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2015年6月27日 (土)

ツィモン・バルト 2

ツィモン・バルトの新しい録音でブラームスを聞いている。
今日はピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83で、協演は
クリストフ・エッシェンバッハ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団。
2013年6月3-5日にベルリン放送で収録されている。
後半は独奏で、バラード 作品10の第3番と第4番。
2014年5月14日にウィーンのカジノ・バウムガルテンで収録。
ピアノ協奏曲第2番の方が、ツィモン・バルトのスローテンポに
しっくりくる。客観的に聞けば、それは遅いのだけど、違和感なく、
第1番の瞑想空間で体験した無重力状態はここにはなくて、
実在の音楽を素直に楽しめる。しかし昨日の第1番にしても
ここでの第2番にしても圧倒的な独創性は驚愕の域であり、
堅固なブラームスの音楽にこのような可能性と未知の余白が
残されていたのか…というのは驚きだ。実はアファナシエフが
ブラームスのピアノ協奏曲第2番は昔から弾いていて、たしか
1980年代の終わりだったと思うのだけど、N響の定期公演で
はじめて弾いたというのを録音して、その頃、よく聞いたのだが、
極端なスローテンポによる表現は共通するところであるけれど、
ツィモン・バルトはマッチョな体に似合わない繊細な表情付けが
特長なのであり、仕上がりは全く違っているように思われる。
心のこもった音楽という点では、エッシェンバッハの表現も
ぴったりと一致しており、特異なものという気がしないのが凄い。

CAPRICCIO C5210

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