
実に心地よい。第3番は一気に新しい響きとなるが、とはいっても
現代音楽とまではいかないので、気軽に接して、非常に面白い。
それにしてもこのシャープな感覚、筋の通った明瞭さは最高だ!

DG 427 421-2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月 1日 (水)

ヴラド・ペルルミュテール 11

ヴラド・ペルルミュテールを年代順に聞いているが、
バッハのイタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971と
ドビュッシーの「ピアノのために」そして「喜びの島」を
1985年12月9,10日にワイアストン・レイズで収録。
ドビュッシーの映像第1集、ショパンのマズルカ(3曲)は、
1986年5月21,22日にワイアストン・レイズで収録。
最後に1983年3月29日の演奏でショパンのタランテラ。
録音のぼやけた印象もあるのだが、この演奏においても
今日のピアニストによる鮮やかで精緻な感覚からすると
だいぶ違った方向を目指しているような…かなり違う。
だからといって、ペルルミュテールの演奏は何とも味わい、
穏やかで自分の進むべき道を行くのであり、聞くほどに
感動は増すのであって、魅力的!やはり私は大好きだ。

Nimbus CSM1032

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »