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2015年7月31日 (金)

フィリップ・ジョルダン

フィリップ・ジョルダン指揮パリ・オペラ座管弦楽団と合唱団による
ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)とラ・ヴァルス。
2014年10月16,17,20日にパリ・オペラ・バスティーユで収録。
素晴らしい演奏だ!感動。くっきりとした輪郭で音楽を創り上げ、
背景に潜んでいた音までが、豊かな表情で自在に語り出す。
明確な響きで、力強い光を放ち、圧倒的な統率力に夢中になる。
フィリップ・ジョルダンの発想って、私は大好きだ。とにかく上手い。
しかし一方で、すべてが明瞭であり、ラヴェルの独特な音色といえる…
霧の流れにその先に柔らかい光が戯れるような音、そういった印象は、
あまり感じられないのである。デジタルで、極めて現代の感覚であり、
個性的な主張が伝わってくる。でもこれでいいではないか!魅力的。
私は本当にこの「ダフニスとクロエ」全曲というのが好きでたまらない。

ERATO 0825646 166848

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2015年7月30日 (木)

7月30日の感想

今週、また大変に苦労を重ねる状況になっており、
悩んでしまっている。入院中の父の問題である。
この一年の苦労、そしてこの二か月のさらなる負担、
いつの日か、話せるときが来たら広く伝えたい。
実際に味わった人にしか共有できないものであり、
これから同じ境遇に陥る人には助けになると思う。
話を聞いてもらうだけでも救われるし、経験者の
アドバイスは、進むべき道を示してくれた。

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2015年7月29日 (水)

ウォルフガング・ホルツマイアー 1

ウォルフガング・ホルツマイアーとイモジェン・クーパーによる
ドイツ歌曲を聞きたいと思っているのだが、今日はその前に
フォーレ、デュパルク、ラヴェルのフランス歌曲を聞きたい。
フォーレのシャイロック 作品57、牢獄 作品83-1、
ひそやかに 作品58-1、歌曲集「ある日の詩」 作品21、
歌曲集「優しい歌」 作品61、歌曲集「幻影」作品113、
デュパルクのセレナード、悲しい歌、ローズモンドの館、
ため息、法悦、旅への誘い、ラヴェルの5つのギリシャ民謡。
ピアノはジェラール・ヴィスで、1995年8月にロンドンの
セント・ジョンズ・スミス・スクエアで収録されている。
フランス語の響きもあるけれど、ますます癒しの音楽である。
私はフォーレのピアノが好きなのだが、ジェラール・ヴィスが
何とも優しい音色を引き出しており、あまりに心地よすぎる。

PHILIPS 446 686-2

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2015年7月28日 (火)

アルフレッド・ブレンデル 14

昨日は、クリスティアン・ゲルハーヘルによる
シューマンの歌曲集「詩人の恋」を聞いたのだが、
ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウのCDを出してみた。
1985年の録音で、ピアノはアルフレッド・ブレンデルである。
歌曲集「詩人の恋」作品48とリーダークライス 作品39
1985年7月17-24日にベルリンで収録されている。
ブレンデルのピアノに聞き惚れてしまう。感動の名盤だ。
いかにもブレンデルという音色で、演奏解釈も独特だが、
強い個性を放っているようで、歌曲のピアノパートの枠は、
決して超えない。香り出すような豊かな表現でありながら、
音楽はこの上なく引き締まって、硬質な一面も併せもつ。
フィッシャー・ディースカウの歌は、この1980年代になると
ずいぶん柔らかい歌声になっているが、早口はますますで
このかなりの速めのテンポが、歌が要求したものなのか、
ピアノが設定したものなのか…流れるような展開である。

PHILIPS 416 352-2

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2015年7月27日 (月)

クリスティアン・ゲルハーヘル 5

2004年の録音でクリスティアン・ゲルハーヘルによる
シューマンの歌曲集「詩人の恋」 作品48、
6つの詩とレクイエム 作品90、ライオンの花嫁 作品31-1、
哀れなペーター 作品53-3、ベルシャザル王 作品57。
ピアノはゲロルト・フーバーで、2004年6月15,16日と
7月26,27日にミュンヘンのバイエルン音楽スタジオで収録。
歌もピアノも音楽をすごく丁寧に扱っている印象に感動する。
特に「詩人の恋」は素晴らしい。ゲルハーヘルの歌には、
フィッシャー・ディースカウのイメージが重なるところがあって、
ゲロルト・フーバーのピアノも精妙な描き込みが冴えわたる。

RCA 82876 58995 2

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2015年7月26日 (日)

