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2015年8月31日 (月)

ロンドン交響楽団

サー・コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団で
シベリウスの交響曲を収録順に聞いていきたいと思う。
第5番と第6番だが、第6番が2002年9月28,29日、
第5番が2003年12月10,11日に、ロンドンの
バービカン・センターでライブ収録されている。
この夏はシベリウスの交響曲を聞かなかったので
ロンドン交響楽団のライブ・シリーズで楽しみたい。
このオーケストラ独特の明るく色彩豊かな音色で、
北欧の冷たい感触とはちょっと違っているのだが、
コリン・デイヴィスにとっては、三度目の交響曲全集。
いきいきとした表情で、活気のある響きが素晴らしい。
音楽の冷たい世界より…熱い想いを感じるが、魅力的。

LSO Live LSO0037

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2015年8月30日 (日)

ヘルベルト・ブロムシュテット 5

ヘルベルト・ブロムシュテットの指揮による
シュターツカペレ・ドレスデンの演奏を聞いていきたい。
モーツァルトの交響曲第40番と第41番「ジュピター」
1981年8月14-18日にドレスデンのルカ教会で収録。
今日のモーツァルト解釈からするとゆったりとしたテンポで
穏やかな空気が漂っているのだが、明るい音色だけど、
シュターツカペレ・ドレスデンの演奏はここでも渋くて、
やはりファンにとっては、たまらない感動なのである。
伝統を感じる…この木質な仕上がりは、素晴らしい。
旧東ドイツというのと1980年代という時代を感じる。

DENON COCO-73147

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2015年8月29日 (土)

クリストフ・フォン・ドホナーニ 16

クリストフ・フォン・ドホナーニの指揮による
クリーブランド管弦楽団のチャイコフスキーだが、
交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」と
歌劇「エフゲニー・オネーギン」からポロネーズ
1986年10月28日にマソニック・オーディトリアムで収録。
ロシア的な演奏ではなく、清々しい研き抜かれた音作りで
ドホナーニのファンとしては、何とも気持ちのいい爽快感だ。
スッキリとした響きで、スムーズな音楽の進行は独特だが、
動きや加速のあるところでのしなやかな感覚は魅力であり、
少々薄味な感想に物足りなく思う人もいるのだろうけれど、
ドホナーニといえば、こういう人である。これでいいのだ。

TELARC CD-80130

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2015年8月28日 (金)

クラウディオ・アバド 22

クラウディオ・アバド指揮ウィーンフィルによる演奏で
ベートーヴェンの交響曲全曲を収録順に聞いている。
今日は交響曲 第7番 作品92と第8番 作品93。
1987年2月にウィーン楽友協会大ホールでライブ収録。
まさにウィーンフィルの音色によるベートーヴェンであり、
解釈としてはスタンダードだし、自然体な仕上がりだ。
特別な要素は盛り込まれていないので、いまの感覚だと
多少、物足りない印象もあるし、ひと時代、昔の演奏…
という感想が出てくる。このCDが発売されたときには、
大いなる感動をもって、大歓迎で迎えられたのだが、
その後の1990年代に解釈の大きな変更が加えられ、
わずか十年ちょっとの間に…アバドもベルリンフィルと
新しい交響曲全集を録音することになったのには、
そこに理由が見付けられるのである。聞くと明らかで
残念ながら、この録音は存在が霞んでしまったようだ。
第8番は、ウィーンフィルの美観が活かされて、名演。

DG F32G20202

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2015年8月27日 (木)

ラサール四重奏団 7

ラサール四重奏団でブラームスの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いてきた。今日は第2番 イ短調 作品51-2
1979年12月にハンブルクのフリードリヒ・エーベルトハレで収録。
ブラームスの弦楽四重奏曲はブラームスなのだけど、それが…
キッパリというか、これが絶対だ!という確信に満ちた演奏で
その辺がやはりラサール四重奏団である。本当に素晴らしい。
切れ味の鋭さなど、あまりにカッコよすぎて、鮮やかで明解。
久しぶりに聞いているが、私は好きで、やはり決定盤だと思う。
ラサール四重奏団で全三曲を聞き終えたが、ふと思ったのが
アルバン・ベルク四重奏団のこれまた名演が聞きたくなった。

DG 437 128-2

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2015年8月26日 (水)

圓朝速記~真景累ヶ淵(八)

切れ場の前で、(七)の終わりに書いてあるのだが、
奥方の死から季節は過ぎ、冬を迎えた翌年の十一月に
本所北割下水の座光寺源三郎という旗本が家来供も
召捕り吟味中ということで、深見新左衛門が宅番を
仰せ付けられている。そして十一月二十日のこと、
隔番の勤めで、その日は出ていなかったのだが、
屋敷で酒を飲んでいると庭の植込みに現れたのが…
「狸の所為(しわざ)か」と新左衛門は斬りつけて。

新左衛門は、座光寺源三郎の屋敷に宅番で勤めていたが、
ある夜、売卜者(うらないしゃ)の梶井主膳が、源三郎と
妻のおこよを引きさらい逃がそうと攻め込んだために
役目柄、新左衛門は止めようとするものの突き殺され、
深見の家は改易となってしまう。妾のお熊は娘とともに
深川の網打場に引き込み、若様新吉は、門番の勘蔵に
引き取られ、大門町の知るべの者を頼って育てられる。
お熊の娘というのが、後に新吉に深く関わるようになり、
下総羽生村でひとつにつながるのだが、それは先の先。

その潰れた屋敷に帰ってきたのが総領の新五郎である。
菩提所へ行って、父母の話を聞き、何たる因果因縁かと
青松院の墓所で腹を切ろうとしているところを止めたのが、
谷中七面前の下総屋惣兵衞という質屋の主人である。
新五郎はその実を隠し、下総屋に奉公することになり、
店の中働で女中のお園に遭遇するのだが、このお園が
宗悦の娘であり、敵同士がここへ寄り合うという偶然。
新五郎はお園に死ぬほど惚れて、親切にしているが、
敵同士の虫が知らせるか、お園は側へ寄られるだけでも
身毛立つほど厭に思って、碌に口もきかない…という。

お園が感冐(ひきかぜ)の様子で寝込んでしまうのだが、
新五郎が寝ずの看病をして、薬を取りに行き、ついでに
氷砂糖を買って来る。葛湯にして、そして蜜柑を買って来る。
九年母(くねんぼ)を買ってくる。九年母というのは、同じく
ミカン科の植物であり、果実は香りと酸味が強いとのこと。
香橘。よく橙(だいだい)と呼ばれるのが、九年母のようだ。

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2015年8月25日 (火)

ホルヘ・ボレット 22

ホルヘ・ボレットの演奏を年代順に聞いてきたが、
独奏ではこれが最後の一枚となり、シューベルトで
ピアノ・ソナタのイ長調 D.959とイ短調 D.784である。
1989年1,2月にロンドンの聖バルナバス教会で収録。
ロマンティック・ヴィルトゥオーゾのシューベルトであり、
似てはいないが、ホロヴィッツの方向性に近いような…
晩年のソナタでも深刻さはなく、明るく清々しい表情、
美しい音色が何とも魅力的である。歌にあふれて、
ベートーヴェン的な交響性を目指すのではない…
ここでも愛情に満ちた音楽は、素直に楽しいのである。
じっくりと描き込まれており、説得力ある表現に感動!

DECCA 0289 480 7363 4

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2015年8月24日 (月)

ピエール・ブーレーズ 2

ピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団によるバルトークで
カンタータ・プロファーナとバレエ音楽「かかし王子」を聞いている。
1991年12月にシカゴのオーケストラ・ホールで収録されている。
DGでのブーレーズによるバルトークの再録音で、一通りの作品が
取り上げられているが、この「かかし王子」のCDがスタートであり、
発売と同時に買ったのだが、もちろんそのときは、これらの作品は
聞いたことがなかったし、しかし素晴らしい音楽と演奏で、すっかり
気に入ってしまって、名盤である。しかしどちらの作品も珍しくて、
「かかし王子」に関しては、ブーレーズ以外では聞いたことがない。
ということで、今日は久しぶりに聞いてみている。やはり感動的だ。
ブーレーズのバルトークは最高である。それに異論はないだろう!

