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2015年6月26日 (金)

ツィモン・バルト 1

ツィモン・バルトの新しい録音でブラームスを聞く。
今日はピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15で、協演は
クリストフ・エッシェンバッハ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団。
2012年10月16,17日にベルリン放送で収録されている。
後半は独奏で、バラード 作品10の第1番と第2番。
2014年5月14日にウィーンのカジノ・バウムガルテンで収録。
エッシェンバッハも通常からスローテンポの音作りではあるのだが、
それほどではなくて、ゆったりとした音楽…という具合なのだけど、
ツィモン・バルトのピアノが入った瞬間、時間が止まったような…
不思議な感覚に陥るのであり、それがとにかく凄くて、驚かされる。
こんな演奏は聞いたことがなく、独創性の点では、群を抜いている。
まさに天才的!という感じであり、やり過ぎという意見もあるだろう。
イーヴォ・ポゴレリチやヴァレリー・アファナシエフとの類似性もあるが、
ツィモン・バルトは澄み切った弱音を最大の武器に聞かせるのであり、
方向性は違っている。些細なことでも壊れてしまうのではないかという
その繊細な感性は魅力的であり、すっかり引き込まれてしまった。
静寂に意味がある…というよりもほとんど瞑想のような音楽だ。

CAPRICCIO C5210

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