東京の風景から 58~浅草

猛暑の中、厳しかったのだが、浅草まで歩いてみた。
大した距離ではないのだけど、六区を経由して、
日曜の混雑を抜けていくのは、それだけで疲れる。

20150726b

浅草らしい写真を撮ってこようと思ったのだが、
雷門の前は、記念撮影の観光客だらけで、
少し先の吾妻橋に行ってみた。こちらは人がいない。
スカイツリーとアサヒビールの金色のウンコ。
食器のデザインでも有名なフィリップ・スタルクの設計。
ウンコではなく、炎のオブジェである。浅草の象徴だ。
私が学生の頃からあったが、もう25年ぐらいになるか。

20150726c

吾妻橋よりの隅田川の風景。川は少し涼しく感じる。
都営浅草線に乗って、三崎口行で真っ直ぐ横浜へ。

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東京の風景から 57~鷲神社

黒門亭の後、入谷から浅草鷲神社へ。

20150726a

来週、我が家に新しい車が来るので、
「交通安全」のお守りをいただいてこようと。
親しみのある神社の方が守ってくれそうで、
酉の市の熊手でお世話になっている鷲神社。

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黒門亭でかゑる・菊丸・和助・南喬

今日だけ出掛けられそうな余裕があったので、
久しぶりに黒門亭に行ってこようと二か月ぶりの東京だ。
お目当ては、菊丸師匠と南喬師匠でうれしい顔付け。

第1部
桃月庵はまぐり:子ほめ
柳家かゑる:花飛爆誕
古今亭菊丸:鰻の幇間
翁家和助:太神楽曲芸
桂南喬:壺算

前座さんははまぐりさんで、お馴染みの「子ほめ」。面白い。
毎度、聞いている「子ほめ」なんだけど、楽しくて仕方がない。
思った。落語で笑いたければ、落語を聞くな!ということ。
二か月ぶりに聞いたら、「子ほめ」が面白くて、自分でも驚き。
落語を好きになる要素がある人で、はじめて聞いた落語、
それが一番面白くて、だからこそ…落語が好きになったはず。
たくさん聞いて、詳しくなっていくうちにますます面白くなっていく…
ということもあるだろうけど、やはりはじめての喜びにはかなわない。
続いて、かゑるさんが、後輩の花飛さんをネタにして漫談。爆笑。
師匠の獅堂さんに似てきたな…って、思った。毒も効いている!
ちょうど季節の旬のネタということはあるのだけど、菊丸師匠に
「鰻の幇間」を演ってほしいな…って、何となく期待していたら、
芸人の「真似馬鹿」のマクラから幇間の話題に…ズバリ!来た。
素晴らしい。お見事!菊丸師匠の「愛宕山」とかも最高だけど、
幇間の一八が、実にいいのだ。一見、ドジなように見えるけれど、
それは幇間の習性であり、実は細かいところがあって、神経質。
だからこそ、騙されたとわかった瞬間、人が変わってしまうのであり、
店に対する苦情、女中さんへのお小言がはじまる。古今亭の型で
志ん朝師匠の演出が基本になっているので、お酒もお新香も…
そして肝心の鰻も本当は不味かった…という設定になっているが、
連れてきてくれた客の顔を潰さないようにと無理に褒めるのであり、
口から出る言葉と表情が微妙に一致しないところが笑いである。
不味い鰻を食べる仕草は、志ん生師匠の演り方が原型だとか。
ちなみに文楽一門の「鰻の幇間」は、鰻は美味しかったのだけど、
一八が騙されたことに腹を立てて、女中さんに八つ当たりをする。
仲入り後は和助さんの曲芸から。黒門亭での和助さんは二度目。
話も楽しいし、毎回、書いているけれど、黒門亭での太神楽って、
大好きだ。あの空間で、音や振動が空気を伝わってくるのに感動!
今日のトリは南喬師匠で、ネタは出ていなかったのだが、「壺算」。
こちらもまあ、お馴染みの噺だけど、やっぱり何とも味があった。
三円ごまかして、道具屋を騙してやる!という悪質な感じではない…
どうしても気付かない道具屋さんが、困り果てている姿につい、
聞いているこちらも応援したくなってしまう…そんな「壺算」である。
やはり噺家さんのお人柄が、高座に現れるのだ。ずるい噺だけど、
詐欺の噺ではない。江戸っ子の遊びの域で納めておかないと。

20150726

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2015年7月25日 (土)