DG 435 863-2

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2015年8月23日 (日)

アンドレ・プレヴィン 12

アンドレ・プレヴィン指揮ウィーンフィルによるR.シュトラウスで
交響詩「ドン・ファン」と交響詩「ドン・キホーテ」を聞いている。
1990年11月29,30日、12月3日にウィーン楽友協会大ホール。
これぞ理想の名演であると思う。何と美しい音色でしなやかな…
速いところでの流麗さはこの上ないし、華麗な響き、その優雅さ、
歌うところではじっくりと聞かせ、とにかく感動!最高である。
まず「ドン・ファン」で、これが究極だな!と思ってしまうのだが、
「ドン・キホーテ」のチェロ独奏はフランツ・バルトロメイであり、
お馴染みのライナー・キュッヒルとヴィオラのハインリヒ・コル、
ウィーンフィルの首席奏者がそれぞれの独奏を担当しており、
ソリスト型の演奏ではなく、まさにウィーンフィルの交響詩。
結果的に何かが突出するのではなく、全体のバランスであり、
それが心地よいし、より魅力的にも響いて、本当に素晴らしい。
プレヴィンの描き方がいいし、ウィーンフィルの音にも世界がある。

TELARC CD-80262

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2015年8月22日 (土)

スヴャトスラフ・リヒテル 6

先週、アシュケナージでスクリャービンの練習曲を聞いたが、
スヴャトスラフ・リヒテルのモスクワでのライブ盤を出してきた。
スクリャービンの12の練習曲 作品2-1, 8-5, 42-2,3,4,5,6,
8-11, 42-8, 65-1,2,3、ピアノ・ソナタ 第6番 作品62で
練習曲が1952年1月14日、ソナタが1955年6月20日、
ミャスコフスキーのピアノ・ソナタ 第3番が1953年3月12日、
プロコフィエフのピアノ・ソナタ 第7番が1958年6月29日。
リヒテルが西側にデビューする前の1950年代のモノラル録音。
別のライブで、すべてスクリャービンというプログラムの演奏も
持っているのだが、1972年のワルシャワでの演奏だったか?
こちらはモスクワでの録音である。リヒテルは豪快かつ緻密だ。
スクリャービンの練習曲は、もうちょっとクリアな音で聞きたいと
古いので仕方ないのだが、ソナタ 第6番は圧倒的感動である。
ミャスコフスキーとプロコフィエフのソナタも驚異的な名演。

MELODIYA 74321 29470 2

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2015年8月21日 (金)

圓朝速記~真景累ヶ淵(七)

続いて、十二月二十日のこと、鍼の痕の具合が悪い…
奥方のために按摩を呼び入れたのだが、新左衛門は
宗悦に見えてしまい、そこでの表現がすごいのである。

と振返って見ると、先年手打にした盲人宗悦が、
骨と皮許(ばか)りに痩せた手を膝にして、
恨めしそうに見えぬ眼を斑に開いて、斯う乗出した時は、
深見新左衞門は酒の酔(えい)も醒め、ゾッと総毛だって、
怖い紛れに側にあった一刀をとって、…

斬りつける新左衛門だが、宗悦の姿はなくなり、
奥方を斬って、死なせてしまうのである。
圓生師匠の「宗悦殺し」では、新左衛門は乱心して、
隣の屋敷に暴れこんで、寄って集って斬り殺され、
深見の家はお取り潰しになる…という展開だが、
圓朝師匠の速記では、その場は、奥方を病死として
届け出て、年末(くれ)のうちに野辺送り、新しい年を迎え、
春になり、夏が行き、秋が過ぎて、十一月二十日の晩…
この先は(八)に続くのである。ここは知らなかった。

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2015年8月20日 (木)

