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2015年6月17日 (水)

バイロイト音楽祭1968

1968年のバイロイト音楽祭からカール・ベームの指揮で
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聞いている。
1968年7月25日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
今日は第3幕の前半だが、後半に向かうにつれ、ますます
素晴らしい音色に感動する。第1幕では、ちょっと激しく、
豪快過ぎる印象もあった。それに対して、第2幕以降は、
精妙で緻密な部分を的確に表現するベームの指揮が、
確信に満ちていて、こんなにも説得力のある演奏はない。
ザックスに歌を披露して、相談に乗ってもらうワルターだが、
ワルデマール・クメントの歌がたっぷり聞けて、感動的だ。
その直後、ベックメッサーが歌を盗みにやってくるのだけど、
するとベームの指揮が一転して、きびきびと厳しさを増し、
こういうところの転換の鮮やかさは、他では聞いたことがない。
続いて、エヴァがやってきて、ワルターとの再会が叶うのだが、
その勢いは止まらずに…たたみ掛けるような盛り上げで、
信じがたいような高揚感は、これこそが歴史的な名演という
カール・ベームの本当の凄さというのがここに集約されている。
いいところでCDの交換であり、続きが聞きたくなるけれど、
第3幕の後半で歌合戦の場面は、明日、聞きたいと思う。

ORFEO C 753 084 L

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