バイエルン放送交響楽団

ベルナルト・ハイティンク指揮バイエルン放送交響楽団による
2011/2012シーズンの演奏からマーラーの交響曲第9番。
2011年12月15,16日にミュンヘンのフィルハーモニーで収録。
ハイティンクのマーラーで交響曲第9番の演奏は、この数年前の
ウィーンフィルでのライブも明るめの音色が印象的だったのだが、
ここでの演奏も同じ方向性を感じる。深刻に重くなり過ぎない…
暖色系の音色を引き出しつつも渋さと折り目正しさは独特であり、
バイエルン放送交響楽団の極めてハイレベルな完成度もあって、
近年のマーラー演奏においても間違いなく頂点を行く存在だ。
このマーラーの大作に挑むのに少しの気負いもなく、自然体で
音楽に没入してしまうのではない…程よい距離感を保ちつつ、
客観性とバランス感覚ある音楽が築かれるのは、こちらにとっても
聞いていて、実に心地よい。ベルナルト・ハイティンクは昔から
大好きな指揮者なのだが、このとき82歳であろうか、歳を重ね、
現在がますます素晴らしいという、本当に感動的なマーラーである。
不思議なぐらいに時間の経つことを感じさせない79分53秒。

BR 900113

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2015年7月24日 (金)

7月24日の感想

実は先週、今週とほぼ毎日という感じで
入院中の父のところへ面会に通っていて、
さすがに疲れた。というのもこの暑さが原因だ。
普段は夕方に行って、晩御飯に付き添ってくるのだけど、
今日は用事があったので、14時に行って、雨も降って、
蒸して、風もなく、その暑さといったら堪えた。厳しい。

夕食後に見たいテレビ番組もなかったので、録画してあった
「日本の話芸」の当代文楽師匠の「鰻の幇間」を見たのだが、
(今日は土用の丑の日で)、鰻屋に上がったあたりから
熟睡してしまって、気付いたら下足番のサゲだった。
「ああ、あの下駄は、お伴さんが履いていかれました…」
困ったものだ。何やってるんだか。早寝しろ!ってこと。

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2015年7月23日 (木)

ヴラド・ペルルミュテール 15

ヴラド・ペルルミュテールを年代順に聞いてきたが、
今回の1992年のマズルカが最後の録音であろうか。
まずは1990年10月9日の録音でショパンのスケルツォ第3番、
ベートーヴェンの「ワルトシュタイン」と同じときに収録されたもの。
続いて1992年7月1-3日に録音されたマズルカで、13曲を演奏。
3つのマズルカ 作品59、3つのマズルカ 作品63、ハ長調 作品24-2、
ロ短調 作品33-4、嬰ハ短調 作品41-1、変イ長調 作品41-4、
ハ長調 作品56-2、ハ短調 作品56-3、ヘ短調 作品68-4
そして1986年5月21,22日の演奏からマズルカを3曲収録。
イ短調 作品17-4、嬰ハ短調 作品30-4、嬰ハ短調 作品50-3
1983年3月29日のタランテラ、会場はすべてワイアストン・レイズ。
1992年の13曲のマズルカが、ここでの中心となる録音ではあるが、
美しい音色ながら、やはり枯れた味わいであり、慈しみにあふれている。
ショパンの絶筆ともされるヘ短調作品68-4が最後に演奏されており、
ペルルミュテールの到達した境地が示されているのかと考えてしまうが、
それから10年後、98歳になった2002年にパリで亡くなっている。

Nimbus CSM1032

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2015年7月22日 (水)

ズービン・メータ 3

ズービン・メータ指揮コヴェントガーデン王立歌劇場による
プッチーニの歌劇「西部の娘」で、後半の第2幕と第3幕。
1977年6月にロンドンのワトフォード・タウンホールで収録。
ジョンソンがミニーの部屋に訪ねてくる幸福の絶頂にはじまり、
銃弾に倒れ、怪我を負ったジョンソンを匿い、自身を賭けて、
保安官のランスとカードの勝負をする…という緊迫した展開、
ちょうど「トリスタンとイゾルデ」の第2幕みたいだが、やはり
この悲劇的な色合いに支配されての盛り上がりには感動する。
結局は、喜びの表現から絶望の底に突き落とされるところに
歌劇の面白さがある。そこに夢中になって、物語に引き込まれ、
またプッチーニが見事に演出しているのだ。痛みの激しさと
力強い迫力で、メータがリアリティある音を生み出しており、
本当に素晴らしい演奏。こういう録音が残されているのだから
歌劇「西部の娘」ももっとメジャーになってもおかしくないのだが、
なかなか聞けない。シノーポリとかで聞いてみたかったかも。
マゼール盤があったと思うので、いずれぜひ聞いてみたい。

DG 474 840-2

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2015年7月21日 (火)