8月20日の8563

20150820

写真は今日の夕方の8563(八五郎さん)だが、
昨日の午後、ガソリンを入れてきて、33.50l入れて、
最初の17日間の燃費(平均値)は、11.5km/lだった。
高速で長距離を走れば、もっともっと伸びそうだけど、
街中で信号に止まりながら走っていれば、こんな感じか。
でも前の車に比べれば、倍近く走って、さすがにエコカー。

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2015年8月19日 (水)

ヴラド・ペルルミュテール 16

ヴラド・ペルルミュテールを年代順に聞いてきたが、
Nimbusに残された14枚のCDはすべて聞き終えて、
1972年の来日時に録音された近代フランス作品集。
ラヴェルのソナチネ、ドビュッシーのピアノのために、
映像 第1集、そしてフォーレの主題と変奏 作品73である。
1972年12月13,14日に東京のイイノ・ホールで収録されている。
Nimbusの一連の録音よりも古いが、ペルルミュテールの演奏が、
技巧的にも音色の点でも圧倒的に鮮やかであり、響きが美しく、
何よりもその輝きに感動する。あまりにも素晴らしい演奏だ。
40年以上も昔とは思えない…いま音楽が生まれているような
目の前で楽器が鳴り響いているような呼吸が伝わるのであり、
録音の点でも優秀である。日本の技術って、本当に一流だ。
しかしこのディスクは、昔からDENONの国内盤で出ていたけど、
海外にも紹介されているのだろうか。ペルルミュテールは偉大で
この何とも心に響いてくる音楽を世界中の人に聞いてほしい。

DENON COCO-70699

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2015年8月18日 (火)

ウォルフガング・ホルツマイアー 2

ウォルフガング・ホルツマイアーとイモジェン・クーパーによる
シューベルトの三大歌曲集を収録順に聞いていきたい。
ザイドルの詩による歌曲で、「白鳥の歌」の「鳩の便り」にはじまり、
月に寄せるさすらいの歌 D.870、憧れ D.879、この世の幸福 D.866-4、
反抗D.865、続いて、レルシュタープの詩による生きる勇気 D.937、
秋 D.945を挟みながら、歌曲集「白鳥の歌」の7曲が歌われる。
そしてハイネの詩による6曲で、最後に再びザイドルの詩による
「白鳥の歌」の最終曲で「鳩の便り」、子守歌 D.867で締めくくられる。
1994年1月にアイゼンシュタットのハイドン・ザールで収録。
ウォルフガング・ホルツマイアーの囁くような優しい歌声が心地よく、
そして実は一番興味あるのが、イモジェン・クーパーのピアノなのだが、
歌に合わせて、軽やかであり、深刻になり過ぎない柔らかい響きだ。
歌曲のピアノパートという点では、個性的な表現で出過ぎることもなく、
スタンダードだけど、後半のハイネの詩による歌曲は素晴らしい。

DECCA 478 4272

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2015年8月17日 (月)

ジェームズ・レヴァイン 6

ジェームズ・レヴァイン指揮シカゴ交響楽団による
ストラヴィンスキーの歌劇「エディプス王」を聞いている。
テーバイの王エディプスをフィリップ・ラングリッジ、
王妃のヨカスタをフローレンス・クィヴァー、
ヨカスタの弟クレオンをジェームス・モリス、
預言者ティレシアスをヤン・ヘンドリック・ローテリング。
1991年7月にシカゴのメディナ・テンプルで収録。
久しぶりに「エディプス王」を聞いてみたくなって、
レヴァイン盤を出してみた。ずっと聞いていなかった。
圧倒的に鮮やかな音色で、力強い音楽に感動する。
レヴァインはいいな!って、すっかり引き込まれるのだが、
でもやはり…バルトークの「青ひげ公の城」の方が好き。

DG 435 872-2

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2015年8月16日 (日)

