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2015年8月14日 (金)

圓朝速記~真景累ヶ淵(六)

そういえば、「宗悦殺し」の続きで、深見新左衛門の
乱心の場面が残っていたのだ。そこに行く前に
葛籠の見付かった長屋の衆のその後が語られて、
死骸の入った葛籠を盗んだ上方者は、所払いに
そして葛籠を横取りした賭博打(ばくちうち)二人は、
(圓生師匠は、駕籠舁(かごかき)の二人としている)
賭博兇状(ばくちきょうじょう)と強迫(ゆすり)兇状で
佃島へ徒刑となった。そちらはそれで片付いたのだが、
深見家の方では、奥方が「御酒の上とは云いながら
気の毒な事をした」と気を病んで、寝込んでしまい、
按摩を呼び入れての鍼の一件となるのである。
ここでの表現で「鍼に動ずる」というのが出てくるが、
鍼を打って、一時的に激しい痛みが出ることは、
「病が動じる」といって、治療の効果があった…
ということのようである。ここでの奥方は、その後、
「鍼を打った口からジクジクと水が出るよう」になり、
その按摩も逃げ出して、失敗ということのようだが。

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