ズービン・メータ 2

ズービン・メータ指揮コヴェントガーデン王立歌劇場による
プッチーニの歌劇「西部の娘」で、今日はその前半の第1幕。
1977年6月にロンドンのワトフォード・タウンホールで収録。
歌劇「西部の娘」は去年もセバスティアン・ヴァイグレの最新盤を
聞いたのだが、とにかく聞くチャンスがないので、忘れてしまう。
物語もすっかり抜けてしまったので、まずはそこから振り返らないと。
西部というのは、開拓時代のアメリカが舞台であり、鉱山の町の
酒場「ポルカ」での事件である。訪ねてきたディック・ジョンソンは
実は盗賊の首領であり、まだ若いプラシド・ドミンゴが歌っている。
保安官ランスはシェリル・ミルンズ、ミニーはキャロル・ネブレット。
メータの指揮はいきいきと音楽を運んで、しなやかに勢いに満ち、
プッチーニの魅力が全開である。楽しいし、一気に聞いてしまう。
有名な場面とかはないのだが、聞き手を夢中にさせる力がある。

DG 474 840-2

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2015年7月20日 (月)

ウィグモア・ホール 2010

ウィグモア・ホールのライブ・シリーズから
クリストファー・モルトマンの独唱による
シューベルトの歌曲集「美しい水車小屋の娘」 D.795
ピアノはグレイアム・ジョンソンである。
2010年12月8日にウィグモア・ホールでライブ収録。
三大歌曲集のシリーズもこれにて完成だが、感動的だ。
繊細に歌い込んだクリストファー・モルトマンに合わせ、
グレイアム・ジョンソンがここでも実に優しい表情を見せる。
微妙なニュアンスが、各瞬間で自在な色合いを生み出し、
こんなにも柔らかいタッチは、他では聞けるものではない。
グレイアム・ジョンソンは、本当に素晴らしいピアニストだ。
なんて美しいシューベルトなのだろう。奇跡の滑らかさ。

Wigmore Hall Live WHLive0044

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2015年7月19日 (日)

アンドレ・プレヴィン 10

アンドレ・プレヴィン指揮ウィーンフィルのR.シュトラウス。
交響詩「英雄の生涯」(独奏はライナー・キュッヒル)
4つの最後の歌(ソプラノ独唱はアーリーン・オジェー)
1988年11月22,23,25,28日にウィーン楽友協会大ホールで収録。
1980年代後半のウィーンフィルの名演とは思っているのだけど
プレヴィンの温厚路線が、少々雄大に緩めの印象も作りだして、
録音としては、会場の音をより自然に捉えているのかもしれないが、
いまひとつ焦点が絞り切れていないような感じがして、残念である。
大いに豊かな響きではあるが、やはり私は、シャープな演奏が
好きなのかもしれない。いや、録音がシャープならば満足なのかも。
プレヴィンの調和のとれた色彩感覚、バランスのいい音楽作りで
この「英雄の生涯」が悪いはずがない。ウィーンフィルは魅力的!
あともう少しだけ、緩急に変化をメリハリ付けてほしい感じだろうか。

TELARC CD-80180

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2015年7月18日 (土)

ホルヘ・ボレット 21

ホルヘ・ボレットの演奏を年代順に聞いているが、
今日はドビュッシーの前奏曲集。16曲が選ばれている。
デルフィの舞姫(第1巻より)、ヴィーノの門(第2巻より)、
雪の上の足跡、パックの踊り、とだえたセレナード、
野を渡る風(第1巻より)、ヒースの茂る荒地、
風変わりなラヴィーヌ将軍、カノープ(第2巻より)、
西風の見たもの、亜麻色の髪の乙女、ミンストレル、
沈める寺(第1巻より)、水の精、月の光がふりそそぐテラス、
花火(第2巻より)。1988年9月にサンフランシスコで収録。
モノトーンな色彩ながら、微妙な光の戯れが輝きを放っており、
こんなにも美しい表現があるのかとハッとする瞬間ばかりである。
ピアノの音色を丁寧にコントロールして、細部にまで耳を傾け、
優しさと愛情に満ちた音楽は、ニュアンスも極めて豊かで、
まさに大家の芸風。これは感動的だ。格調高い洗練の極み、
同時に親しみやすさも兼ね備えて、本当に名ピアニストである。

DECCA 0289 480 7363 4

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2015年7月17日 (金)