アンドレ・プレヴィン 11

アンドレ・プレヴィン指揮ウィーンフィルによる
R.シュトラウスを聞いているが、今日はアルプス交響曲。
1989年11月22-24日にウィーン楽友協会大ホールで収録。
夏というとどうしても聞きたくなる定番が、アルプス交響曲だ。
ウィーンフィルのこれぞ!という名盤である。素晴らしい響き。
交響詩を実に聞かせ上手のプレヴィンだが、絵画的ともいえる…
こういった作品で、映画的に派手な効果を求めてしまいそうだけど、
プレヴィンは各楽器の音色を丁寧に音にし、そのバランスが特長で
結果的にウィーンフィルの魅力が、この上なく引き出されている。
色彩的効果も十分だが、一切の誇張は存在せず、実に自然体。
プレヴィンが乗りに乗っていた時期であり、久しぶりに聞いてみても
何でこんなに夢中にさせるのだろう…って、アルプスのどの情景も
登山におけるどの場面でも、音楽は感動にあふれているのである。

TELARC CD-80211

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2015年8月15日 (土)

ウラディーミル・アシュケナージ

アシュケナージの新しい録音でスクリャービンの独奏曲。
練習曲 作品2-1、マズルカ 作品3-6,7,10、
練習曲 作品8-5,7,10,11,12、4つの前奏曲 作品22、
8つの練習曲 作品42、3つの小品 作品45、
ワルツ風に 作品47、3つの小品 作品52、
2つの小品 作品57、アルバムの一葉 作品58、
2つの詩曲 作品63、2つの詩曲 作品69、
2つの詩曲 作品71、焔に向かって 作品72
5つの前奏曲 作品74という傑作ぞろいの78分46秒。
2014年9月から12月にサフォークのポットンホールで収録。
初期のショパン風スクリャービンにはじまり、作風が確立されて
いかにもスクリャービンという響きが引き出されていく過程は、
たいへんに興味深い。作品42の練習曲が、全曲収録されて、
アシュケナージの演奏で聞けるのは何ともうれしいのだが、
超絶技巧の難曲だと思うのだけど、すっかり力みが取れて、
このリラックスした雰囲気には、味わいを感じるのである。
まさに熟練のピアノである。柔軟だ。これまで聞いてきたのは、
リヒテルのライブ盤だったので、豪快に力技で圧倒するのとは、
アシュケナージはずいぶん印象が違っている。こちらも感動的。
ピアニストとしてもかなり早くピアノ・ソナタ全集を完成させていたし、
指揮者としてもスクリャービンのスペシャリストで、練習曲や詩曲の
こうした作品集がこれまで存在しなかったことの方が不思議だ。
ラフマニノフに関してもスクリャービンもアシュケナージにとって、
仕上げの段階に来ているのだと思うが、偉業を残してくれた。
気合いの入れ過ぎはないところで、真剣な姿勢が伝わってくる。
最後にスクリャービンの息子ユリアンの前奏曲 作品3-1が、
アンコールのように収録されているが、1908年生まれの少年は
神童として、ピアノの演奏と作曲に才能を発揮していたそうだが、
1919年に11歳の若さで船の転覆事故で亡くなってしまっている。

DECCA 478 8155

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2015年8月14日 (金)

圓朝速記~真景累ヶ淵(六)

そういえば、「宗悦殺し」の続きで、深見新左衛門の
乱心の場面が残っていたのだ。そこに行く前に
葛籠の見付かった長屋の衆のその後が語られて、
死骸の入った葛籠を盗んだ上方者は、所払いに
そして葛籠を横取りした賭博打(ばくちうち)二人は、
(圓生師匠は、駕籠舁(かごかき)の二人としている)
賭博兇状(ばくちきょうじょう)と強迫(ゆすり)兇状で
佃島へ徒刑となった。そちらはそれで片付いたのだが、
深見家の方では、奥方が「御酒の上とは云いながら
気の毒な事をした」と気を病んで、寝込んでしまい、
按摩を呼び入れての鍼の一件となるのである。
ここでの表現で「鍼に動ずる」というのが出てくるが、
鍼を打って、一時的に激しい痛みが出ることは、
「病が動じる」といって、治療の効果があった…
ということのようである。ここでの奥方は、その後、
「鍼を打った口からジクジクと水が出るよう」になり、
その按摩も逃げ出して、失敗ということのようだが。

