« ゲオルグ・ショルティ 22 | トップページ | クラウディオ・アバド 19 »

2015年5月29日 (金)

圓朝速記~真景累ヶ淵(四)

宗悦の死骸の入った葛籠を…上方者はそうとは知らずに
引取りを入れて、背負ってくるのだが、家主の女房に
「(泥棒は)どうして棄てて行ったのかね」と言われて、
上方者は苦し紛れに「不動の金縛りいうのをやりましてな」
って、泥棒は動けなくなって、仕方なく葛籠を置いていった…
そんな言い訳をして、誤魔化すのだが、不動の金縛りって?
ずっと気になっていたのだけど、記述を見付けたので参考に。

昔は、なくなり物があるとお不動様に願を掛けたそうである。
手に持っている法縄で動けなくして、見付けやすくしてくれる…
それを「不動の金縛り」といったそうである。上方者が泥棒に
葛籠を取られて、すぐに願を掛けて、そのお蔭で出てきたという。
それは真っ赤な嘘で、深見家の奉公人で三右衛門という男が、
屋敷から葛籠を背負ってきたのだが、恐ろしさのあまりに
根津七軒町の喜連川というところに捨てていったのである。
※ 速記では、「不動の鉄縛(かなしばり)」となっている。

|

« ゲオルグ・ショルティ 22 | トップページ | クラウディオ・アバド 19 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/61664013

この記事へのトラックバック一覧です: 圓朝速記~真景累ヶ淵(四):

« ゲオルグ・ショルティ 22 | トップページ | クラウディオ・アバド 19 »