ジャック・ルヴィエ 5

このところ、ずっとワーグナーを聞いていて、少し熱を冷まそうと
今日は癒しのフランス室内楽を聞いている。ジャック・ルヴィエのピアノ、
ジャン・ジャック・カントロフのヴァイオリン、フィリップ・ミュレルのチェロ、
というトリオで、ドビュッシー、ラヴェル、フォーレのピアノ三重奏曲。
1985年10月20,21日と1987年9月27,28日にライデンで収録。
パリ音楽院時代の若き日のドビュッシーによるピアノ三重奏曲は、
ずっと幻の作品であったようだが、1986年に初めて出版されて、
この録音が1987年ということだから、当時は発見であったろうし、
私もこれが最初ではないかと…他で聞いたことってあっただろうか。
ラヴェルのピアノ三重奏曲は大好きなのだけど、素晴らしい演奏。
ジャック・ルヴィエのピアノは最高だし、弦の二人も何ともいい音色。
そしてフォーレである。室内楽をたくさん残したが、ピアノ三重奏曲は
少々地味な印象もあるのだけど、後期の作品で聞けば聞くほどに感動。
やはり私は、ドビュッシー、ラヴェル、フォーレというとたまらなく好きだ。

DENON COCO-70853

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2015年7月16日 (木)

ギュンター・ノイホルト 14

ギュンター・ノイホルト指揮による「ニーベルングの指環」で
楽劇「神々の黄昏」から今日はいよいよ第3幕を聞いている。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場で1995年の収録。
ジークフリートの記憶がよみがえりつつ、これまでの場面が
振り返られていく第2場は格別に好きであり、その透明感は
圧倒的なのだけど、ノイホルト指揮のこの「指環」の演奏だが、
正直なところ、もっと渋く、地味な印象かと思っていたのだが、
本当に素晴らしい。名演だ。重厚な響きと美しい音色が
見事に共存して、ワーグナーの音楽の魅力を最大限に
表現しきっている。ジークフリートの死から葬送行進曲への
緊張感、迫力には感動した。ブリュンヒルデの自己犠牲も
派手さはないが、しっかりと密度高く音楽が展開されていて、
引き込まれる。この「指環」は高く評価されるべき名盤だ。

DOCUMENTS 224056

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2015年7月15日 (水)

ギュンター・ノイホルト 13

ギュンター・ノイホルト指揮による「ニーベルングの指環」で
楽劇「神々の黄昏」から今日は第2幕を聞いている。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場で1995年の収録。
第2幕の冒頭でアルベリヒのオレグ・ブリヤクは終わりだが、
この何とも不気味な情景は、実は好きである。恐ろしい緊張感。
寝ているハーゲンの枕元に立ち、指環の呪い、復讐を誓わせる。
ギュンター・ノイホルトの指揮は、基本的に速めのテンポで進み、
細部にまで冴えわたり、合唱も加わって、素晴らしい迫力だ。
大いに盛り上がった後の第5場で、ブリュンヒルデ、グンター、
ハーゲンの三人が繰り広げる駆け引きの場面は感動的!
ブリュンヒルデは、ハーゲンの策謀にはまり、ジークフリートの
背中にある弱点を喋ってしまう。何という上手い展開だ。

DOCUMENTS 224056

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2015年7月14日 (火)

ギュンター・ノイホルト 12

ギュンター・ノイホルト指揮による「ニーベルングの指環」で
楽劇「神々の黄昏」第1幕の第2場から後半を聞いている。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場で1995年の収録。
序幕からの間奏で「ジークフリートのラインへの旅」が終わると
第1幕の舞台はギービヒ家で、グンターとハーゲンを中心に
またガラッと雰囲気が変わるのだが、それがまた実にいい。
ジークフリートに対抗して最も活躍するのがハーゲンだが、
歌っているのは、マルック・テルヴォ。素晴らしい迫力である。
グンターはボド・ブリンクマンで、この人は1987年から6年間、
1992年までバイロイト音楽祭に出演していた。最初の年は、
バレンボイム指揮の「トリスタンとイゾルデ」でクルヴェナール、
翌年からは同じくバレンボイム指揮の「ニーベルングの指環」で
「ラインの黄金」のドンナーと「神々の黄昏」のグンターを5年、
さらには1990年のレヴァイン指揮の「パルジファル」では、
クリングゾルを8月17日の公演で急遽、代演したらしい。
グートルーネはガブリエレ・マリア・ロンゲだが、この人は、
「ワルキューレ」でジークリンデも歌っていた。そうした配役。
序幕から第1幕はまさに長丁場だが、ノイホルトの指揮は、
だれるところがない。それより第3場などは、冴えている。

DOCUMENTS 224056

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2015年7月13日 (月)