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2015年8月13日 (木)

圓朝速記~真景累ヶ淵(五)

「宗悦殺し」の話を知っている人ならば、葛籠の中に
死骸の入っていることはとっくにわかっているのだが、
「四方が油紙の掛って居る此方の片隅を明けて
楽みそうに手を入れると、グニャリ、」…
「まあまあ待ちねえ己が見るから、
とまた二度目に手を入れると今度はヒヤリ、」…
「冷てえ人間の面ぁみた様な物がある」…
「今度は思い切って手を突込むとグシャリ、」
なんて描写は、実に気持ち悪い。というのも
暗闇の中、手さぐりで葛籠の中をあさっているのである。
指先に触れたものが、血に濡れた死骸だったらと思ったら、
ゾッとする。実に引き込まれて、映像的な情景だ。

ひとつ気になるのが、圓朝師匠は、葛籠を盗んだ…
上方者のことを「欲張り」とか、ずいぶん悪く言っていて、
「彼奴(あいつ)は長屋の交際(つきあい)が悪くって、
此方から物を遣っても向から返したこたぁ無いくらいだから、
其様に気を揉むこたぁ無いけれども、仕方がねえから
大屋さんを起すが宜い」とか、言いたい放題である。
明治の頃には、上方の人は、江戸落語を聞く人なんて、
そうはいなかったかもしれないので、よかったろうけれど
現在ではこうして、全国の人の目に触れてしまうので、心配。

ここまでが、「宗悦殺し」の場面だが、圓朝師匠も速記で
「これが怪談の発端でござります。」としている。
宗悦が埋葬されたのは、谷中日暮里の青雲寺。
実在のお寺だそうだ。谷中七福神の恵比寿神で
住所は、東京都荒川区西日暮里3-6-4である。

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2015年8月12日 (水)

8月12日の8563

20150812

今日の夕方、外出した際に撮ってきた…
我が家の8563(八五郎さん)だが、ここ数日、
雨が降っているので、斑点状の汚れが出ている。
ガラスに映り込んでいるのは、夕方の曇り空。

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8月12日の感想 2

日航機墜落事故から今日で30年だそうだ。
小学校6年生だったのか?覚えているけれど、
臨時ニュースが出たのが、夕方の時間帯で
お盆の前のまさにこの蒸し暑い夏の盛りで
季節感としてもその情景を思い出すのである。
羽田から西に向かって飛び立った飛行機が、
迷走して、ついには群馬県に墜ちたということに
衝撃を覚えた。トラブルの発生から墜落までの
その混乱の時間を思うとあまりに恐ろしかったのだ。

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8月12日の感想

体調は戻ってきたのだが、熱もないし、
食欲もあって、おいしく食べられて、
咳は少し出て、痰も絡んでいる感じがするけど
どうも鼻の調子があまりよくなくて、頭が重い。
洟が出るわけでもないし、詰まってもいないが、
鼻を中心にして、頭がボーっとしているのである。
こういうときに音楽を聞いたりしても…あまり
よい感想も出てこないと思うので、よしにした。

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2015年8月11日 (火)

8月11日の8563

我が家の8563(八五郎さん)の燃費(平均値)は、
11.0km/lの前後をうろうろしていて、先週、日中に
渋滞の中をちんたら走っていたら、9.5km/lに落ちてしまって、
その後、バイパスをしばらく走って、すると11.2km/lまで上がり、
高速をずっと走っていれば、まだまだ上がりそうなのだが、
普通に街中を走るのでは、どうやら10km/lぐらいのようだ。
近所を走って、60km/hで一定走行って、あんまりないし。
でもネットに書き込まれているノート・ユーザーの燃費記録を
見ていると15km/lから20km/lの数字を叩き出しているので、
交通事情しだいだな…というのを感じる。まだまだ模索中。

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8月11日の感想

今日は三遊亭圓朝師匠の御命日である。
亡くなられたのは明治33年8月11日。
圓朝まつりで全生庵に行っていたときには、
よくお墓参りをさせていただいたが、
その機会もなくなってしまって、残念である。
谷中から千駄木の周辺にまた行きたいな。

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2015年8月10日 (月)

8月10日の感想

夏風邪はそれほど深刻な状況ではなく、
昨日よりもずっとよい心持ちだったのだが、
お盆休みに入る前に念のためにと思って
近所の内科に行ってみたところ、土曜日から
すでにお盆休みに入っていた。本日休診。
それでは仕方ないし、これ以上悪くしないように
大人しく過ごすことにして、今日も早寝しよう。
風邪薬を飲んでいるからかもしれないが、
このところの睡眠時間って、異常に長い。
時間だけでなく、熟睡しているので、驚き。

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2015年8月 9日 (日)

8月9日の感想

体調が思わしくなかったので、一日中、寝ていた。
夜も寝て、昼も寝て、まだ寝られるのだから、不思議。
ずっと寝不足の日々が続いていたので、ここで解消か。
夏風邪って、はじめての気もするのだけど、この暑さの中、
身動きが取れないのは、いかにも苦しい。寝ていると
体中が痛くなってくるし、寝返り打つと咳が出る。
食欲はあって、おいしく食べている。あと水分は補給。

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2015年8月 8日 (土)

8月8日の感想

喉が痛いのは治ったのだが、熱もないし、
食欲もあって、おいしく食べているけれど、
今回もまた咳だけ残ってしまって、辛い。
毎回である。この咳だけは、嫌になってしまう。
ちょっとしんどいので、今日も早寝しよう。
薬も飲んだけど、眠って、休んで、治さないと。

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2015年8月 7日 (金)

クリスティアン・ゲルハーヘル 6

2007年の録音でクリスティアン・ゲルハーヘルによる
シューマンの歌曲集(第2集)を聞いており、
スペインの歌芝居 作品74~メランコリー、
リーダークライス 作品39、5つの歌曲 作品40、
6つの詩~ある画家の歌の本より 作品36
竪琴弾きの歌 作品98b~第4曲、第6曲、第8曲、
歌曲集「スペインの愛の歌」 作品138~第2曲
隠者 作品83-3。今回もピアノはゲロルト・フーバーで
2007年8月1-4日にミュンヘン高等音楽院で収録。
有名なところでは、リーダークライス 作品39だが、
何とも優しい響きのピアノにはじまり、ゲルハーヘルも
囁くような…音楽を大切にしている印象に感動する。
ゲロルト・フーバーのピアノは、本当に素晴らしい。

RCA 88697168172

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2015年8月 6日 (木)

8月6日の8563

20150806

夕方、8563(八五郎さん)のLEDヘッドランプを点灯して
写真を撮ってみたのだが、あんまりわからないか。
前のローレルがキセノンランプだったので、それに比べると
LEDの方が暗いそうなのだけど、決してそんなことはなく、
十分に明るいと思う。LEDは省エネで、発電を抑える役割。

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8月6日の感想

何年か前に母が、扁桃腺が腫れて入院したことがあり、
風邪だと思っていたのが、原因は扁桃腺だったのだが、
それ以来、定期的に耳鼻咽喉科に受診していて、今回も
その点が心配だったのだけど、臨時で診察を受けてきたら、
喉が赤くなっているけれど、扁桃腺は大丈夫で…ひと安心。
夏バテから来た風邪であろう。昨日は熱も高かったので、
インフルエンザも流行っているそうで、そちらも心配だったが、
大丈夫だった。薬を一週間分もらってきて、昼食後に飲んだら
夕方には平熱に戻って、驚き。でも先生に言われてきたのが、
一時的に薬でよくなってもまた戻ってしまうから、一週間は、
しっかり薬を飲むようにと…完治するまで。その通りになった。
こちらの先生は、母が入院したときから…ずっと鼻、口、喉を
看て下さっているので、よくわかってくれているらしい。感謝。
実は私も喉が痛くて、他人事ではなく、今日も早寝しよう。

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2015年8月 5日 (水)