ギュンター・ノイホルト 11

ギュンター・ノイホルト指揮による「ニーベルングの指環」で
今日からは楽劇「神々の黄昏」。序幕と第1幕第2場まで。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場で1995年の収録。
いつも思うのだが、ついにここまで来たかといよいよ大詰めで
音楽も圧倒的な充実度だし、ここでの演奏もまた素晴らしい。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場の演奏は、他には
聞いたことがないけれど、しっかりとした重厚な響きながら
音色は明るく、「指環」に関しても手馴れている感がある。
ジークフリートはエドワルド・クックに代わり、私は好きである。
序幕の後半で、カルラ・ポールのブリュンヒルデとの二重唱は
たっぷり聞かせられてしまう。ノイホルトの指揮がきびきびと
緊張感途切れずに一気に持って行く感じでそれも魅力的だ。

DOCUMENTS 224056

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2015年7月12日 (日)

ラサール四重奏団 6

ラサール四重奏団でブラームスの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いている。今日は第1番 ハ短調 作品51-1
1978年12月にハンブルクのフリードリヒ・エーベルトハレで収録。
この第1番を覚えたのは、アルバン・ベルク四重奏団の来日公演で
サントリーホールでの演奏がFMで放送されて、カセットに録音して、
繰り返し、繰り返し聞いていたのだが、私の中での基本はそれだと…
それからこのラサール四重奏団の演奏を聞いて、本当に偉大な作品。
緻密でクリアな感覚は極めて現代的なのだが、一方で音色の点では、
ラサール四重奏団の音は古風に懐かしく感じられるところもあって、
親しみあるが、過剰な思い入れがないのと表情付けを行わないので、
1970年代後半から1980年代にかけて、新鮮な印象を与えたのだろう。

DG 437 128-2

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2015年7月11日 (土)

クラウディオ・アバド 21

クラウディオ・アバド指揮ウィーンフィルによる演奏で
ベートーヴェンの交響曲全曲を収録順に聞いている。
今日はカンタータ「海上の凪と成功した航海」にはじまり、
ポリーニの独奏による合唱幻想曲 ハ短調 作品80、
そして交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」である。
1986年9月にウィーン楽友協会大ホールでライブ収録。
「田園」との組み合わせで国立歌劇場合唱団が加わった…
「海上の凪と成功した航海」と合唱幻想曲が聞けるというのが、
何ともうれしいし、アバドならではの企画だなって思うのである。
アバドとポリーニの協演による合唱幻想曲はお馴染みの作品
というようなイメージもあるのだけど、ポリーニが素晴らしい。
ピアノの音色の粒立ちのよさが際立って、圧倒的な輝きだ。
アバドの「田園」を久しぶりに聞いたけれど、改めて感動。
ウィーンフィルの美音を最大限に引き出し、これぞ名演だ。
この日は、最初にレオノーレ序曲第2番が演奏された。

DG F32G20206

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2015年7月10日 (金)

7月10日の感想

6月2日に入院となってしまった父が、
一か月経って、だいぶ回復したということで
リハビリを専門としている病院に転院できた。
新しい病院で10時に入院手続きということで
今日は朝早くから出かけて、たいへんだった。
そしてこの一週間、相談・見学というのが続いて
無事に済んで、安心できたら、どっと疲れが出た。
いや、新しい環境というのは、家族にとっても
面会するにも慣れないし、不安な日々は続く。

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2015年7月 9日 (木)

ギュンター・ノイホルト 10

ギュンター・ノイホルト指揮による「ニーベルングの指環」で
楽劇「ジークフリート」の第3幕第1場から後半を聞いている。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場で1994-1995年の収録。
これまでもよく書いているが、「ジークフリート」の第2幕までと
この第3幕からで音楽の印象がガラッと変わるようにも思われ、
それは大蛇を倒し、指環がジークフリートのものになったからか、
ミーメの元を離れ、独立して歩みはじめる…ということなのか、
いずれにしてもジークフリートの成長が、そこにはあると思う。
ストーリーとしては、第2幕までの冒険物語が面白いのだが、
しかしこの第3幕の音楽の充実度は圧倒的なものがあり、
とにかく深く感動して、偉大である。ここでの演奏も素晴らしい。
ノイホルトの指揮も力強く、鳴りっぷりもよくて、大満足である。
ブリュンヒルデのカルラ・ポールが再び登場で「神々の黄昏」へ。

DOCUMENTS 224056

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2015年7月 8日 (水)

ギュンター・ノイホルト 9

ギュンター・ノイホルト指揮による「ニーベルングの指環」で
楽劇「ジークフリート」の第2幕第2場から第3幕第1場。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場で1994-1995年の収録。
今日は有名な「森のささやき」の場面からで、大蛇が目を覚まして、
ファフナーとの決闘へと進んでいくのだが、いつもながら楽しい。
劇場でのライブ録音だし、自然な高揚感で盛り上がっていくのだが、
それにしてもしっかりと描き込まれて、安定しているし、素晴らしい。
ミーメの企みは大失敗で、ジークフリートに絞め殺されるのだけど、
その振る舞いはいかにも乱暴であり、残されたジークフリートは、
何とも孤独である。英雄はいつも裏切られ、影が付きまとうのか。
その孤独によって、第3幕へとつながる…そういう筋なのだけど。
第3幕は、今日のところは、ウォータンとエルダによる前半のみだが、
ここがまた感動的だ。エルダはオルトルン・ヴェンケルで、この人は
1975年から1980年にかけて、バイロイト音楽祭に出演しており、
ブーレーズ指揮の「指環」で、やはりエルダを歌っていた。そちらは、
「ラインの黄金」と「ジークフリート」に出演だが、ここでの録音では、
「ジークフリート」のみだったらしい。この後、続く「神々の黄昏」では、
第一のノルンも歌っており、その配役はバイロイトでも同じである。

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2015年7月 7日 (火)

ギュンター・ノイホルト 8

ギュンター・ノイホルト指揮による「ニーベルングの指環」で
楽劇「ジークフリート」の第1幕第2場から第2幕第2場。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場で1994-1995年の収録。
ミーメは癖の強い役柄だが、ここでもたいへん存在感があり、
それに比べるとどうもジークフリートが弱い印象がある。
録音がウォルフガング・ノイマンの声を拾っていないというか…
第1幕第3場では、ジークフリートがミーメを圧倒する勢いで
恐れを知らない破天荒な若者という雰囲気が欲しいのだが。
そして第2幕である。冒険的な要素が楽しくて仕方ないのだが、
ファフナーはサイモン・ヤング、アルベリヒはオレグ・ブリヤクで、
サイモン・ヤングは「ラインの黄金」ではファゾルトを歌っていて、
ここではファフナー(大蛇)の役に回っているので、面白い。
第2幕第1場で、指環を守る大蛇の前でやり合っている…
ウォータンとアルベリヒの緊迫の攻防も大好きである。

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2015年7月 6日 (月)

ギュンター・ノイホルト 7

ギュンター・ノイホルト指揮による「ニーベルングの指環」で
今日からは楽劇「ジークフリート」。第1幕第2場の途中まで。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場で1994-1995年の収録。
私は昔から「ジークフリート」が大好きで、細部まで緻密な作りで
実際に面白いと思うのだけど、ここでのノイホルトの指揮も
やはり素晴らしい。奥深いところまで冴えわたっているという
しっかりとした実感がある。最初に登場するのはミーメだが、
ハンス・イェルク・ヴァインシェンクで、この人は「ラインの黄金」で
ローゲを歌っていた。第1幕はミーメが大活躍で、実にいい。
ジークフリートはウォルフガング・ノイマンで、「神々の黄昏」では、
「ワルキューレ」のジークムントでエドワルド・クックに代わるので
まだ若いジークフリートが、ウォルフガング・ノイマンということだ。
さすらい人のウォータンは、今回もジョン・ウェグナーである。
第2場でウォータンとミーメが問答を交わし、これまでの物語を
振り返っていくところは特に好きだ。ここでも主導動機は明解。

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2015年7月 5日 (日)

ウィグモア・ホール 2010

ウィグモア・ホールのライブ・シリーズから
クリストファー・モルトマンの独唱による
シューベルトの歌曲集「白鳥の歌」 D.957
アンコールに秋 D.945と冬の夕べ D.938
ピアノはグレイアム・ジョンソンである。
2010年4月20日にウィグモア・ホールでライブ収録。
私は「白鳥の歌」の世界が大好きで、とにかく暗いけど、
クリストファー・モルトマンが、引き締まった歌を聞かせる。
グレイアム・ジョンソンのピアノは軽く、静寂の響きだが、
その絶妙な崩し加減、力の抜き方がたまらない。感動。
一歩引いたところで優しく、優しく、ピアノを奏でるのだが、
その歌の向こう側にいる存在感があまりに大きいのである。
本当にグレイアム・ジョンソンって、なんて素晴らしいのだろう。
絶望的な緊迫感をそれほど強調するでもなく、自然な音色だ。
ここでもテーマは、シューベルトの最後の年「1828年」であり、
アンコールの「秋」「冬の夕べ」が、また深い意味を持っている。

Wigmore Hall Live WHLive0049

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2015年7月 4日 (土)