8月5日の感想

この続く猛暑の中、毎日のように
入院中の父のところに面会に出掛けて、
退院後に入所する施設探しも先週ぐらいから
相談と見学に頻繁に出掛けて、疲労もピークで
ついに母が熱を出してしまった。さすがに困った。
この暑さとストレスで寝不足も続いているし、
私だって、疲労は限界である。正念場だ。
今日も早く寝ることにしよう。厳しい夏である。

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2015年8月 4日 (火)

カラヤンの1960年代 13

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリンフィルによる
オネゲルの交響曲第2番と第3番「典礼風」
そしてストラヴィンスキーの弦楽のための協奏曲
交響曲第2番とストラヴィンスキーの協奏曲は、
1969年8月の夏のサンモリッツにおける録音。
交響曲第3番は、1969年9月にベルリンで収録。
これらの演奏は、以前からダウンロードした音源で、
お気に入りで聞いていたのだが、あまりに素晴らしいので
改めてCDを手に入れた。この時期のカラヤンは充実の極み、
恐るべき集中力と緊張感で圧倒的な説得力による演奏である。
オネゲルの交響曲は素晴らしいな…って思いつつ、他では、
デュトワとヤンソンスぐらいでしか聞いたことがないので、
詳しくはないけれど、カラヤンの音はやはり重厚な気もするが、
それ以上にこの力強さに感動して、色彩も輝きも最高だ!
でも考えてみるとこの交響曲「典礼風」が1946年の作品であり、
第二次世界大戦への鎮魂の想いが込められているのだろうけど、
録音されたのが1969年だから、いま以上に新しい作品という
そうした意識が演奏者にも聞き手にも当時はあったのであろう。
それにカラヤンが取り組んだというところに特別なものを感じる。

DG 447 435-2

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2015年8月 3日 (月)

8月3日の感想

ものすごく眠い。疲れ果ててしまった。
こういう感じなので、寝付きはいいのだが、
夜明け頃、目が覚めてくるともう眠れない。
いろいろと考え込んで、悩んでしまう。
入院中の父のことである。心配とかではなくて、
事態はもっと深刻であり、これから父は
どうやって生きていったらいいのか?

医師というのは、治療が上手くいかないと
逃げることばかりを考えて、言い訳しかしない。
医者って、何だ?医療って、何だ?
何で医者になったのだ?人の命を救いたい…とか、
苦しんでいる人を助けてあげたい…とか、
怪我や病気を治してあげたい…って、
そういう思いがあったから、医師になる道を
選んだのではないのか?志したのではないのか?
そんな青臭いこと、バカバカしいから書くな!って、
言われてしまう?くだらない?医療の限界を感じる。
現実とは、本当に悲惨なものであり、助けてくれない。

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2015年8月 2日 (日)

ノートの最初の日

20150802a

神奈川日産にて、新旧二台を並べて、記念撮影。
ローレルは18年間、お疲れさまでした。
これだけ長い時間乗っていると別れが悲しい。
今日からはノートの「8563(八五郎さん)」。
コンパクトカーで、エコドライブ生活をスタート!

20150802b

まずはガソリンを満タンにしてきて、
瀬谷区の田舎道にて、記念撮影。
これまで2500CCの車に乗っていたのに
今度は1200CCで、なのにキビキビ動いて、
意外に速くて、慣れるまで気を付けないと。
車体が軽いので、走り方がだいぶ違う。
燃費の向上を目指して、運転を模索中。

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2015年8月 1日 (土)

ローレルの最後の日

明日、我が家に新しい車が来る。
これまで乗ってきたのは日産のローレルで
気に入っていたし、18年も乗ってしまった。
故障もなかったのだけど、塗装がダメになってしまい、
この暑い中、ついにはエアコンもストップという…悲劇。
石井和紘建築研究所で働いていたときの収入を
つぎ込んで買ったのだと…それを思うと懐かしい。
こんなにも長い間、無事に走ってくれたことに感謝だ。
なんて書いていると…寂しくなって、泣けてしまう。

それで新しい車のナンバーだが、数字選びで
小ゑん師匠の「下町せんべい」にちなんで
「8563」にした。八五郎さん。まもなく会える!

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