トーマス・ヘンゲルブロック 1

トーマス・ヘンゲルブロック指揮NDR交響楽団で
ドヴォルザークの交響曲 第4番 ニ短調とチェコ組曲。
2012年6月5-8日にリューベックのコングレスハレで収録。
ヘンゲルブロックのドヴォルザークで、ずっと聞いてみたいと
気になっていたのだが、やっと聞けた。明るい音色で爽やか。
交響曲第4番は、それほどたくさんは聞いていないけれど、
初期の作品番号の付いた交響曲では、ドヴォルザーク的な
美しい旋律が流れて、独特な雰囲気の感じられる作品であり、
私はお気に入りである。いかにも若書きの印象はあるけれど、
そうした作品の真の価値を引き出すことにヘンゲルブロックは
興味があるのか?楽しく聞かせてくれる。稚拙な感じはするが
そこにこそ面白さがあるのであり、狙いは的中しているのである。
NDR交響楽団もヴァントやブロムシュテット、エッシェンバッハ、
そしてドホナーニとその頃に比べ、生まれ変わった感がある。
チェコ組曲は人気の作品で、私も大好きなのだが、感動的だ!

SONY 88725464672

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2015年7月 3日 (金)

ジェームズ・レヴァイン 5

1980年代のウィーンフィルをいろいろ聞いているが、
今日は、ジェームズ・レヴァインの指揮による
スメタナの連作交響詩「わが祖国」を聞いている。
1986年6月にウィーン楽友協会大ホールで収録。
ウィーンフィルの「わが祖国」というのも珍しそうだが、
その独特な響きが、かえって個性を発揮しており、
それを引き出しているのがレヴァインで、感動する。
アメリカ人の指揮者とウィーン風な音色…というので、
自由な可能性が広がるのかもしれないけれど、新鮮。
ということを書いていて、いま思い出したが、そういえば、
アルノンクール盤もあった。改めて聞いてみたくなるけど、
レヴァインのこのしなやかな音楽は、やはり素晴らしい。
雄大に聞かせるところときびきびとした動き、その変化は
実に冴えていて、この自在な発想はまさに天才的だ。
現在のレヴァインも好きだけど、この時代の演奏は、
若々しくて、活気に満ちて、その気持ちよさは最高!

DG 431 652-2

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2015年7月 2日 (木)

ギュンター・ノイホルト 6

ギュンター・ノイホルト指揮による「ニーベルングの指環」で
楽劇「ワルキューレ」から今日は第3幕を聞いている。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場で1994-1995年の収録。
第2幕も圧倒的に素晴らしかったし、第3幕まで聞き終えて、
ノイホルト指揮の「ワルキューレ」は、非常に優れているなと
ワーグナーの傑作であり、名演も数多いが、その中でも
私はたいへんに感動した演奏で、「ジークフリート」以降にも
期待が高まる。ドイツの地方歌劇場ということで、この録音でも
スター歌手はいない…ということが書かれているが、しかし
ウォータンがブリュンヒルデに別れを告げて、炎を掛ける、
有名なフィナーレだけど、ジョン・ウェグナーの歌に聞き惚れる。
オーケストラも誠実に取り組んでいるということに尽きるけれど、
それが魅力なのであって、他に何を求める必要があろうか。
セバスティアン・ヴァイグレ指揮のフランクフルト歌劇場による
「指環」の録音は出ているが、ドイツの歌劇場で、ベルリン、
ミュンヘン、ドレスデンといった有名どころ以外の歌劇場も
ぜひ聞いてみたいと興味が湧いてしまう。やはり本場だ。

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2015年7月 1日 (水)

ギュンター・ノイホルト 5

ギュンター・ノイホルト指揮による「ニーベルングの指環」で
楽劇「ワルキューレ」から第2幕の第2場途中から後半。
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場で1994-1995年の収録。
ブリュンヒルデのカルラ・ポールだが、第2幕の冒頭部分など
勇ましいワルキューレの場面では、少々ヒステリックな感じで
絶叫のイメージが残ってしまったのだが、物語は展開して、
ウォータンの真意やジークムントとジークリンデの運命を
理解してからは、深みがあると改めてここで気付かされる。
その悲劇に彩られたジークムントだけど、第3場で登場であり、
ここからは明らかに生気を失っているけれど、何とも感動的。
暗雲立ち込めて、悲痛な響きが引き出されるところでの
ワーグナーの音楽って、本当に素晴らしい。それがここでの
「ワルキューレ」第2幕の後半であり、何度聞いても夢中になる。
フンディングの迫る角笛が遠くに…不気味に鳴り響いて、
荒々しくウォータンが現れる…その緊迫感など、何ともいえない。

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